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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その10:ジョブチェンジ昇進編
181/189

【2枚のサインとセブンであります!】

『プロペラ回転数とブレード値変更…飛行に問題なし』


今日は舞が操縦桿を握っている



「了解、舞もテスト機04号を飛ばすのに慣れてきたな」


フリーダム国、多目的輸送機〔タイフーン〕ことテスト機04号を飛ばして

エルミタージェ王国の沖に停泊させている空母、大天海だいてんかいへ向かって

飛行させているわけだが、垂直離着陸機専用の空母というのは存在して良かったのか?



『提督、今日は宙夏そらなつ国の空母へ向かう用事があるのですか?』


「視察もあるけど、大天海だいてんかい艦長のコウ大将を乗せてからグリエル城に来てくれと」


『空母から人員や機材を動員して復興に当たってましたから何かあるのでしょう』


しかし、共和国を通り越して行くからちょっと時間がかかる

あ、共和国の中心にあるエストリーズ国にワイバーン退治用ではなく

人員救助兼輸送用のトライアタッカーを配置してあるからアレと同じのを使えば

早く行けたんじゃねーか、ワイバーンが居ないのにトライアタッカーを配置したのは

ビル火災や…レミーみたいな飛び降り未遂事件など、あそこはビルが多いから



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『前方に大天海だいてんかい見えてきました…って、何ですかアレはあああ!』


「ん?大型空母だけど」


『提督、幅が尋常ではありません!艦橋がド真ん中に立っていても左右に広い場所が』


「双胴船だから無茶が出来るんだよ、幅が140mはあるな…無線が入ってきた」



大天海だいてんかいからTS04、主席お待ちしておりました!左3番に着陸どうぞ}


{了解、TS04…左3番に着陸する}


左側に黄色く丸い輪が光って「3」と点灯して

誘導員と甲板作業員が待機している、訓練されてるな



-------------------



『主席、お疲れ様でした!』


コウ大将、いつの間に出世したんだ」


『これから私が船内を案内します…主席の視察だ!船内放送で通知しろ!』


『アイサー!』


『提督…コウさんって前の世界じゃバリバリのキャリア官僚になれますよ』


それから大天海だいてんかいを視察、普通の空母には無い

右側と左側を結ぶ戦闘機も移動可能な横移動の大型エレベーターや

真ん中部分から小型艇を降ろす仕掛けや人数が多いのでいくつもある大食堂に

理髪店や病院に銀行や入浴施設まで、作っておいて思うが動く都市のようだ


数百人規模が生活出来るシステムが備わっている

空間技法を使って広げているけど、ゆえに乗組員は士官でなくても全て個室です



『提督、大きくても普通の戦闘機は離着陸が出来ない構造なのですか?』


「いや、実は切り替えたら出来るようになっている…そのうち配備する予定だ」


『主席、そろそろグリエル城へ向かいましょう』


テスト04号機…TS04に3人が乗ってエルミタージェ王国へ向かった

ここからだと近い、降りる場所はあるし【マジックゲート】で城内へ行けば良いだろう



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『エルミタージェ王国、国王のマルクスだが久しぶりに会えてうれしいぞ、ところで今日はショウ国王…なのかショウ主席なのか』


「どちらでもいいですよ、今日はフリーダム国王妃のマイ・マクリミナスと大天海だいてんかい艦長のコウ大将を連れてきています」


『おお、では早速…エルミタージェ王国の復興に協力してくれた大天海だいてんかい艦長、コウ大将へエルミタージェ国民栄誉賞とシュテルクス卜勲章を与える』


勲章がデカい、丸い透明な玉に銀と青い宝石が入って銀翼が左右に羽ばたいている



コウ大将、良かったな勲章だぞ…って、コウ大将!」


『はっ!あまりにも嬉しくて一瞬気を失ってました、謹んでお受けいたします!』


小さい賞状と勲章を付けられ、コウ大将の目がウルっているのがわかる

宙夏そらなつ国とフリーダム国でも勲章制度を始めるか



『あと、共和国に土地の提供の話だが…』


「その話は聞いてます、管理含めて名前付けまで全部任せるからと6ヶ国から丸投げされました」


『そ…そうか、代表してこの紙にサインを』


「わかりました、2枚にサインをしましたよ…2枚?」


ちょっとまて、1ヶ所じゃないのか

そこまで大事ではないだろ、こっちの控えになる書類を見ればわかる



===================


エルミタージェ王国とプリティーム魔法国に隣接した

約66kmの土地を共和国の物として譲り渡す


===================



結構広いじゃねえか、フリーダム国の半分はあるわ

コレをどうしろと…もう1枚は別の土地か?



===================


エルミタージェ王国からフリーダム国へ

ジーナ・エルミエルをショウ国王の物として譲り渡す


===================



長椅子から滑り落ちた、エルミタージェ王国と譲り渡すしか

見ていなかった自分が馬鹿だった!

まんまと罠にはまった、これは詐欺だろ…国王はどこへ行った

いや、ドアからアマンダ王妃が入ってきたけど国王はどこへ



『ショウ様、これはジーナから手紙が来て本人からの希望なのです…メイドでも何でもいいからショウ様の近くに居たいと』


「いや、希望とはいえ自分の肉親を差し出すのはどうかと」


『いえ、国王も含め3人とも意義なしで終わりましたが』


応接室のテーブルで頭を抱えている自分が居た



「どーすんだよ、またリディア大激怒だぞ」


『提督、コレは姫様ズ緊急会議待った無しですよ…ロレッタさんにも来てもらいましょう』


『主席、またあの光るやつで大天海だいてんかいまで送ってください、艦長不在時間も長いと何なので』


「わかった、マジックゲートでコウ大将を送って自分たちは譲り受けたとされる土地でも見てくるか」


位置さえわかればマジックゲートで行けるか



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



来てみたが、デカい…確かにフリーダム国の半分はあるから

共和国では自分にどうしろというんだろう



『確かに広いですね、帯幌大演習場を思い出します』


「そうだよなーあれは特科連隊が実弾射撃やりまくり可能なぐらい広かったから」


『ここは広いですね、マスター』


「うわ!誰かと思ったら…セブン、直ったのか」


でも何かが違う、髪の毛が黒くて目も黒い



『あ、髪の毛と目の色はお2人に合わせてみました…よっと!髪の毛は金色と目の色は青に戻せたり肌の色も変更可能です、SAKURA19の丈仕様で声も変えられます』


でも前のセブンと何か違う、雰囲気だけじゃない



『マスター気がつきました、他のとは違い体温があること…体が新しく開発されたスーパーニューロテックス仕様なので人の肌のように産毛もあり柔らかく伸びます、詳しい新セブンの変更仕様書はここに』


「ほほう、封印X型オクタ マイクロ魔道炉って8個分どこに使うんだよ、そして左手の手首にあった30mmプラズマ魔力砲と右手の熱線レーザーと超音波カッターは撤去って武器は何も無しになったのか」


『いいえ、簡単な武器なら…鉄貨を1枚出してもらえます?』


鉄貨を1枚セブンに渡すと、左手の中指と人差し指の間に挟み

手を伸ばしたら指が放電し始めて挟んでいた指が離れると鉄貨が浮いている

次の瞬間、指がスパークしたと同時に鉄貨が100m以上先に音速レベルで飛んでいった



「なんだその指先レールガンは!」


『左手の電圧だけは岩が砕けるだけのパワーがあるのですよ、前にマスターが作った筒は…私の中に内蔵されていますので、使ってみてもいいですよーむふふ』


「あの空間技法の筒だろ、仕様書の2枚目に書いてあるけど何に使った…あああ!」


舞が仕様書を見てブチ切れた、さすがに知っていたか



『提督!今度から姫様ズはセブンを歩くダッチ○イフと呼ぶかもしれませんよ!』


仕様書には、キアーラとアンをサーティが夜中にコッソリと調べあげて完璧な状態で作り上げたセブンの局部と尻をロリコン王でも満足が出来るよう空間技法で「出来る」仕様に

作り上げた2穴パーフェクトバージョン


この部品を作ったのか…知ってたらやらないわ





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