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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その10:ジョブチェンジ昇進編
146/189

【復活と今後の事であります!】

マクリミナス家にも、朝が来た



『ダーリン…おはよう』


『旦那様…おはよう…ございます』


『主、おはようございます…』


『提督…おはようございます』


『パパ、おは…よう』


『おぢちゃん…おはよう』


丈夫チャンフおはよう…ございます』


いつものように返事を返す



「みんなおはよう、元気そうだね」


サーティが来てリビングのPP-500から出力された紙を持って来た



『マスター、国王様から何か来ております、目を通してから内容をキアーラ様と相談をして返答をお願いします』


「承知!後で確認…ぐほぉおお!」


サーティの腹パンがショウ・マクリミナスの代理も兼ねたアンドロイド

丈こと正式名称J66-OE2が、うっかり普段のクセで返答してしまい

上位の位置に居るシスターズのサーティから一発を食らったという。


一撃を食らった丈が屈んだ所に耳元へ向け小声でサーティが



『毎日マスターの基本動作データーを送っていたのに…マスターは承知と絶対に言いません、注意してください』


「すまん…ついクセで、いま思考シーケンスを強制変更したから大丈夫だ」


『あと、ロレッタ以外のメイドにマスターの不在を悟られないよう姫様ズの…おっぱい揉み計画は行うように』


「あれは無理、やってみたら全員から瞬殺レベルの殴る蹴るを味わった…アンドロイドでなかったら死んでるわ」


『ともかく、しばらくマスターの替え玉を務めること』


「わかった、全力を尽くすが姫様ズの元気が無いからバレそうな気もする」


そんな中、ヒルデだけが皆へ言えずに悩んでいる

昨日の夜に魔眼のせいでまた凄いモノを見たが、誰も気がつかず普通に過ごしていたのと

言えばパニックになりそうだから言えないジレンマが


小さい赤と青の光るモノがエリカの下腹部へ当たり消えたのを見てしまいそれを

ヒルダにも言えない、ヒルダはショウあにぃが居ないと自室のベットで号泣するぐらいヘコみっぷりが凄まじいとは



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「えーと、地上神って何をやれば良いのかと」


朝から創造神と和室で朝食をとりながら、ちゃぶ台に洋食のワンプレートで

クロワッサンというのも不思議なものだ



『あーそれは今までと変わらないぞ、こっちから出す全員分の加護が松にまで上がり魔法や体力レベルなどが計測限界まで上がってるだけじゃ』


「どんなスーパーマンですかそれは」


『それと、ワシら主要神全員の加護が自動的に付くから…それで誰か見張り代わりのストッパーというかお目付け役が必要じゃないかという意見が出てな』


「何ですかお目付け役というのは」


朝食が終わって珈琲タイム…紅茶もいいが珈琲もいいな

座布団にちゃぶ台というのが何だけど、白いカップにGODと青地で書いてるし



『お主の場合は破壊神の依頼ではなくても個人で万単位の抹殺をあっさりやるから今度から武器を使わずとも簡単に出来るチカラがあるでのう、魔王のヤツも責任を感じて協力すると言っているので、地上では2つの神と魔王の能力を持てそうなのは1人しかおらんじゃろう』


「それって…まさか」


『あーもう呼んだぞい』


「ええええ!簡単に生きてる人を天界に呼べるんかーい!」


そこに居ました…天界ローブを着た、キアーラが



-------------------



『廊下を部屋に向かって歩いていたら目の前が突然真っ白になって…私、ポックリと死んでないわよね!おぢちゃん』


「ああ、大丈夫だから…自分は3日で蘇られるはずだ、ぐほおおお!」


6歳幼女でも腰の回してフルパワーで体重を載せたビンタをされると天界は痛みが無いが反動が伝わってきて油断してると吹っ飛ばされるわー



『おぢちゃん…みんなどれだけ心配して泣いたと思ってるのよ!ばっかぁああああ!』


ギャン泣き状態のキアーラがそこに、抱き寄せて頭を撫でながら



「すまん、何であの時キアーラだけに念話が通じたのか不思議だ」


そこに創造神が割って入って来て



『それは元々こっちの世界と連携が可能という希な特性があったのじゃよ、超天才児だというのもあるが人間と魔族のハーフというものある、だからあのような超空間でも念話が出来たとみているのじゃ』


『おぢちゃん…このおじいちゃんは誰?』


「あーこのジッチャンが創造神だよ」


『だからジッチャン言うなと』


キアーラがいきなり離れて土下座状態に



『貴方が創造神とはつゆ知らず失礼致しました!キアーラと申す若輩者の幼女です、私の旦那がいつもお世話になっております、以後宜しくお願いします』


『この幼女…やっぱりただ者では無いのう、早速だが此処でワシの特別加護を付けたら魔王の所へみんなで行ってみようか』


創造神がキアーラの頭に手を当てると隙間が七色に輝いて何かが宿ったようだ

何かを理解したのか、こっちを見るキアーラの目と口元の笑いが怖いぞ



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



魔王の所へ来たが、ダークエルフの森のように目的地まで薄暗い所にあるのか

城は普通の西洋式か…蝙蝠が回りを飛ぶのはお約束か


中に入ると誰かが大広間に居た、彼が魔王か

渋いツノ生やした七三分けで青い肌の青年という感じか、年齢として同じぐらいか?

こいつが時空の扉を開けたせいで無駄に種付けしてしまったのか…許せん!



「魔王!ここで会ったが100年目、フルパワーでブン殴ってくれる!」


『まて、ショウ殿!言いたいことはわかるが落ち着け!』


右手に磁場を強電界で回しているのでバチバチ言っている

さぁ城をぶっ壊す勢いで行くぞと思ったら



『おぢちゃん!だめぇー!』


キアーラの目が玉虫色に変わったと同時に



「うおおおおお、頭がああがあがあがが!」


床でのたうち回ってる自分が居た、まさかキアーラに自分の暴走を止めるため

頭の中に全周囲ヘッドロックを的確にかけられるとは、創造のジッチャンやるな



『おぢちゃんがこうやって暴走するのを止める役目を私が買って出たのよ…後は魔王から何かを受け継ぐわけね』


「くっそう、脳みそが痛い…これじゃ西遊記だな」


創造神と同じように魔王からも頭に手を当てられてキアーラが何かを渡されていたようだが、隙間には黒いモノと雷みたいな電撃が渦巻いていた、この時のキアーラは魔族モードである



-------------------



魔王の城でキアーラと自分そして創造神に魔王と4人でお茶をしています



『これで私も魔王の城と神界に来る権利を得たのよ』


「え、キアーラもそこまでの権利が…自分も魔王の城に来ることが可能なのでしょうか?」


魔王がお茶のポットから自分に注いでくれてながら



『ショウ殿はもう地上神という新しい部署…というか神になったのだから念じただけでここへ来られるぞ』


「はぁ、今後とも宜しくお願いします」


『お願いだから…魔族の抹殺は控えてくれ、あと人族と魔族同士は普通に孕むからあの愛人とは注意してくれ』


「あ、魔王も魔族姉妹の事を知っていましたか」


『魔族都市や魔族関連の場所はこっちからも見る事が出来るから、大きいおっぱいも良いなーと思いながらいつも見ているぞ』


「恋愛神よろしく見てたんかーい!」


キアーラが神様ローブを引っ張りながら



『おぢちゃん、いつ帰って来るの?』


『あーショウ殿を返すのは3日後というのはお約束なのじゃ、それまでに新たなる神の心得とか座学とかもあるからのう』


「げっ…そーゆーのもあるのか」


『そういうわけで、キアーラ嬢ちゃんには先に帰ってもらわねば行方不明になってしまうから戻っておくれ…でもショウ殿が地上神になった事や嬢ちゃんがお目付役の話は極秘だぞい、ショウ殿が3日後に蘇る話はしても良いぞ』


『創造神様、判りました…お目付役を今後も務めさせて頂きます!では戻ります』


フッと光りながらキアーラが消えた、相変わらず適応能力が凄い6歳児だ



-------------------



マクリミナス家屋敷ではキアーラ大捜索一歩前でした



『キアーラ!どこへ行ってたのよ、んもー』


『リディアさん、今すぐ姫様ズ全員を集めて下さい…重大な話があります』


天界に行ってショウが3日後に蘇るという話を聞いたと伝えたら姫様ズ号泣大会に

ソファに床で茜や舞が絶叫状態、王都には長期出張扱いにしておけだとか

丈、お疲れさんだとかもう大変



『パパ、帰って来るって…』


と言いながらベランダに向かって空を見ながら腹を撫でているエリカが居た

まだ大きくなってはいないけど。



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