【魔族追放者と松茸であります!】
朝、久々に何事も無く起きた…まだベットの中だが昨日のうちに
機械作業室からデルタ8KTCC作製スクリプトを
自室の端末から直接送り込んだので、後は出来るまで待つだけだが
実は…インドルディアの一件でひとつだけやり残した事があるのでちょっと
出かけてくるか
って、カギを掛けようが何をしようがキアーラが布団へ侵入して
横で寝ている環境は何とかならんのか…
『おぢちゃんおはよう、いつもの朝だったわ…ふふふ』
「何故に布団へ入ってる、そのふふふが気になる」
『みんなの前では言わないから、いつものように…なでなで、して』
「しょうがないなあ、ほれほれ」
『はふーん、おぢちゃんちゅきー!』
自分の子供が大きくなったら、こんな感じが続くのかもな
朝食後にキアーラの親父の所へ行って来ますか
でも、自分の子供は上から乗っかってきて朝から舌入れ超ぶっちゅかまさないよなー
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「ゴルゴゾーラ魔族王、久しぶりです…今日はちょっと聞きたい事がありまして」
『何だ、例の書物の内容なら勘弁してくれ』
「ドナートという魔族の男について聞きたいのですが」
『…何でいま、ドナートなんだ?』
「いや、他の場所でインドル悪魔教として崇拝信仰物として祭りあげられて
ゴルゴゾーラ魔族王の名前を出したらビビっていたので何か知っているのかなと
キアーラも魔族都市を追放された魔族と言っていたので」
『キアーラはそこまで言ったのか、その…色々あってな、追放するしかなくて』
「わかりました、ドナートが騒動の中心人物であって発端がここにあったと
天界の創造神と破壊神に報告しておきます、次はここが消えるかもしれません」
『ちょっとまて、いま何と言った…破壊神だって!』
「今回のは破壊神からの依頼でインドル悪魔教を探し当てて
処分する事が出来ましたが、そうでなければ国がひとつ消える所でしたから…
私もすでに色々あって月光の最終武器で国を2つ消し飛ばしてしまい
天界から睨まれていましたが、逆に自分が天下御免の破壊許可証を託され
破壊神の代わりに地上でこのような神代行の仕事をやる羽目になってますよ」
『わかった、話すから…ドナートは人間界の本を見て魔族は一部の人から見た目で
崇拝されるんじゃないか?そうなったら酒と女は思うがままウハウハのゲハゲハだろと
吹聴して回るので問題ありとみなしたから魔族王の権限で…その、そこまで行きたいなら人間界に永久追放としたわけで…』
「ほほう、人間界にどれだけ迷惑かかるか考えずに生涯勝手(天下御免)で
人間界へ追放したと…いい度胸してるなあ!おかげでどれぐらいの数の
少女のクビが刎ねられて殺されたと思ってるんだ?」
『まさかそんな大事になっているとは思ってなかったんだ!』
「本当に自ら望んでなったインドル悪魔教の中心じゃないですか…
帰って報告書を作ります今日はお邪魔しました、次に来る時はきっと
魔族都市へ最後の審判を下しに来る時でしょう」
『待て!…魔族王として反省している!何か自らの罰があればいいんだな』
「じゃあ、結界の一部を道路から魔族都市へ通行出来るようにして
例の丸い魔石無しでも侵入退出が出来るようにしてください
王都には国王に攻め込んだら王都壊滅させて亡命するぞと言っておきます」
『そうか…それなら後でやっておく、神界への報告はコレで無かった事にしてくれ』
「あの対魔族戦争で2000人も亡くなったのも騙されたのも
情報不足からだったからで他国との交流さえあれば防げたかもしれないのに
残念です、この前に借りた玉虫色の丸い宝玉はお返しします」
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久々のシノービ村、「茜の愛の巣」の隣に「舞のらぶりー作戦室」を建てた時以来か
…2人ともネーミングで全てわかるわ
『おお!ショウ殿、久しぶりだな…あの銃のおかげで狩りは楽になったぞ』
「どうも源蔵さん、入るモノなら何でも飛ばせるのでセットしてやってみてください」
『ショウ殿、茜から聞いておるぞ…最近繁盛で忙しいらしいな』
「白頭心さん、色々と偉くなるわ取引先が増えるわ亡命者だわと大変です」
『ショウさん…夢をかなえてくれてありがとう…』
「お春さん、泣かなくていいですから…温泉も実験のひとつですから」
集会所の近くにある広い場所へ北区から見つけてきた岩を3Dモデリングで
細長いフランスパンの中身をくり抜いたような形の何かを置く、安定するように
足も付いている、PXで箱入りの備長炭を大量に買う【念動力】で
岩をくり抜いた中に並べて【ファイヤ】で均等に火を作り出し備長炭を
【念動力】で上下反対にしていく、ここで念話にて茜と舞を緊急招集!
『主、呼びましたか!』
『提督、参上しました!』
「いまこのシートの上に置いていくから…半分に切って、だっけ?
茜か舞は…詳しいかな、自分はよくわからんが網を作って並べて行くから
切っていくか考えてくれ、よいしょっと!」
『『うわああああ!松茸の山あああああ!』』
「宙夏国で全く食用にはしないというから取って保存しておいた
鮮度は落ちてないよ」
前に7区で視察の時にコッソリ夜中収穫した松茸が空間収納に残っていたので
持ってきました
『提督、香りが凄いです…王都価格で1本が金貨1枚ですよ!』
針金から【念動力】で岩に合わせて編みまくってます、枠は太いので中は細いから
結構な器用さが要求される、中に太いのを十字に入れて…と
ちゃんと一升瓶の醤油も手に入れてますよ、PXにあるんだなコレも
シノービ村、焼き松茸祭りが始まった…岩の窪んだ内側に一応は熱遮断スクリプトを
書き込んであるのでいきなり割れる心配は無いだろう
白頭心と源蔵さんと吟醸酒で一杯やっている、PXで一升瓶とぐい飲みを買ってある
久しぶりに美味い酒だと言われる、松茸には日本酒だよな
『提督、やっぱり松茸には日本酒ですよねー』
「舞、その舞の一言で焼酎派と日本酒派の大論争が勃発して普通科連隊新年会が
世界大戦並みの大惨事になったの覚えてないだろ」
『え、そんな事があったのですか!』
「ビール派も乱入してきてなあ…本部付隊幹部が連隊長に並んで土下座という
滅多に見れない光景が後にも先にもそれだけだ」
『提督!すいませんでした!なんという事をしでかしていたんでしょう…』
「あの頃から舞は男たちからモテまくっていたのに気がつかなかった自分が情けない
知っていたら回避させたのだが、舞の影響力がハンパじゃなかったんだなー」
『主、お春おばさんが松茸ご飯の分に焼く前のやつを少し分けてほしいと』
「そうか、定番の松茸ご飯があったな…持っていっていいよ、あと終わったら
醤油も持っていってください」
『ショウさん、すまないねー醤油は助かるわー』
「あ、醤油で思い出した…あった、お春さん、コレもどうぞ」
『味噌じゃないですか!大きいのが3袋も…ここ数年は
味噌がマトモに無かったんですよ』
『主、やっぱり食生活は似ていますね』
「茜、ちょっと来い…マニュアル送付、宙夏国でも場所が判っただろう
2週間に1回ここに並んでいるぐらいの大きさのヤツを炊き込みご飯ぐらいの量を
夜にテレポートで現地へ行ってサーチ検索と暗視眼を使って採取してこい…と思ったが
時期はもうすぐ終わるから、取れるだけ取ってもいいぞ」
『主、わかりました…特命は承りました』
無事に松茸祭りは終わった…定期的に日本酒を持参する事になるのか
それから台所へ高さ1.5m幅2mの両開き時間停止ロッカーと
幅1m高さ1mも魔道炉内蔵型冷蔵庫を設置した
金網を『ウォッシュクリーン』で洗って残った備長炭を物置に入れて
燃えカスを【念動力】で掃除してそのまま魔方陣で冷やし【重力圧縮】で
大きさを1/10の固まりに圧縮し穴を掘って埋める
そうだ、久しぶりに島にも行って温泉へ入ってみるか
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「うん、魔力ポンプ4機も調子いいな…第四区のお湯もいい具合だ
露天風呂の良さは髪が黒くて目も黒い人しか判らないだろうなぁ」
『主、そうですね…このお湯の質は好評でした』
『提督、住人がみんな感謝していましたよ』
「どうして2人とも一緒に男湯へ入って全裸で左右を挟む位置にいる?」
『提督、今日はここを使わない日なので大丈夫ですよ…貸切です』
『主、ちゃんとお春おばさんへ言ってきましたから…今日は誰も島へ寄こすなと』
「おい、アカマイコンビで謀ったなおまえら!」
『主…謀ったなと言いながら何でおっぱい揉んでるんですか!』
『提督、片手で2人を同時に揉むなんてどんな役得ですか…んほぉ!』
「ところで、マクミリファイブ用の5人まとめて移動出来る月光みたいな
シップを作れと母上から言われてデザインは決まったが…5人がそれぞれ
どっかーんと打ち出されるモノとか言うので、楽しみにしていて」
『主、それって必要なんですか?』
「どうか判らないけど…作らないと5人合体巨大ロボを作れと言われそうで
そうなると大きすぎるわパワーが凄いので毎度王都が壊滅するから避けたい」
『提督、何だかわかりましたが戦うたびに毎度周りの建物が破壊されるアレですね』
「舞、それだよ…そんな敵もいないし毎度何かが巨大化してたら王都が壊滅してるわ
だからマクリミファイブ射出機能付き砲塔1基のマクリミエースを作るぞ
さて、3人とも村へ挨拶して屋敷へ帰るか」
『何を言ってますか、乳揉んだならこの場で最後までサクっと済ませんかーい!』
「うわー茜がまたキレた!」
『提督、湯船の中からじっくり観察させていただきますから…先輩優先ですよ』
「舞、顕著になったなぁ」
『茜先輩の次は私ですよ、むふふふふ』
「結託してやがったなあああああ!」
石の上は背中が痛いです
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屋敷へ戻ってから緊急呼び出しで一緒に戻ったアカマイコンビの満面の笑みに
リディアやアリスに今は春燕の追求までが
ツケが溜まっていく気がするなあ…
自室の端末からマクリミエースの設計を作って発注をかける
実寸法は月光よりも小さくなるなこれは、長さ35mぐらいか?
あと監視衛星である雷でサイクロプス発射で宙夏国に
100mの大穴を開けてしまった件…これはここからでもパラメータ変更で
何とかなるんじゃないかと、イレブンとシスターに変更が可能か見てもらう
「しかし、ドナートが魔族都市を追い出された原因が…
どれだけ人間界に迷惑かかるか考えずに追い出すんだもんなあ
おかげでどれぐらいの数の少女のクビが刎ねられて殺されたと
キアーラが居なかったら今回はグーパンかましてたわ」
『おぢちゃん…魔族がやらかしてごめんね、えぐっえぐっ』
「キアーラ壁を抜けてきたか、ほらこっちへ来い」
いつもの股全開の乗っかり抱きかかえ状態から頭を撫でつつ片手は
尻押さえになっているのは慣れてきた
『人芸界へ出すのは問題あるような気がするが関係ないからいいやで
追放したのは本当よ、最終的に決めたのはお父さんじゃなくて議会だけどね』
「この事実を天界へ報告書として出したら魔界都市が破壊対象に入るかもしれん」
『おぢちゃん、報告書は出すの?』
「いや、反省しているなら魔石無しで道路から魔族都市へ入れるように
結界を解除しろと、あの対魔族戦争で2000人も亡くなったのも騙されたのも
情報不足からだったからで他国との交流さえあれば防げたかもしれないので
それが出来たら今回の報告書は出さないと」
『おぢちゃん、そーゆーところが…しゅき』
「王都には魔族都市へ攻め込んだら王都を壊滅させて
亡命するぞとクギ刺しておかなければ」




