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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その10:ジョブチェンジ昇進編
171/189

【お出かけと魔獣退治であります!】

翌日、【マジックゲート】で最初に王都へ行く途中、茜とOH-6Jで降りた原っぱへ出た、ここは1度来たから場所は覚えている

ここからはデルタ6でアン・茜・春燕チュンイェン・サーティ・自分の5人で王都の途中にある村へ行く事にした。



『主、アンが居るからサーティの運転で向かっているのは判りますが…珍しく舞さんが居ないですね』


「舞はしばらく留守にすると思うよ、母上がフリーダム国王妃としてのたしなみを身につけるのよー!とか言ってジャスティーナ夫人に連絡をして地獄の王妃特訓を組んでもらって王都のグランアレクトル城で缶詰になっているはずだから」


『うひぇ、舞さんも王妃になるのは大変ね…そういえば丈夫チャンフ、8区の区主から要望書が来ているから見てほしいのと可馨クゥシン姉さんがエルナを迎えに来てだって』


「ついにベロニカ王国の暴れ娘の性根を叩き直したのか、村を訪問し終わったら行こうか」


8区の要望書を見ていて…結構また大変な事を言ってくると思いながら

抱きついたまま爆睡しているアンを抱えながらKIX-015で発注をしつつ

村まで向かっていた、ところで


村の名前、なんだっけ?



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『ようこそウインザー村へ、村長のメルローです』


白髪白髭のおじさんだった、山の上が似合うかもしれない



「どうも初めまして、ショウ・マクリミナスと申します」


そう言ったと同時に周りから

やはりロリコン公爵は本当だったとか、おっぱい公爵に間違いは無いとか

…もう好きに言ってくれ、本が売れてるなーここから王都が近いから



『ところでショウ公爵様、ここへはどのような御用事で?』


「娘のアンが遠くに行きたいというので、前に王都へ行ったとき途中に村があったので来てみたのです」


『そうですか、村の住人には言っておきますので自由に見学して下さい…ただ東の森には行かないで下さい』


「何かあるのですか?」


『実は、まことに言いにくいのですが…魔獣が出ます』


「魔獣…って何ですか?」


『ご存じ無いのですか!』


それから村長宅で狩猟担当の若者から魔獣について説明をしてもらう

何でも地面につき出た巨大な魔石の影響で熊やイノシシなどの動物が適合した特定の数だけ巨大化して他の動物や人間を襲ったりするがトカゲやヘビなどの爬虫類は問題無いのだそうだ


魔族の所に居るトカゲは、だから大丈夫なのか



丈夫チャンフ宙夏そらなつ国では見た事がないですね』


『主、はじめて聞きました』


『マスター、イレブンにあかつきを移動してもらい熱反応を見てもらいましたが魔石のせいか掴めませんでした』


あかつきでもダメか…うーむ」


『狩りに行って偶然にも魔獣に会ってしまい何人かやられて、もうどうしようかと…って何ですか!そのヒザの上で菓子食ってる子供は!』


『ひっ…うえぇ…うえぇえええ…パパああぁぁああ!』


号泣して抱きついてくるアンを抱きしめ



「てめえ、何うちの子を泣かしてるんだ!ぶっ殺すぞ!」


『主、落ち着いて!』


『マスター、ここで流血戦は御法度です』


丈夫チャンフに子供があと2人増えて誰か泣かせたら国の1つぐらい消える気がしてきた…って村長!娘を泣かせたぐらいで若い衆にグーパンはやめましょう』


「アン怖かったねーよしよし…魔獣か、ちょっと殴ってくるからみんな留守番していて」


『パパー気をつけてねー』


機嫌直るの早いなーさっきまで号泣だったのに



-------------------



【サーチ検索】では判らないが【周辺検索】だと魔獣でヒットした

というか3種類か、狼に熊にイノシシか…大きさまでは出ないがどうしよう

黒騎士Lightで正面切っていくか



「甘かったかなー熊が10mで狼でも5m越えてる大きさかよ、3体同時に扱うとは」


右手のは1門のプラズマ魔力砲で狼の脳天を狙って発射!

仕留めた…いや、魔力壁が体全部に張り巡してある状態でプラズマ小口径1門じゃ無理か


熊の張り手で木を何本もなぎ倒して吹っ飛ばされた、生身なら即死だわこりゃ

黒宝結晶石コーティングは丈夫でも倒す手段が無い…いや、ある!



「【重力結界】【ハイパーミラクルファイナルバースト】これで消滅し…してねええええ!2万度を越えてるのに、魔力壁のせいか!」


その後は吹っ飛ばされつつ反撃の繰り返し、魔獣も段々と数が増えてきていつのまにか

6対1の戦いでフルボッコ1歩前に



「もう一時撤退でもいいか、いや!魔力壁さえ何とかなれば、魔力さえ…あ!」


魔方陣のインデックスを開き前に使ったヤツを出して東の森の上空すべてに展開させた

そして呪文を唱えてみた



「【マジックリムーバー】」


魔獣が立てないぐらいダメージを食らっている、ここぞとばかりに【魔力砲】を範囲集中で出力100%という周りに被害が出たらどうしようと思いながら発射すると

魔力壁を破壊しつつ倒すという荒技に、丈夫すぎるわー


結局、12体を魔力砲で全て倒し魔方陣を解除して原因となった魔石を探したら

地上に突き出た部分が2mぐらい、地下に3mぐらいが埋まった状態の魔石が見つかったので【空間収納】に仕舞ってから魔獣を集め、今度こそ全て焼き払った

【鑑定眼】でも魔石の正体が判らなかったので後で調べるとして、村へ戻ろう



--------------------



「いやー苦労したわ」


『パパ-おかえりー』


『主、お疲れ様でした』


丈夫チャンフ、倒してきたのですか?』


「苦労したが魔獣の元も取り除いたはずだし大丈夫だと思う、村長どうしました?」


『ショウ公爵、魔獣を倒してくれたお礼として夜に宴を開くので是非』


「そうですか、それまで村内を見学してきます」


アンは牛や馬とかは見た事が無いのか、ミルクは牛乳の木というのから出来てくると思っていたらしい、あと…どうやっても馬には乗れませんでした


夜は盛大な宴を催してくれました、アンは外で食べるご馳走に感動したり

同い年の子供たちと遊ぶのも楽しかったようです

帰りは村を出てしばらくしたら【マジックゲート】で、屋敷だから近いんですけど



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



翌日、マクリミナス家



『ショウ、ウインザー村へ行ったそうね』


「母上、よくご存じで」


『王都でウインザー村に魔獣が出るとかの話で今朝、警備兵が100人ほど編成されて向かったけど、ショウと入れ違いで解決されていたとジャスティーナから連絡が来たけど』


「あ、それはですね…」


母上に説明した



『はぁ、偶然とはいえ…後で王都に行って説明してきなさい』


「そうします、たぶん100人でも勝てない相手でしたから」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



王都、グランアレクトル城

国王執務室、例のように豪華な長椅子で面談中です…マジックゲートの移動は楽だ



『話は聞いたが、そんなに凄い相手だったのか?』


「はい、まともにハイパーミラクルファイナルバーストが効かない相手ですから今回は一時撤退も考えました」


『100人の命を無駄にする所だった、感謝する…そういえばジャスティレルの手当てだが金額が決定したので次回から毎月シックビアンカへ送られるが今回は手渡しだ』


「ありがとうございます…って白金貨で5枚も!」


『領主にしては安すぎではという意見もあるが、地下の掘削料がショウ殿の総取りというのは目をつぶるというもあるし良いだろ、あとこの間の見回り手当てを渡すから帰ったら分けておいてくれ』


「掘削料の事がバレてたか、それでも当初の半額ですよー手当ては王都機動捜査班で分けておきます…あとコレに割り印を」


『今度はシズさんが増えるのか…』


竹やりが唸るんだろうなぁ、やっぱり



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