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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その10:ジョブチェンジ昇進編
173/189

【第八区の要望と騒動であります!】

『第八区主、(リー)鴻洞コウドウです、ショウ主席が離島がある八区のために専用の装備を作ってくれるとは』


「いや、言われてみたら確かにそうだなと共和国からも、この大きさなら要望が出そうな気がするから」



===================


小型哨戒艇〔オルカ〕【天人名、虎鯨フージン


後ろ側に6門のミサイル発射口が付いた今までのより小型のイージス艦だけど

スクリューが無く船体横から水の流れを作るパイプ2機を後ろに出してるだけの

推進力を装備なので音も無く速い、船主に共和国はシマリーン国へ貸している

【マリンバスター】と同じ魔力砲が付いている


===================



===================


特殊戦闘機〔バスター〕【天人名、黄蜂ファンハン


主翼下と後ろ側に合計4つの可動式噴出口が付いた特殊機、

専用魔道圧力ターボエンジンとミスリル合金製はお約束だが

スロットルに金属をループさせて仕込んであり精神感応で噴出口の方向をAI補助付きで操作できるようにしてある(カナン機のデーターを解析後に応用させた)

翼の端と胴体の真ん中と折りたたみ式の翼端着陸脚など特徴はあるが

機体塗装が通常迷彩・航空用迷彩・黒のみと3パターンに可変が出来るのも要望でそうなった

見た目と形状が、ホーカーシドレーハリアーです


===================



『これで秋北シュウペイ島にもこの機体と巡洋艦を常駐させる事が出来ます、今までの颯龍サァロンでは1号艦から4号艦まであっても港が狭すぎて入港が出来なくて』


「あー元が漁港だから、フリーダム国にあるイージス艦と同じシリーズでは大きさ的に無理だろう」


『訓練は随時、機体と艦船が入り次第行っていきますので…お、例の話か?アレは噂だろう、ほっとけ』


滑走路と港が見える場所で立ち話をしていたら伝令が走って来たようで

何か紙を渡してお互いに耳元で話していた



「ウチからも特殊戦技支援隊を訓練で派遣しますので、(リー)さん何の話ですか?」


『いや、単なるヨタ話ですよ…何でも七区との境にある街で誘拐や人身売買が行われているという話がありますが、そんなものがあったら警備ではなく武器フル装備の武警が出で殲滅しますから』


「武警は最後の手段として配備はしているが…その場所、わかるか?」


『行ってみるんですか?遠いですよ』


「地図で場所さえ判れば何とかなる」


座標さえわかれば、寄り道程度にテレポートするだけだ

服装だけは前に春燕チュンイェンから貰った赤い人民服と帽子にしよう


餃子屋のおじさんに見えるなこりゃ…



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



本当にどこにでもありそうな街だな、でも何かが違う

普通に露店があったり店があったりする感じだ


『おや、見ない顔だね』


「あ、どうも…旅の途中で寄りました」


『そうかい…』


と言いながら耳元で



『あんた、あの路地に行ってはいけないよ』


「あ、そうですか~ここらへんで飯が食えるところは」


『この先にあるよ』


「ありがとうございます」


【鑑定眼】で見てました、路地の奥にはヤバい何かがあるという事に

後で探索してみてもいいかもしれん



-------------------



飯屋で麻婆豆腐と餃子を食べていたら

隣のテーブルから怪しい会話が【特定聴取耳】を広角に


『例の衣装、手に入ったからセットで献上するか?』


『ああ、こちらも10歳の息子が上手く買えた…近隣の村でカネを積んだら差し出すものだな』


『じゃあ、今晩行くか』


あの2人組か、顔は覚えたから【周辺検索】で判るはずだ

カネを詰んだら何を買えるんだ?

ともかく飯を食ったら夜まで散策するか



『おっと兄ちゃん、ぶつかっちまったかゴメンよ…って体が動かない!』


思わず【念動力】で押さえてしまった



「…その財布は特殊でね、自分以外が手を入れたら電撃が走るんだわ、危なかったなー返してもらうぞ」


と胸に手を入れたら



{ふにんっ}



『ふにゃぁああああ!おじさんのえっち!』


「…娘だったのか、すまん事をした」


『それはいいから、早くこの金縛りを解け!』


自由になった娘を見たら、髪は後ろ側1本縛りのやや釣り目という



『くっそう、服から手を入れて人の乳を揉みやがって』


「スリなんて商売をするからだ、そこの肉饅でも奢ってやるから」


『う…烏龍茶も付けてくれたら乳揉みの件は許す』


「ほれ、一番高い肉饅と烏龍茶だ」


やはり喜ぶ娘を見ているのはいいなぁ…あ、そうだ聞いてみるか



「娘よ、名は何という?」


妹妹メイメイ、12歳よ…親は私を置いてどこかへ行ってしまった、おじさんは?』


「おじさんはワン俊男ジュンナンという、ある村長の三男で旅に出てるのさ」


『ふーん、うだつが上がらないんだねおじさん』


危なかった、名前を考えておいてよかった



「聞きたいのだが、この街で変な噂とか聞いたことがないか?」


妹妹メイメイの手が止まった



『街長の、金福ジンフーが…変態すぎるのよ、男でもわざと娘の格好をさせて犯すのよ、私もあいつに権力で連れて行かれるのを防ごうとした親が両方ともその場で殺されて!』


泣きながら烏龍茶が入った紙コップを地面にブン投げた



『2年前に何とか脱出してきたけど、まだ捕まっている人がいるけど警備もカネを握らされて話を聞いてくれないわ』


「そうか…妹妹メイメイ、屋敷の場所は判るか?」


『わかるけど、俊男ジュンナンおじさんどうしたの?』


「これから、街長を殴りに行くから道案内しろ」


『ええええええ!』


さっきの奴らも行こうとしている場所に居る

これで全てが繋がった



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『誰か!誰か兵はいないのか!』


「居ないよ、全部吹っ飛ばしたからな…ここへ来るまでに30人は超えてるか」


場所は妹妹メイメイに聞いて後は【念動力】や街外れまで足元【マジックゲート】で消えてもらったりしたので途中で潜伏場所を聞くのにブン殴りながら

ここまでたどり着いたわけですが



「しかし、本当に男女問わずハーレム化してるなオイ」


全部で5人か、男の子が3人も居るわ



『な…何だお前は!街長の前で偉そうに』


「第八区へ視察に行った時、区主の後ろで揉み手をしていた一団の中に居たくせに、もう自分の顔を忘れたのか!【衣装変換】」


人民服からいつもの戦闘服に戻った


『あれ、まさか…ショウ主席!』



いきなりの土下座、それも捕まっていた娘や息子も含め全員が

更に妹妹メイメイまで土下座状態


「捕まっていたお前ら、全員家へ帰っていいぞ…金福ジンフーは、これから連行するからな、妹妹メイメイも証人として付き合ってくれ」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



また第八区の滑走路と港が見える場所へ戻った、八区主を呼び出して

妹妹メイメイから何があったかを説明させた



ショウ主席!、これは私の手落ちです…金福ジンフー貴様!私の顔に泥を塗ってくれたな!』


(リー)区主、お許しを!』


金福ジンフー、街長として権力を使い住民を殺害までするとは言語道断、この場で死罪とする!」


『ひいいいい!』


海のほうへ全力で逃げたが手を真っ直ぐにして下から右手を斜め上に振り上げ



「ハイパースラッシュ!」


その場の空気が歪んだように見えてる何かが飛んで行き

金福ジンフーの胴体が斜めに血しぶきをあげて2つに分離した

そして(リー)区主をグーパンでぶっ飛ばしている自分が居た



「単なる噂だと片付けて真相を確かめもしない区主が居るか!バカチンがー!」


『しゅ…主席、申しわけありません!』


「とにかく、あの街の警備は全員解雇して新しい編成で配置しろ…って妹妹メイメイどうした?」


『まさか主席だったとは!おじさんよばわりしてごめんなさい、死罪だけはどうかあああ!』


「そこまでしないよ、ところで帰っても仕事がスリしか無いんだよな」


『…そうなんだよね、屋敷から逃亡した身分だし』


「じゃあ、自分の会社で仕事を手伝ってくれる?」


『え、また街長の時のように私を肉奴隷すかぁ…』


妹妹メイメイが自分で胸を揉みながらニヤニヤして言うので



「そーゆー事を自分で乳揉みしながら言うのはこのクチかあ!」


『うひょでひゅーおひゅひひょーんはおひゅひゅひほー』


これでRA2 industry宙夏そらなつの人員が確保出来た


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