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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その10:ジョブチェンジ昇進編
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【ミスラド国と緊急会議であります!】

ミスラド国にあるソニック城の外を見下ろすバルコニーから

民衆が集まってるよ…何で演説をしなけりゃならんのか!


そりゃ2週間で壊れた街や城に負傷した者や国王側についていた者の捕縛など色々と協力したり復興など相当の資金と人材を投入しました

でなければ侵略行為になるので必死です


それで、何故かエルミタージェ王国からマウリッツを連れてきたわけだが



『ショウ国王様…何故、私がこのような場所へ?』


「そのうちわかります、さて城のバルコニーへ出ましょう」


出ると民衆が男女問わず数百人は居るわ、歓声すげぇ

ショーウ!ショーウ!という掛け声やめて、コンサート会場みたいで恥ずかしい


右手を上げるとピタリと止まった

掛け声が、デ○ラー総統バンザーイ!でなくてよかった



「皆様、今日は勇者ではなくフリーダム国の国王として来たショウ・マクリミナスです、無事にミスラド国で起きた戦闘の跡や壊れた家や道路の修復が完了したので当国の部隊は帰国しますが…ここで要望のあった国王の代わりとして統治は侵略行為にあたるので辞退させていただきます」


ザワザワと民衆が騒ぎ立てている…が



「しかし!ここに当国の同盟国であるエルミタージェ王国より国王の次男であるマウリッツ・エルミエルが常駐するわけではないですが私の代わりに統治します、よってミスラド国もフリーダム国と同様の治安と防衛が与えられます!」


オオオー!という雄叫びと共にマウリッツ!マウリッツ!という掛け声が



『ショウ国王、そんな事は聞いてないぞ…』


「皆さん、これから魂の兄弟!心の友!マウリッツ・エルミエルをよろしくお願いします!」


群衆が大絶叫状態と共にバルコニー上でマウ兄から胸ぐらを捕まれている自分が居た



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『兄上、この話を知っていたのですか!』


『お前は勝手にダンジョンへ行ったり体を鍛えているのが大半だろ、他の国でもいいから少しは国の業務らしい事をしろ』


『だって内緒にして黙って行かさないと、また逃げるでしょ』


『ぐ…さすが兄貴の嫁、つきあい長いからお見通しだ』


エルミタージェ王国へ戻り城でマルクス国王と妻のアマンダそして

マウリッツと自分が会談中、ミスラド国まで転移が出来る何かを作る話とか調べたら実はミスラド国にダンジョンがいくつかあるのだが、ギルドを前の国王が拒んで作らせなかったようだと話したら仕事の合間に行くと意気込んでいた



『でもショウ国王、なんか黙って連れて行かれてハメられたのは納得いかん…こっちからも1つ条件がある』


「な…なんだマウにい


紅茶を飲みきって一言



『ジーナを、最低でも…あのロレッタと同じ専属愛人メイドにする事』


虹が出来る状態で紅茶を真上に吹き上げました



「何でロレッタの事を」


『定期的にマクリミナス家の事は私へお手紙が来るのですよ』


アマンダさんへ転移石を使って手紙をコッソリ配達してるとは、油断した

場所が判っているから余裕だよな



「わかりました、そこまで知られているなら仕方ありません」


それでマウ兄がミスラド国で自分の代わりをやってくれるならいいか

いや…今度は思いっきり自分がハメられてる気がするが



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『マウにいありがとう、マウにい…う、うわあぁあああん!』


ジーナ、リビングでギャン泣きである

いや、それよりも姫様ズの視線が痛いぐらいに刺さる



『ショウ、今すぐ屋敷の地下にある会議室に…リディアもロレッタさんも含めて全員集合させなさい』


「母上、いきなりどうしたのですか」


『城の外まで、おっぱいビンタの一撃で飛ばされたくなかったら早くしなさい!』


今日の母上は本気だ、なんかコエエぞ



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ここまで会議室に集合した事は無かったな、アリスとカナンと姫様ズに

ヘイハチ兄とテラ弟にシズさんにソフィアと父上と母上

アンドロイドはサーティにしずかと…そして


ロレッタとジーナとサクラ・マクリミナス

更にRA2 industryから妹妹メイメイとエルナも呼べというから招集しましたが



『…全員、居るわね』


「母上、こんなに集めてどうしたのですか?」


『ショウがヤリ○ンのクセに女性関係が中途半端だから私が出ると言っているのですよ!』


「自分はそんなにハンパですか!」


『そうよ!妾と愛人を何とかするべき、身内にするべきよ』


そう力説するのは…リディアだった



『もうアリスとカナンを身内にするべきだと思いますが?』


「そう言われると、でも妾と第二夫人以降と…どう違うんだろう」


『マクリミナス家では身分証と地位以外に違いが無いわ、アリスは王都子爵第3夫人の身分証があるからカナンにも王都子爵第8夫人の身分証を出してあげて』


「そうだな、わかった」



すると母上が



『あと、エルミタージェ王国の第一王女であるジーナさんを…まさか愛人で済ますわけではないでしょうね』


「え、駄目なんですか?」


『駄目に決まってるでしょ!第一王女を愛人にしているとバレたらマクリミナス家の名誉に関わるし王都もしくはフリーダム国の問題にもなるのよ!』


いきなり母上が立ち上がると、乳は顔が隠れるぐらい上下にバウンドしまくるとは



「じゃあどうすれば…」


『そういえば、エルミタージェ王国から譲られた新しい土地の名前は決まったの?』


「アークベルグという名前になる予定です」


母上が座り上を向いて考え込んで



『じゃあ、アークベルグは共和国や王都とも関係の無い独立国にして…そこの王女にジーナが嫁入りするように、そこの国王はショウに決定してるけど』


思いっきり机に頭をぶつけるようにして突っ伏した



「何でそんなブッ飛んだ発想になるんですか!」


『だって他の共和国の王女は、みんなで…どう見てもあそこは離れていて独立国だと話していたから、国王たちへの根回しはまかせておいて』


共和国の奥方を仕切ってるなー母上は



『ところで、妹妹メイメイは最近どうですか?』


『エリザベート様、ラーフェルス城へ営業へ行くたびにフレドリックから誘われて…ヘタすると朝まで一緒のベッドで城に一泊です』


『それは大変ですねえ』


『それで、フレドリックが見合いの話を全て断って私と…結婚まで言っているのですが、どうしましょう!』


春燕チュンイェンがいきなり



丈夫チャンフ、ここは妹妹メイメイ宙夏そらなつ国のショウ 天佑テェンヨウの娘として血縁関係に入れましょう、そして妹妹メイメイが嫁入りすると…宙夏そらなつ国とブルト王国と同盟関係に』


「よし、この件は自分もブルト王国へ訪問してくる」


予想通りの展開になってしまった、どうするんだよ




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