【第ニ区、ボッタクリであります!】
第一区から第ニ区は南側になるが…実は宙夏国の第一区は
アクア・ファル共和国の中でシマリーン国は一番南側に当たるので
北側が一区だと思ったら…八区が一番北側らしい。
一区から見てバナナの端と端みたいに大陸になると見えないぐらい
向こう側がデカいそうだ、第一区は丁度中間点でありシマリーン国に近いので
前の皇帝が侵略してやろうと思ったが見事にコケたと…
あそこまで宙夏国だとは予想外でした
そりゃ縦が1200km超えますよ
そして、第ニ区が第一区から627km南側にあるので
自動操縦で寝ている間に向かってもらってます。
『ショウ様おはようございます、朝食の用意が出来ていますよ』
「おはよう、春燕中華粥かこういう朝もいいものだね」
『ショウ殿、朝から風呂に入れるのはいいものだね』
「汀洲さん、空間技法を使ってるので
中は12人が入れる広さになっています、格納庫も内部は150mありますよ」
『マスター現地の気温は暑いですね、今は30度近くあります』
「南の国という気温だね、とりあえず行ってみよう」
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上から見た状況だと異常は無かったのですグレートバゥムを空中待機させて
中央のエレベーターを使い特殊強化ガラスのチューブで降りてきました。
『第ニ区の張伶です、ショウ主席に来ていただけるとは
しかし大きい乗り物ですね』
「中に住めるような設備があります、第二区のほうで困った問題とかありませんか?」
『しいて言うなら…マンゴー・マンゴスチン・パイナップル・ライチ
スイカ・スターフルーツ・ドラゴンフルーツ、それに山のほうでキウイや桃を
作ってますが…』
「凄いですね、それだけの種類を作っているとは」
『それが、朝陽皇帝がカネが必要だからと収穫しすぎて
出荷するのがほとんど無いのですう』
「今はどれだけありますか?」
『今日収穫出来ただけでもこれしかありません…未成長は収穫できません』
10m四方に先ほどのフルーツが各種山積みになっているという状態に。
空間収納から5cmに加工した〔複製石〕を出して「転成」と言うと
そこから山積みのフルーツ消えて複製石の中に入っている、「複製」と何度も
繰り返すと先ほどの場所へ山積みのフルーツが何倍にもなって山積みになっていく
『ショウ主席!なんですかそれはあああああ!』
「伶さん、緊急措置です…これは国がひっくり返る可能性もある魔石ですが
このような状態なので税金他は安定するまで第二区は免除とします
イチナナ、いくら税金を取られていたかの確認と出荷量の確認を頼む」
『イエス、マスター』
「しかし、カネが必要だからと…何に必要だというのだろうか」
『武器の発注だと思います、あれだけの戦車砲を作るには共和国以外から
砲身を買う必要があったはずです、宙夏国には組み立てる工場あっても
砲塔を作る工場は無いんです、あと海上艦隊200隻とかを作る所は
誰も見たことが無いです』
「汀洲さん、それはここから輸出した場所が
関係しているという事ですか…」
『研究所時代に中央城の財務担当からお茶を飲みながら話した事がある
軍備関係は輸入に頼っていて宙夏国に技術力が無いので
南のほうにあるアーカス公国から軍事品を買って増強していたが
足元を見てきたのか値上がりして大変だと愚痴をこぼしていたよ
それでも何とかしろと皇帝が言うから全て民衆に税率の増加で被せるしかないと』
『マスター、イチナナですが伝票を見ましたが行き先は全てアーカス公国です
税率はやはり高いです…輸出税もかけられています、無茶苦茶ですね
"#$%%&'=~+&%#$$#"マスター、シスターから緊急連絡!
南の方向からニ区の港へ向かって5隻の船が向かっているそうです
雷で見たら砲塔が付いているので戦闘型だと思われます』
「いいタイミングじゃねーか…サシで話をするチャンスだ、伶さんも含めて
グレーとバゥムで港まで行きますか、Type-C103号は対艦装備に
付け替えて格納庫で出られるように待機しておけ」
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1隻だけ港に着けて残り4隻は見える範囲で待機してるが
砲塔だけは向いてるか、Red pepper でType-C103号は発進して
こっち側で待機するように呼び出し、グレートバゥムは4隻の上で
グレートハンマーを出せるように準備をしておけと指示を出す
「イチナナ、ここからの事は一応記録しておけ」
『イエス、マスター』
軍艦から護衛を連れて降りてきた…金髪だな
前の世界でいえばアメリカ人ぽいのか?
『あれ?担当が替わったのですか?』
「いや、私が今度からこの宙夏国の一番偉い人になった
ショウ主席だが…前の朝陽皇帝はアクア・ファル共和国の
シマリーン国を攻めて侵略しようとしたので、その途中にあるフリーダム国の
国王である私が艦隊200隻を沈め戦車砲100隻を倒し城ごと朝陽皇帝を
瞬殺したら、この国の主席も兼任する事になったわけだが何か?」
『え?じゃあ今まで納品した戦艦と戦車砲は…』
「ああ、あれは境界線越えてきたからうちの戦艦1隻と
防衛用灯台で戦艦は海溝に沈めたけど、戦車は次元接続転送門をいじって
全部海に落としたが?」
『1隻と防衛用灯台で200隻沈められるわけないだろ、嘘をつくな!』
「ほほう、1国の党首に向かってそのクチの聞き方は…いい度胸してるな」
『マスター、ブチ殺していいですか?』
それよりも先にアーカス公国側の護衛が銃を抜いたがイチナナが
グラビティで護衛を全部海へ吹っ飛ばして叩き落した
「あれ?イチナナ、いつのまにグラビティ機能が付いたんだ?」
『言い忘れてましたが、私だけ試験的に魔道炉入りのベリィ仕様になってます
問題が無ければ全員がバージョンアップされていきます、OSは4.1ですよ
ちゃんとハッキング対策版になってます』
『この女、機械だったのかよ!』
『30万馬力ですから片手で戦車砲ならブン投げますが?』
「ところで、アーカス公国の…名前を何と言う?」
『エリック少尉だが…それがどうした?』
「その国のトップに殺人行為を先にやらかしたのは
戦争をしかけと同じだと判ってるか?」
『ど…どこに証拠があるんだ!』
「イチナナは記録する機能も持っていてなあ…全部動画で記録してるから」
『イエス、マスター!エリック少尉が船から降りて来る段階から記録しています』
「私は、侵略行為や売られた喧嘩は買うほうでね…C103号、あそこに浮かんでいる
正面から見て右端の1隻を沈めてこい」
『リョウカイシマシタ ゲキチン シテキマス』
下部に付けられたグラビティフロート後部の2連ロケットブースターから
白色光と爆音が響いたと思ったら右に付けられた4連ロケットランチャーと
左の丸い16連ミサイルポッドと頭部の固定100mm魔力プラズマ砲を撃ちまくったら
船が折れて沈むまで2分かからなかった
任務を完了したC103が港の上まで戻ってきて一言
『ニンムカンリョウシマシタ ハンゲキガナイ タイショウハ オモシロクアリマセン』
「そうだ、エリック少尉…これも200機あるしこれ以上のも合わせて
1000機あるから、主席になってアーカス公国が攻めてくるのも
考慮する必要があるのが判ったから、あと2000機は増強しようかと考えてる」
『アーカス公国は攻める事は無い!武器を売るのが目的だ』
「じゃあ先に銃を抜いたのはどっちだ?」
『それは…その…』
「それより今日の目的は何なんだ?」
『4隻を納品して代金を受け取ってこの場所で取れた収穫物も
安く買い叩いてこいというのが目的です』
『過去の伝票から全部計算しましたら、たまに入っていた他の取引先の価格と
比較するとどう考えても通常卸し値の半額なんですが…戦艦の伝票を出してください』
「ほれ出せ…イチナナ、これを整合して計算は出来るな」
『はい…出来ました、損金を計算するとそこの戦艦1.2隻分ですね』
『そんなに早く出来るものか!』
『計算能力は人間の100億人以上の性能がありますが?メインとリンクしたら
1兆2兆で済まないですね、そこまでいらないですよ過去の6年分なんて』
「ウチ、シスターズが6人居るから…今日はイチナナに同行してもらってるが」
『こんなとんでもねえ人間のような機械のお付きが6人もいるのか、この主席』
「さて、さっきのアーカス公国が主席であろうモノに手を出し
戦争を仕掛けた件はこっちのドロイド1機で1隻が簡単に沈んだので
こっちの実力が判っただろう、それで手打ちにしてやる
あと収穫物のボッタクリは、本当は戦艦1.2隻分なのだが…1隻を置いていけ
そうやって上へ報告すればいい、後はどう出るかは帰って相談しろ
前の朝陽皇帝が戦艦や戦車砲を買うのに乱獲しすぎて
生育状況が大変で出せるモノが無いのを知って驚愕したわ」
『そ…そうなのか、それならしょうがない』
港へ1隻付けてもらってから主席にはなったが会合の最後には
必ず握手する取り決めを新たに作ったと言ってエリック少尉と握手したと同時に
【操演操作】〔知覚聴覚共用、待機状態〕
コレを仕掛けてアーカス公国で何と報告して今後どうするかを知りたい
しかし、アーカス公国から前の朝陽皇帝が買っていた戦艦は
ショボイ…内装も砲塔もだし魔道エンジンは魔道炉から直結で途中にリアクターも
レギュレーターすら無いから効率は悪いしエンジンルームが美しくない
外装もこりゃいかん、伝票を見たら戦艦までボッタクられていたのか!
操作系もダメだし居住スペースも、ああああ
『ショウ様、アーカス公国の船3隻は行ってしまいましたよ…何を凹んでいますか?』
「今まで収穫した果実のボッタクリ価格で差額で奪った戦艦が実は中身が
超ボッタクリだったというのが判って民衆の税金がこんなオンボロな船に
使われていたとは…泣きたい」
『ああ、もっと早くが宙夏国にショウ主席が居てくれたら』
「伶さん、さっきアーカス公国の船が5隻来るのも、それが戦艦だろうというのも
実は知っていました、万が一のため警戒範囲は広げておきます」
「イチナナ、さっきの動画はSAKURAサーバーに転送しておいてくれ
あとニ区の南側に雅の警戒範囲を広げてくれとシスターに言ってくれ」
『イエス、マスター』
『さて、次は第三区 朱 飛龍の所か…少し北に行った所にあるが
お茶が名産の所だ、何ら問題が無いはずだぞ』
「汀洲さん、モノによって高いお茶とかあるんですよね」
『私でも飲んだ事が無い烏龍茶はあるわよ、値段が高すぎて手が出ないやつ』
「春燕でもそんな事があるんだ、移動距離は短いな」




