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二百文字シリーズ

毒リンゴを配るお婆さん(二百文字小説)

朝街に行くと毒リンゴを配るお婆さんがいた。


「毒リンゴはいらんかね?」


当然毒リンゴと明言され、誰も欲しがる人間はいない。


「お婆さん、何故毒リンゴを配ってるんだ?」


私は不思議に思ってお婆さんに尋ねる。


「毒リンゴを欲しがらないってことは、誰も人を殺したくないという程、街が平和だということだろう。それを確かめているのさ」


この話を聞いて、目から鱗が落ちた。



この街なら――問題なく犯罪者の自分が隠れられそうだ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一転、二転、三転して……たった200文字で完成してるのが凄いです! 面白かったです。
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