表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/2

高校生はお金が必要だ

高校生にとって、1番の悩みとは何か。

それはお金であると思う。


高校生は何かといってお金がかかる。高校生の平均のお小遣いは1カ月、約5千円。

だが、もちろん、そんな金額で十分とは言い難い。オシャレしたいと思って、洋服を買いに行くと必ず1着、3000円近くかかるし、某夢の国に行こうと思うと往復の電車賃と昼飯代合わせて1日1万円以上。それどころか、友達と帰り道、どこか寄り道しようと思ったが最後、カラオケでもファストフードでも一回、約500円。

こんな感じで、高校生は何かとお金に困る。


バイトをすればいいじゃないという人もいるだろう。でも、高校生は何かと忙しいのも事実だ。部活に趣味、やりたいことだっていっぱいある。大人としてはふざけるなと言いたいかもしれないが、どんなに多くても1時間、1000円のバイトじゃ、高校生はなにかを犠牲にするしかないのだ。


前述した通り、高校生は金がかかる。そして、俺、遠藤 悠も絶賛、お金で困っている。


俺はファッションなどには全く興味がない。何にお金を使っているかというと、もちろん趣味、アニメ関連だ。

今までは、何とか買いたかった本を諦めたりして、月5000円をやりくりしてきたけれど、今月ついに、ずっと追ってきたライトノベルが5冊に、漫画も3巻、発売延期から半年、ようやく発売される人気シリーズのゲームが重なり、今月の想定出費が1万円を簡単超えた。どれも初回限定も欲しく、なかなか5千円に抑えてられない。


「うーん、どうしようかな」


今日も今月の出費予定リストを眺めて、自室で苦渋の決断を考えていると、


「お兄ちゃん、ちょっと降りて来て」


一階から、妹の声が聞こえた。


「後で行くよ!」


俺がそう応えると、妹は階段を駆け上がると、扉をドンドンと叩く。


「お兄ちゃん来て。お兄ちゃん宛に封筒が届いるよ」


妹が扉の向こうからそう言ってくる。


俺宛に封筒?

何だろう、何かに応募して当たった記憶もないし、学校にも一応、ちゃんと行ってはいるから、それ関連ではないし。

友達?いや、月に1回、LINEをするかしないかの友達から、何も無しに封筒が送られえくるわけないし。


「相手ってわかる?」


「分からない。どこにも書いてないし」


怪しいな。

俺、変なサイト開けた記憶もないんだけどな。

一応、確認するか。


「わかった、行くよ」


俺は送り主不定の封筒を確認するために部屋の扉を開けた。

少しでも続きが気になると思ってくださったら、ブックマークや広告下の☆マークで評価してください。

執筆の励みと共に作者が歓喜します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ