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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その2:ついに突撃波乱編
19/189

【鍛冶屋と念話で大失敗であります!】

表現ミスがあったので修正しました、1文字ミスとかは修正しまくってます

(改)って出るのは知りませんでした…タイトルに括弧装着しました

「茜、ちょっといいか?」


『はい、主どうしました』


「明日、調査するのに資金がいるかもしれないからコレを持っていってくれ、こっちの袋の中に金貨90枚こっちは銀貨100枚、情報を聞き出すのにバラ撒いてもいいぞ」


『ちょ…こんな大金どこから』


「ああ、自分の持ち金だから気にするな…って茜!おい」


『すいません、その太っ腹すぎる豪気な所に意識が飛びかけました』


【格納箱】へ仕舞いこみ半笑いで部屋へ戻って行く茜を見ていると後ろからリディアが



『ねえダーリン、どれぐらいのへそくりを持ってるのよ』


『旦那様の隠し財産、気になります…ふんす!』


「お前ら、聞いてどうするんだ?」


『正妻として、聞く義務はあるわ!さあ!』


『妾にも教えてほしいです』


「少ないぞ、金貨で1500枚切ったし」


すいません、大ウソこきました

正確には8000枚切ったなんだけど



『ええええええ!ショウいっぱい持ってるじゃないの今度奢って!』


『私にもお洋服買ってほしいです!』


これで正確な数字を言ったら、2人ともぶっ倒れるだろうなぁ…



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



というわけで、機械神プロデュースの内務班「機械作業室」に居ます

ここってさあ…核爆弾以外は何でも作れるんじゃない?

だって入った途端にジェット旅客機格納庫並みのスペースがあって

巨大ロボットアームも天井でスタンバってる状態って無いだろ。


でも作るモノは…リクエスト貰ってるから

元の鉄はここか、インゴットがたくさんあるねー

製作機に大きさと何をしたいか、形に厚みに全部入れてと

例の水晶の巻物に基本はあったから…「松の加護」の小技も

ポチポチ入力して、やはりミスリルコーティングだよな


同じ機械が2台あるから同時進行して…こっちは棒状だから

途中でも速度も出るようにしてと、こっちは追従型にして

どっちもミスリルコーティングでどっちも重さとバランス配分よし

鉄とミスリル各インゴット数の算出…機械投入完了!


1号機・2号機、起動シーケンス開始、作成プログラム起動


さて、他にどんな機械が…って!

コレ、基板はおろかCPUやチップ抵抗まで

まとめてゼロから作るスーパーマシンだな


こっちはレンズが合計して13群であろうが一発で作れる機械

これはその機械群に向けて要望にあわせて設計をして作成指示までする

連結型入力器、もしかしてコレで作りたいモノを入れたら


…コレがこうでこうしてこうなって結果がこうなる小型機1台


作成を始めたあああ!

アリかこれ、最初に開始したのがそれぞれ100本だから

完成予定がほぼ同時だな。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



翌日、朝食前


「茜、例のモノ出来たぞ」


「ためし撃ち行くかって…また裏だと夫人の乳ビンタが来るから」


グイッっと抱き寄せて例の岩場へ【テレポート】する

抱き寄せた時に『あんっ』っと聞こえたが気のせいだ



コレが「クナイ」と「四方手裏剣」だ



『これが…キラキラしてる』


「ミスリルでコーティングしてあるから岩でも刺さるぞ」


『え、いま何て言った…』


「いいから投げてみましょう」


まず、クナイを投げる…途中から速度が上がって岩に半分は刺さった



『す…すごい』


「次は手裏剣、いってみよう!」


同じくミスリルコーティングしてある手裏剣

両手投げで2つ刺さったが、至って普通

でもこれだけではない



「岩のほうを見ながら、岩から外して投げてみて」


『え、は…はい!』


視線は岩を見てるが手裏剣は明後日の方向へ、でも綺麗な弧を描いて

見事に刺さった



『…凄い、なんですかこれ』


「えーと、帰って説明するので戻りは自分でさっきの廊下へ【テレポート】で

この場所は覚えておいてね」


『はい!』


といってヒュン!と消えた

大丈夫だな、【念動力】でクナイ1本と手裏剣4本を抜いて手元に戻したら

自分も【テレポート】



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



朝食後、テーブルに四方手裏剣とクナイを置いて

全員でお茶してる時にさっきの説明を


「さっき手裏剣が曲がったりクナイが加速したのは茜の固有能力に連動するようミスリルコーティングに細工してあるからなんだよ、だから他人が投げてもただの手裏剣になるから、その代わり相手が暗闇でも障害物の向こうでも使い方次第では最強の武器になるからね」


『わかりました、そこは注意して使います…使う機会が無ければいいのですが、ところでこのクナイと手裏剣はどこで手に入れたのですか?』


「自分が作ったんだけど…」



『ダーリン、勇者に医者に薬剤師の次は鍛冶屋ですか!んもー!』


『旦那様、食いっぱぐれなくて妾の座も安泰…むふっ』



『サーチ検索でデゴス警備課長が街へ出たのを確認しました、光学迷彩!』


『主、見えていませんか?』


「大丈夫だ、影も消えて見えていない」


『わかりました、ではテレポートで直接行って来ます』


気配が…消えた、後は茜の報告待ちだな。

これでダメなら最終兵器を出すしかない、昨日手裏剣と一緒に作って

偶然出来たその名も「名探偵くん」機械神の「松の加護」こええよ。



+++++++++++++++++++++



「…横のダイヤルは時間・分・秒で最大24時間まで遡れます、セットした見たい時間からこの赤いボタンを押すとスタートして、この丸い部分で見られ声はここから録音され中に24時間分の記録するモノが入ってるけど記録取り出しは自分しか出来ないです」



『なんという恐ろしいモノを作ったの貴方は…』


「いや、半分は偶然の産物で…だからコッソリとここへ報告に来たではないですか」


ここはエリザベート夫人の部屋というか寝室、何かあったら

部屋まで報告に来いと言うから来たわけで…どうもこの世界は

夫婦でも寝室は別で営みの時はどちらかの部屋に行くと

アリスからこっそり聞いた。


『ショウ…コレ、どうするの?』


「1歩間違えたら覗き見し放題な悪魔の道具になりますが、これは犯罪捜査には最高の道具です、よってコレは私の空間収納箱で厳重に保管して凶悪犯罪が起きるなどして解決不能な場合に使う事となるでしょう」


『それしか無いわね…ところで、まだ何か隠してない?』


「あ、エマとユマの話ですが…実は」


『鑑定眼を持ってましたね、そんな事になっているとは』


「まさか姉のエマがサキュバス属性0%で、妹のユマがサキュバス属性67%とは」


『ショウ、何とか…何とかして!』


エリザベート夫人、泣きそうだよ

すでに手は打ってあるが



「いや、すでに属性を消せる年齢対応アレクターは医神と薬神に作ってもらって出来ています、どうやって風呂に入れて風呂上りに飲ませるか思案中で」


『え…もう用意してあったの!』


「アレクターと偽アレクターと双子対応でちゃんとあります」


『それ、どこにあるの?』


空間収納から、見た目イチゴ牛乳を出す

赤いラベルがアレクターで青ラベルが普通のだと

2本を冷蔵庫みたいなのに入れて、今度一緒に風呂へ入って飲ませると言った



「たぶん保存薬も1滴入れてるはずだから大丈夫でしょう、そういえばここに魔法の呪文書みたい書物は無いですか?」


『書庫にあるはずだから…鍵を貸してあげるから持って行って読んでいいわよ』


「ありがとうございます、では失礼します」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



《主、デカい現場を押さえました…転送します》


上級念話だからリアルタイムでの状況が見える

これはひどい…路地裏とはいえ足を蹴って小銭を回収してるぞ


〔この現場は記録、出来ているか?〕


《もちろんです、あと小さいのも数点きちんと押さえています》


〔よし、これだけあれば十分だから帰還せよ〕


《了解しました》



『ふう…あれだけ現状がひどいとは思いませんでした』


「ああ、シルバーウルフが泣き入れるのもわかるわ」


【テレポート】で戻った茜が持ってきた動画データーを

ケーブルで接続して銀パッドに移動中、後ほど全員で確認しよう

と思ったらエマとユマが来た


『茜おねーちゃん、おかえりー』


『エマちゃんただいま』


『ユマとエマ、これからお母さんとお風呂いってくるー』


「おお、そうかー」


ってひとつ言い忘れた…サーチ検索、エリザベート夫人はまだ部屋か!

そうだ、サーチ検査出来て上級念話ならもしかして



〔エリザベート夫人、ショウです…念話ですけど聞こえますか〕


《ショウさん!聞こえますけど、こんな事まで出来るのね》


〔さっき言い忘れたのですが、ユマがアレクターを飲んだらサキュバス属性が消えるまで、倒れる可能性もありますので覚悟はしてください〕


《そのあたりはわかっています》


〔それほど時間はかからないとは思いますが〕


《わかったわ…ところで、この念話だからショウにはウソ無しで答えてほしい》


〔なんですか、誰も聞かれていないから何でも答えましょう〕


《本当は、私のオッパイ好きでしょ、ショウ?》


〔え…えーと、えええええええとお〕


《正直に言いなさい正直に、ウソつかないでほら!》


〔好きです!大きいの大好きです!今すぐ埋まりにいきたいです〕


《よろしい…それを聞きたかった、今後とも一族の男子として認める》


〔な、なんですかそれは〕


《じゃあエマとユマとお風呂行くから、後でね》


〔じゃあまた〕



「あああああああ!」


『ど…どうしたんですか主!突然頭を抱えて』


「茜、上級念話だとサーチ検索して誰でも念話で会話できるようだけど…内容に気をつけろよ、とんでもない結果になるかもしれんぞ」


『は…はあ』



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『コレはひどい、早急に処分しなければ』


アルフレード卿が大きな溜息をつく



『動いて声まで聞こえるともう…ねえ』


エリザベート夫人もさすがにこれだけは



『ねえ、グーで殴りにいっていい?』


ソフィアが久々に怒りの声をあげてる



『ダーリン、これはもう警備課長の所へ直接行くべきでしょう』


リディアは直談判しか無いと言っている



『あの時に街へ出ていなかったら、この話は永遠に出て来なかったかも』


アリスの意見が一番堪えるな



明日、証拠を持って警備本部へ乗り込みしか無いと思います

爵位があるから…人事権は自分にもあるのですよね?


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