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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その6:主席・国王・子爵編
83/189

【RA2 industry緊急事態とセブンであります!】

国を間違っていたので修正:インドルティア→インドルティナ

「Red pepper Connection」



「シスター、RA2 industry本社と出張所全部と支店に緊急事態発生!

出張所を作ったドロイドをType-Cも付けて同じ装備で…

まず本社へよこしてくれ、その後はシマリーン国の工場も回る事になると思う」


『マスター、昨日のうちにオーダーが来ていた切り替え式転移門に

関係しているのですか?』


「そうだ、美雨メイユイとラーナとエステルからも連絡が来て

支店からリーゼロッテ、本社から一美からも…これは盲点だった

直ちに向かうので切り替え式転移門は本社へ全部送ってくれ」


『イエス、マスター』


『ダーリン、何があったの?』


「いや、肝心な事を忘れていた…事務所があっても

RA2 industryには倉庫か1つも無い!やってしまったあああ」


『おぢちゃん…まだまだ甘いわね』


「ぐはぁ!キアーラの言葉が一番刺さるわ」



+++++++++++++++++++



まず本社の工場横に大きさは縦50m横50m高さ20mだが

手を当てて【空間拡張】技能で中身を縦100m横100m高さ50mの

空調付きに拡大して更に中には縦50m横50m高さ30mの

12度・5度・-20度保存の別格納倉庫を作り切り替え式転移門を付ける


これと同じ倉庫を

〔RA2 industry宙夏そらなつ

〔RA2 industryインドルティナ〕

〔RA2 industryフリーダム〕

の事務所横に建てて行く


しかし〔RA2 industryロリアマーナ支店〕は建てる場所が少ないので

大きさは縦10m横10m高さ10mというありえない小ささだが

内部拡張で中は同じサイズしてあるが外は壁一面がドアかもしれない


〔RA2 industryシマリーン出張所〕が工場横の空きスペースに

倉庫だけ建てられたわけだが、中に大きいガラス窓と扉と小さい

事務スペースにビジネスフォン1個という装備です

倉庫前に監視カメラとインターフォンを付けたので新たに支店と

双方向ドアで繋いであるので必要時にベリィか美来に向かってもらいます



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「最後は〔RA2 industryインドルティナ〕の倉庫にして良かったわ

すでに完了したら夜中の2時だもの」


『マスターお疲れさまでした』


「ラーナ、昼前にルティナデリーのほうにも紹介しておこうか」


-------------------


アムリタやラニも店主のカーンもラーナを見てびっくりしていた

機械だと言われたら誰も信用しないよね…指先の熱線でチキンに

焼き目を入れられるので納得してもらえました


昼時に厨房へ立ってもらいました…オーダーが入れば同じように作ります

これで問題はありません。



『ショウ様、本当に手伝ってくれる人が来ました!』


『いやー今日の売り揚げもいいぞー』


『今日の昼売り上げ項目です、オーダーメモをスキャンしていたので

全部記憶しています…チキンが多めに出ましたね』


ラーナがメモを書き上げて行く



『すごい…数が全部出てますよショウ様!』


「ラーナ、今後も頼むぞ」


『イエス、マスターでは通常勤務に復帰します』


『あ!消えた…ショウ様ラーナさんが消えました!』


「アムリタさん、一瞬で移動できる機能が入っているので驚かないでください

来る時もあんな感じですから…そういえば東洋ってどの辺にあって

どんな所か知ってます?」


『東にあって…ショウ様みたいな人が居る、までしか知りません』


『私も詳しくは知らないな、たまに旅で来る人が居るぐらいで

カマンダル国王様なら知っているかも』


アムリタへ3ボタン式小型携帯端末を渡す、丸い1から3までのボタンと

通話と通話を切るボタンしか無い機器だが1を押すとラーナという表示は出る

2を押すと自分のビジネスフォン端末0000に着信する

3はまだ割り当てていない、使い方を教えて何かあったら連絡をと言って

アマンダル国王様の所へ向かった。



+++++++++++++++++++



『ショウ殿、久しぶりじゃのう』


「カマンダル国王様、今日はお尋ねしたい事があって参りました」


『ほう、知っていることは文官からでも伝授してやるぞ』


「東のほうに…私みたいな人が住む東洋という国があると聞きましたが

位置など詳しい事が判らないでしょうか?」


『ふむ…本当は機密文章もあるので国外の人間には見せられないのだが

国の危機を救ってくれたショウ殿なら問題なかろう、城の最下層にある

書物庫へ行けば何かあるかもしれん、行ってみるがいい』


「ありがとうございます」


案内されて城の最下層にある長い廊下と分厚い鉄の扉が5枚以上の向こうに

その部屋はあった、確かに機密文章だ…予算や武器関連に物流や造船技術など

終わったら小窓から呼んでくれと言われて鉄の大扉を閉められる

テレポートで出たら大騒ぎになるか、どれ資料を見て記録もするか



「Red pepper Connection Scouter Mode」


インドルティアは海にも面しているのか、だから他の国と交易があるわけか

結構大きいなこの国は、宙夏そらなつ国ぐらいはあるぞ

【サーチ検索】東洋の国関連…向こうにあるのがそうか、見てみるか

あ…あああ!これってありえん、確かに東にあるけどさ


緯度はそのままハワイぐらいの経度で大陸は左右が逆転しているのか?

宙夏そらなつ国まで来るにしても位置から考えて何ヶ月…いや動力無しの船なら

半年はかかるぐらい遠いよな、こっち旅の人へで聞き取り調査したのもあった


====================

東洋の国「ハポン」小さい国だが拳銃や刀などは全て規制されて大きい刃物は

持っただけで見回り組に捕まってしまう、それが嫌でハポンから新天地を目指し

脱出する人が居るのも事実、これは反乱を抑えようとするだけだと思われる


王国政ではなく選挙で選ばれた人が国を治める制度で成り立っていて

よく代わるから方針まで変更さえるので安定しない事があるのは事実


通貨はアンで最大10000アン札まで発行されている

===================


「本当かよ…確かに東洋はあった、意外とショボかった」


『確かにお粗末ですね』


「うわ…ここに居たのか、セブン」


『位置は掴めました…ハポン行きは待って下さい、私が見てきます』


「しかし黒レオタードに黒ストッキングとは、侵入作戦そのまんまだな」


『ではミッションに行って来ます』


早いな…とりあえずハポンに関してはセブンに任せよう

こっちのミッションも完了したかもしれないし見てこなくては

7日経ったからね



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



カマンダル国王へ挨拶をして内務班へ戻りカカオ豆発酵ブースへ

いい感じに…臭!発酵してるなあー中身の豆が糸を引いているぞ

【念動力】で中身を取り出して皮は重力結界の中で一気に焼却処分


カカオ豆を【ウォッシュクリーン】【ピュアドライ】で洗浄乾燥して

発酵ブースに【念動力】で並べ温度を130度に上げて焼き上げる


その間に約48000粒が入るミスリル合金の密閉できる

底がボウルのように円形になった筒型蓋付き容器を作製しておく

何故か操作機器と耐熱スクリプトが内側に書かれている


焼きあがったら皮を【スクラッチ】で全ての豆を磨くように綺麗に剥く


【テレポート】で全て筒型蓋付き容器に移し蓋をして【物体透視眼】で

中を見ながら【重力魔法】でカカオ豆に3Gをかけて顆粒一歩前にする


【念動力】と内側からの【ファイヤ】を筒型蓋付き容器にエンチャントしてあるので

1度単位の熱量で「大量の見えないグーパン」から攪拌される

ゆっくり上げていって30度から38度…45度に固定して、4日間放置しよう


剥いた皮の掃除もしないとなー集めて袋に入れて



『マスター何ですか、このいい香りは』


「ナイン、剥いたカカオ豆の皮だよ…ゴミだよ、1袋になってしまったな」


『これ、私が捨ててきます!』


「おーい、ゴミ箱あっち側だけど…」


『マスター、ナインが恍惚の顔してゴミ袋を抱えて自室に行きましたが』


「シスター何でもない…カカオ豆でツボったのかナインは、マクリミエースは

どうなってる?」


『順調です、コーティングだけお願いします』


「判った…ほぼ完成だな、どれ!んぉほぉぉォォおぉぉおおほぁうっ

ほっ!ほーっ!ほぉあーっ!ほぉああああーっ!!」


『見事な反射しないシルバー色、お疲れ様でした』


「一番無難な色というやつかなー射出口だけは白だけどね

食堂で缶コーヒーでも、船が小さいと楽だわー」


-------------------


『主、お疲れ様です』


『提督、ご苦労様です』


「2人とも、丁度いいところに居た」


自販機の飲み物を奢ってあげて調べてきた東洋の謎を話す

そしていま調査に行っているセブンの事も



「はぁ…提督、前の世界と大差ないような気がしますが飛行機もないですし

何か活気が無いような感じです、ハポンという東洋の国は」


『主、新天地を求めるというのは自国を見捨てるという事であって

アーカス公国から亡命した人たちと似ています…介入はやめましょう』


「そうだな、見てきてくれると言うんだし行かなくてもいいか」


『セブンはマスターの代わりに見聞録をまとめるだけの役割じゃないですよ』


「あれ、シスターどうしたんだ?」


『何でセブンがインドルティアに居たのかを説明しようかと思いまして』


「そういえば…自分の後を追っていたわけじゃないのに地下の書物庫にまで」


『茜さんも舞さんもマスターの指示でアカマイコンビとして

魔族都市でクビ取ってきた経験があるから判ると思いますので話します

カマンダル国王暗殺とクーデターの計画が出ていたので気づかれないよう

ナインに潰させました、全員行方不明か自然死になるようにしてあります…

首謀者は、あの書物庫へ心臓麻痺状態で時間経過したら見つかるように隠させました』


「それでセブンがあそこに居たのか!」


『主…セブンは忍者を越えてますよ』


『提督、これってあのスパイ映画しか思い浮かばないんですがあああ!』


『あら、さすが舞さんわかりましたか、要望があれば現地まで新兵器なり薬品を

作って転送してますよー今回は即効性の毒薬でしたけど』


「シスターあのセブンは7歳じゃなくて番号も掛け合わせたろ」


『資料があったんですよー確かダブルオー…』


「うわー皆まで言うなああああ!」




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