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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その10:ジョブチェンジ昇進編
175/189

【妹妹とメイドであります!】

「はぁ…妹妹メイメイが孕んでフレドリックの嫁になる話は免れたか」


屋敷にある執務室のソファーで【鑑定眼】を使いセーフだったのを確認が出来たのを見ながら妹妹メイメイと向かい合わせに座り熱い烏龍茶を飲みながら



ショウ主席、それは街長の肉奴隷時代からそこは注意していましたから…だから思いっきりフレドリックの熱い液体を流し込まれつつ絞り取って…いたたたた!』


「おーまえはー!頭をグリグリするぞコラ」


後ろに回って拳骨でコメカミをグリグリしながら



「そろそろ、水仙城とRA2 industry空夏そらなつの兼用で勤務をやってもらうか」


『主席、わかりましたあいたた…それでお願いがあるのですが』


「なんだ、妾や愛人は無いぞ」


『いいえ、ロレッタさんやカナンさんが持っていた移動が出来たり主席と遠くからでも精神で話が出来る石が欲しいのですが』


「そうか、じゃあソレと同じようなモノを作ってやるか」


〔念話石〕〔転移石〕〔飛行石〕〔収納石〕〔服飾石〕〔紫の魔石〕


コレを小さく2個に合成してそれぞれミスリル合金で加工し魔力を封入し左右に付けられる強磁力型イヤリングにして渡し、使い方を教えてから動作テストをしてみた



《コレでこの屋敷と往復し放題ですね、ふふふ》


[それを狙っていたのかおまえは]


《今度ブルト王国へ連れて行って下さい、場所さえ覚えておけば…でっへっへっへ》


[妹妹メイメイ、侵入者として斬り殺されるからやめておけ]



街長の所に肉奴隷状態で軟禁されていたせいか、カナン以上にエロくなってしまったのかも…あ、妹妹メイメイは向こうでどこに住めばいいか考えて無かったわ

とりあえずリングブルク城から空夏そらなつ国へ往復させよう



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



そして、妹妹メイメイの件が終わったら…今度は

公爵家救出組から中庭で吊し上げ状態になっています

今はカナンが妾状態なのでメイド職から解かれて15人なのですが



『ショウ様、RA2 industry CHPの仕事が無くなるってどーゆー事ですか!』


マリアが初めてブチ切れています、さすがリーダー格

ケイトが近寄ってきて両手でテーブルを叩き



『変だと思いました、事務も含め公爵家のメイド以外に仕事の流れを含め全てを教えるなんて、私たちはお払い箱ですかあああぁ!』


「ケイト!泣きながら叫ぶなああぁ!グレイスメイド長から、いい加減にウチのメイドをメイド以外の仕事に使いすぎと言われたのもありRA2 industry CHPの機材を使える人が王都やファーマ公国から移住をしてくれたので引き継いだのだよ…それにバターシュガー味も増えるから機材も工場も拡張するし」


『ショウ様…この後、私たちは屋敷のみの仕事ですか?』


「セシリア、そこは考えてあるよ、母上やメイド長に話したら呆気にとられたが、やる作業としてメイドに違いは無いだろうと」


『何をやるのですか?』


「ジェシカ、この紙をみんなに渡してくれ、見たら判るから、物件も中央の公園前にある出張所の隣に確保したから」


15人が全員絶叫した、その声で姫様ズが集まって来た

紙を見てみんな何だコレはと思っているが1名だけ何だか判っているのが居た



『…公爵家救出組に、コレをやらせるのかクソ提督!』



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



中央の出張所の隣にある木造の大きめな喫茶店のようなロザリアという名前の建物、ドアを開け中に入ると



『お帰りなさいませ、ご主人様!こちらのお席へどうぞ、お荷物をお持ちします』


マクリミナス家のメイドがそれぞれ名札を付けて紅茶やクッキーやケーキ

そして厨房からコックが1人来てくれるのでピザやサンドイッチなど

オムライスまで出します、ケチャップの模様付きで


萌え萌えキュンのネタだけはカナンから本気のグーパンを食らわされたので無くなった

妾になったら本気で殴るようになった、これは計算外だわ



『メイドカフェ、ロザリア RA2 MCRの滑り出しは順調ですね』


「マリアもそう思うかい、みんな1度はご主人様の気分を味わってみたくなるんだよ」


『出勤する人数は来店者の数で調整します、屋敷の中に事務所まで作ってもらえるとは…あ、お客様が帰るので送ってきます』


『行ってらっしゃいませ、旦那様!』


マリアが送り出しているドアを見ながら



「やはり世界が変わっても同じだな」


『提督、何をやるかと思ったら…メイドカフェですか』


「正当派だぞ、ステージや萌え萌えキュンやチャージ料も会員証も無いぞ」


『アレは何か違うと思ってました、コレぐらいにしましょう…ってロレッタどうしました?』


『メイドカフェ、ロザリアの指導という事で来ていますが、私からメイドの基本動作を受けた茜様・舞様・春燕チュンイェン様にも、忘れないよう定期的に来てもらうつもりでいます』


『げっ、マジなのロレッタ…私はフリーダム国の王妃』


『ほとんど屋敷に居る王妃はメイドの修行もしてもらいます、きっと何かの役に立ちます』


そして壁の大型液晶モニターに、今日のメイド一覧に姫様が来た日は当たりとか

100型液晶テレビには共和国や王都に空夏そらなつ国の中継画像が一定時間で切り替わっていく画像が表示されます


そして、国王から電話が…母上がジャスティーナ夫人に電話したようで

ウチにも作ってくれというから、茶葉問屋ピアシル社長のアレクサンダーさんに任せて

城の近くの物件で上手く探してもらい王都からメイドに出てもらい更に国王の要望で


城の内部と王都の近くにダブルの出店をしました、メイドの人数が多いからなあ

特別手当てが出るので担当するメイドにも評判は良いそうだ

ロザリア王都店とロザリア グランアレクトル城が同時開店だとは

今後の主な管理はアレクサンダーさんとクラウディアメイド長に任せておこう


それよりも、前にウインザー村へ行った時に魔獣退治で苦労した原因となったであろう

魔石を調べるのに魔族都市へ行きデビシングへ見せたらさすがに判るだろう

その道の専門家が多いだろうし



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『これ、魔力石ですよ!人族なのに触れていてよく大丈夫でしたね』


デビシング会長のエヴァンドロが驚いている、何でも魔力のある無しでも

人族でも長い時間接触していると超人的なチカラで殺しまくるバケモノになるそうだ

体が大きくなり筋肉が付き頭に固いツノが生えるというから…鬼ヶ島にもあったのかコレ?


まぁ、自分は地上神になってしまったから影響は無いのですが



『実際、魔力石については当社でもまだ解明されていない部分が多くて…古い資料も古代言語で読めないのですよ』


「ほう、それは見てみたいですね」



案内され地下の厳重に封印された書物庫…の奥にある扉を開けたら

棚の中に13冊の本が、というか1冊は同人誌レベルの綴じられた本

それしか無い部屋だった、少し見てみるから10分経ったら迎えに来てくれと言い


手持ちの【複製石の欠片】で13冊を棚から出して積み上げ、複製し棚に戻した


何故にこうしたか、【鑑定眼】を使えば何が書いてあるかすぐ判った

魔力石の正体も、どうやって使うかも…更に図面にはされていないが

数値入りの魔力石で作る武器の作り方まで


ただ、注意書きが読めないと作成中に調整ミスで国が4つ巻き添えで一緒に吹っ飛んだ事などが綴じられた本へ日記風に書かれていたので…当然のように


デビシングには、私にも解読は出来ませんでしたという事にして帰ってきました

全て訳したら、王都や共和国が一撃で更地にされる兵器が

魔力石で簡単に作られてしまうから


他にも使える事が色々と載っていたから複製してきました

さて、元にして作ってみるか



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『おぢちゃん、デビシングから帰ってきて3日で何を作ってるの…タイヤが無い謎の乗り物ね』


『提督、オートバイに見えますが…タイヤ部分に抜けた太めの丸い輪が前後に付いてますね、失敗した金魚すくいの輪みたいですよ』


「ああ、これなー1mの輪だけど中身はこうなるんだわ」


液晶メーター部分にあるスイッチで電源を入れたら輪の部分に魔方陣が出てきて少し車体が浮いた



『おぢちゃん…魔方陣をモノに付与が出来るようになったの!』


『提督、これってスターウ○ーズの乗り物みたいですね』


「デビシングにあった古代言語で書かれた書物で魔力石の制御と魔方陣のエンチャント方法が載っていてね、まさか暴走止めに石の周りへ神水が必要だとは」


後で、この乗り物を試運転してくるか


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