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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その10:ジョブチェンジ昇進編
150/189

【アルヌール帝国へ再訪問であります!】

アルヌール帝国、フランシスクス皇帝の所へ渡された勲章を付けて来ました

確かに高そうな勲章の効果は素晴らしく…誰も逆らう人も喧嘩を売ってくる人も居ませんが、皇帝の側近が土下座状態



『ショウ・マクリミナス様、私の娘はまだ6歳です!我が国がショウ様の機嫌を損ねたのは判りますが体が若すぎるので、どうか種付け行為は勘弁してくださいいいい!』


は?何ですかそれは…そんな事はしないと半分ブチ切れながら皇帝に会う



『ショウ殿、久しぶりじゃな…よく来てくれた』


「フランシスクス皇帝、ひとつ聞きたいのですが…私は皆からどのように思われているのでしょうか?」


皇帝が自分に言って良いのかと悩んでいるようにも見えたが、怒らない?怒っても攻撃は無しじゃぞと念を押されて話してくれたのは


ショウ・マクリミナスは怒らせると相手国の国王やトップごと壊滅的にブチのめして女であれば6歳以上の娘を一撃必中で片っ端から孕ませていく巨根の絶倫王だと



「ちょっとまて、誰だそんな噂を流したのは!王都でも最低8歳だぞ、6歳ってその基準を勝手に作ったヤツはタダじゃおかん、誰から聞いた?」


『それは1年前に帝国へ来たジョン・ダニエルから風の噂という事で関わるなと言われたのだよ』


ジョン・ダニエル、1年前に帝国へ流れ着いて来て色々な武器や乗り物の知識を持っているので帝国兵器開発部主幹として採用されたが、帝国の技術が追いついていないのかあと一歩の所で完成せず新しくやり直すのが多いと



『よくある銃や盾の改良版は出来ているのだが、ショウ殿の所にあるような空を飛ぶモノの完成まで至っていないのだよ』


ふむ、確かにブルト王国の戦闘でも押していたし性能はよさげの盾や銃とかを作ってはいたけど…何か引っかかるな



「フランシスクス皇帝、ジョン・ダニエルに会いたいのですが?」


『ふむ、ちょっと待っておれ』


側近に聞いたら新兵器のテストで近くの山に行っていて明日の朝に戻るそうなので今日はブリックス城で持てなすから一泊してくれと、ならば時間があるので帝国兵器開発部を視察させてくれと頼む



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



昔の自動車みたいな形をした乗り物で揺られること城から20分、帝国兵器開発部に着いた、結構大規模でやっているが…大きいモノは無いな

設計図はあるけど試作機を組んでボツになっているそうだ、設計図を見たら


本当にあと一歩で完成してるだろコレ、どこがボツなんだろ

いや!もう1枚の設計図を重ねたら…やっぱり完成していた!

コレって何か裏があるな、3枚重ねたら完成する戦車とか


そして空力上抵抗が無くなると言われて使った巻物があると

この文字と人間みたいな羅列はアニサキスの呪文だろ

戸棚の裏で【複製石】を使い1つ増やして返却しました

先ほど【鑑定眼】を併用して見ていたのですぐ応用が出来るかもしれない


後は、ジョン・ダニエルが帰って来るのを待つか



-------------------



夜は城で超ご接待モードだった

キワドイ衣装の娘に酌をされ正面にはフランシスクス皇帝が居る

豪華な料理と美味い酒…役人ご接待状態だけど


自分の片側には何故かロリ少女というのは、皇帝…殴るぞ



『あーショウ殿、接待という事で今日の夜伽は2人付けるから楽しんでくれたまえ』


「ちょっとまて、誰もそこまで頼んでいないぞ!」


『いや、帝国で唯一ショウ殿と同じような見た目の2人だ、可愛がってくれたまえ…ほっほっほ』


「可愛がってと言われて…あれ?黒髪で黒目って」


『ヒナといいます、今夜は宜しくお願いします』


見た目7歳から10歳ぐらいか、髪型は黒髪のセブンという感じで散切り頭ショートカットで端が内側に巻いてるのか



『ミカゲと言います、今晩は尽くさせていただきます』


17歳ぐらいか?ロングヘアーでイチナナみたいだな、どこか鍛えている感じがあるわ


ともかく、散々飲んだり食ったりしたので部屋に行こう



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ふぅ、ここまで来て黒目で黒髪ってあるのか?

ともかく明日に備えて今日は寝るか…って誰か来た



『『こんばんわ、夜伽に来ましたあ』』


「うわぁああ!本当に来た」


でも何か違う、ヒナがドアに耳を当てて何かを確かめている



『…お姉ちゃん大丈夫、誰もいないわ』


『そう、じゃあ変化してもいいわね』


2人で右手を挙げてブワッっと木の葉が舞ったと思ったら…忍者服?

茜が来ていたのと凄い似ている



『実は、私たちは…』


「ちょっと待って」


サイレンスの結界と空間結界を部屋に張った



「これで部屋からの声は外に聞こえないけど、2人とも忍者では?」


『はい、実は昔シノービ村という忍者の村がありまして…そこにセールリオン公爵家というのが攻め込んで来て私と妹の陽奈だけ逃がした直後に両親は斬り殺されて』


『美影姉さんと必死に山を越えてここまで1年以上かけて逃げて来て忍者として能力を出すわけにもいかずブリックス城の下働きとして潜りこみ、ついに見ず知らずの殿方に姉さんと共に初めてを捧げる覚悟をしてきました…同じような見た目なら9歳の私でも大丈夫です、さぁ遠慮なさらずに17歳の姉と共にどうぞ!』


「ちょとまて、じゃあ白頭心の爺さんや源蔵さんに、お春おばさん知ってるのか?」


『え、何であのスケベ爺を知ってるのよ!』


美影さん…色々あったのはお察ししますが言い方ひでぇ

その前に覚悟完了して陽奈は忍者服を脱がなくていいから!



「うーんと、じゃあここに茜を呼ぶか」


『え、茜さんはセールリオン公爵家へ養子に出されて一緒に惨殺されたのでは?』


「いや、実は自分の第2夫人なんだよなコレが」


念話で茜を呼んだ、しっかり忍者服と六花を背負って戦闘状態で来てくれるあたりが頼もしい



『茜…さん?』


『え、何で美影姉さんと陽奈ちゃんがここに居るの!』


『茜ねえちゃん、うわぁああああん!』


忍者服3人が再会して抱き合ったまま号泣状態というのも滅多に無いな

それからシノービ村と何人か無事というのも説明した

そして茜から自分がどのような立場でどんな人物なのかも話してくれたから助かった



『ショウ様は…とても凄かったのですね』


「美影さん、まぁ2国の主と社長やってます」


『ショウ様…この身を捧げますので是非とも8人目に』


「陽奈、仮婚約者が隣の国に居たりして、いま大変なんだってば!」


『やっぱり9歳より6歳のほうがお好きなんですか…いや!こんな事を言っている場合じゃ無いですね姉さん』


『はい、実は変だと思って忍びの技を使ってジョン・ダニエルについて調べていましたが…彼はこの世界の人間ではなく、召喚者だったのです』


「なるほど!妙な知識があるのはそれで納得出来た」


何でも隣の隣にあるミスラド国にて召喚魔法を使い魔法属性を持った戦士を5人召喚したはずが1人だけ魔法属性無し、知識だけはあるけどそれだけというのが召喚されてハズレ扱いでカネを握らされて国外追放され流れ着いたのがアルヌール帝国という事らしい

キツい酒で動く車を魔力との合成で動くように作ったのもジョン・ダニエルで、それまでは馬と馬車がメインだったとか、でも長距離はまだ無理だと


ただ、兵器開発部や火薬職人や鍛冶職人が何人も国内で行方不明になっているのは皇帝も知っていて警備兵に捜索をさせているが半年以上も見つかっていない事も



『これは…警備のほうにも何か裏がある気がしますが、私たちのチカラでは限界です』


「うーむ、どうしたモノかなー」



【そこの嬢ちゃんと同じチカラを与えれば良いじゃろが】


[いきなり脳内に来たな創造神、やってくれるのか]


【いや、すでに自分は地上神だというのを忘れて無いか?自分でやれ、バカチンがー!】


[やり方を知らずに出来るかクソジジイ!]


【あーすまんすまん、そこの茜嬢の手を取って与える人のおでこに手をやり「同じ能力の複製」とやるだけじゃよ…またクソジジイと言いおってからに!】


[やってみるわ…]


左手に茜の手を握り右手で陽奈と美影のおでこに1センチぐらい浮かせて手をやると

間が白く輝いているのが判る、本当に地上神になっていたのかと実感した

そして自分がどのような能力を得たか【マニュアル送付】で送った



『お姉ちゃん…信じられないけど、本当なのよね』


忍者服から夜伽衣装、そして接待衣装に【衣装変換】していた



『そうなのよね…出来るのよね』


美影は【光学迷彩】で姿を消していた



『で、主は夜伽だからこのまま2人を手込めにするんですか?』


「だから茜、怒りのグーパン体制はやめろ…このまま返すと怪しまれるからダブルベッドで並んで朝まで過ごすしか無いなあ」


『わかりました、主を信じますが…2人をこの後、どうするんですか?』


「フランシスクス皇帝に言ってカネ払ってでも2人を引き取って村へ送る、そして能力を与えてしまったので、お庭番扱いという事で呼んだらすぐ【テレポート】で駆けつけてもらう事にする」


2人が並んで片足だけヒザを着いた状態で



『『わかりました、2人とも影として勤めさせて頂きます…殿!』』


うわぁああああ!今度は殿ダブルですか

今日はこのまま並んで寝よう



-------------------



翌日、この世界の女性は腕を乳挟みが好きなのか

茜より少ないけど、忍者としての動きが凄いんだろうなぁ

陽奈は股間へ跨がったように寝るのは勘弁してくれ…


朝食を終えて皇帝の所へ行き昨日の夜伽が気に入ったので

黒目で黒髪の2人を愛人にもらう、いや妾に…やっぱり何というべきか考えていたら

皇帝の周りがザワついていた



『ああ、ショウ殿…まことにすまない』


「皇帝、どうしたのですか?」


『ジョン・ダニエルが、行方不明だというか逃げた!』


「はい?何でまた」


『兵器開発部からも家からも荷物が無いのと金庫から開発費が消えている…』


「どれぐらいのカネが消えているのですか?」


『皇帝金貨で5千枚だ、持ち逃げされたあああ!』


「そりゃデカいな…」


初の念話だ、上手くいくか?



[陽奈、美影…聞こえるか]


《陽奈です、聞こえます》


《美影です、殿!どうしました》


[ジョン・ダニエルが逃亡した、実際に見た事がある2人ならサーチ検索の能力で居場所がわかるはずだ]


《美影です…位置が判明しました、城から北北西105キロ先の山中に居ます》


[わかった、近くで光学迷彩をかけて待機してくれ、合流する]


《陽奈、了解しました》


《美影、了解です》


この段階で、ブルト王国へ通りすがりとはいえ喧嘩を売られていたのは知らなかった


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