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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その9:隣国突撃編
142/189

【チョコとハポン行きであります】

『こんばんわ!国王様の妹でヒルデの姉、ヒルダ・マクリミナスです』


『こんばんわ…双子の妹にあたるヒルデ・クリミナス…です』


『ちょっとヒルダ、おっぱい大きいんだから緊張しないでよ』


『お姉ちゃん!おっぱい関係ないでしょ…あうう、まずはダンジョンの話から』


地下ワイン貯蔵庫へ行く途中にある執務室横に収録スタジオを作成し

リクエスト通りに2人ずつ15分間、特技や昔話に体験談などフリーダム国民へ向かって何かを披露してもらった、薄型液晶の装置から便りも来ているのでそれに答えるなど

それぞれ好き勝手にやってくれてるが


春燕チュンイェンと舞の健康増進のための簡単に出来る太極拳教室や

テラとヘイハチの誰でも出来る護身術やロレッタとアリスのお茶の入れ方とメイド技術など、フリーダム国では亡命時から事前に知っている人も多かった



--------------------



更に1週間が経って、まだ天界から答えが来ていないが…そろそろだと思う

いまコッソリとキッチンの脇にカナンを呼んでいる



『ショウ様…早く、先日のご褒美を』


「ああ、コッソリと…ほら」


『すっごおおおい…んぐう!おクチにショウ様の白いのがいっぱい、飲み込むのがもったいない、あああ!』


「そんなに良かったか?」


『んぐっ…飲み込みました、美味しかったですショウ様あああ!』


全力で走ってくる音と共に背中に衝撃が走り吹っ飛ばされて10mは転がっていった



『お手つきがダメだからと、何を咥えさせてんじゃエロ提督!』


「ま…舞、よく見ろ」


『え、これは…ホワイトチョコレート!』


「この間、1人でシックビアンカ防衛で頑張って貰ったから姫様ズに内緒でカカオ豆分離機まで作ってココアバターとココアパウダーにして、ここでココアバターで苦労して作ったのに蹴るなよ!」


『はたから聞いたらこの間のエロ漫画そのものよ、おぢちゃん』


「キアーラ、本当に内容を全部覚えていやがった」


ココアパウダーで牛乳を温めて少し入れて練って熱い牛乳と砂糖も入れて調整し

舞とキアーラとカナンに作ってあげた



『おぢちゃん、チョコレートとは違う美味しさよ…コレだけで飲み物になるわ』


『提督、懐かしいです本格ココア』


『んほぉ、ショウ様の熱いのがお腹に広がる』


『『カナン、それ以上エロく言ったらグーで殴りますからね…』』


舞とキアーラがユニゾンしたのは初めてかも



「やっぱり、感性がみんなと違うからメイドの中で唯一アレの操縦も出来るんだな」


屋敷のメイドにもホワイトチョコと前に作った板チョコにココアバターを入れた改良版を食してもらい感想を聞いたり姫様ズや母上にも聞いたりして、温泉で出せるか聞いてみた



『このサイズならいいかもしれないわね、冷蔵庫のある場所なら市場でも出せるわね』


「母上、これも複製石で作成が出来ますので1つあたり銅貨1枚を考えています」


『ダーリン、このツブツブ入りは何なの、美味しいじゃない』


「リディアそれは割れカシューナッツを更に砕いて炒ったモノとプリンの上に載ってるソースを飴にして同じように細かく砕いて混ぜてモノの2種類だよ」


『主の発想、底知れず…苦いような飴とチョコレートの甘さが後を引くわー』


茜の顔が美味さで砕けてるのは初めてみた



『提督、コレは…赤ワインと合うという話は聞いたことありますよ』


「あ、そーゆーのもあるな…それ用のを作ってみるか」


『『『『『『まだ隠し球があるの!』』』』』』



カカオは、ある程度の大きさのまま留めておき直前にすり潰すと香りが立つというのが調べたら出て来たので、それを練りペースト状にして型に入れて1個ずつ普通のミルクチョコレートで覆って底から注入して蓋をして固めた



『提督…コレですよ!鼻に抜ける香りが凄すぎます』


『おぢちゃん、幼女には油断すると漏らしちゃいそうな衝撃が…子供向けじゃないわ』


『ショウ、どうするのよコレ…ってあなた!ワイン飲んでるし』


グラスにワイン片手に飲んでいる父上ことアルフレード公爵が



『ショウ、赤ワインには先日持ってきた…えーと、生ハムとか言うのと並んで最強のつまみだな』


少し大きいがワイルドポークというのが森に居て狩りやすいというので

それを使って塩をすり込みながら【時空結界】と【時魔法で】生ハムが出来た、薄く切るのが大変だから【念動力】で切ろうかと思ったが


まさか生ハム切断機に飛行神の【かまいたち】がエンチャント出来るとは、おかげで好きな大きさと厚さに寸分無く綺麗に剥くような感じで作成できるスーパマシンのおかげで

市場にて【時間停止】と冷蔵がセットされた冷蔵庫から一定量がパックされた生ハムが飛ぶように売れる、1パック銅貨5枚でも西区の酒場には格好のつまみのようだ



「15個入り高級チョコレートとして冷蔵庫のある温泉と市場の特定場所に置きます、1箱銀貨1枚で考えています」


『パッケージは私に任せて、箱などはおぢちゃんが作ってね』


「お…おう」


その後に、念話でキアーラが



《おぢちゃん…何かで悩んでるわね》


[な、何を言っているんだ?]


《判ってる、いつもおぢちゃんが悩むときは他の事に一生懸命に打ち込むけど…目が他を向く事が多くなるから》


[そ、そうかなあああ?]


《あえて聞かない、それぐらい大事なことだと思うから》


[ああ、大事なことだから]


カンのいい幼女は怖いわ



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



天界から連絡が、ついに判ったのか!

部屋で結界貼りまくりで話をする



『あー大体の場所と原因は判ったぞ、もう1人の世界に居る山本昌平が時空の扉が開きっぱなしになった乱れで同じ頃にこっちの世界に来ている山本庄一に空間ごと精神と共に一体化しているようなのじゃ』


「最悪の複合要因じゃないですか!どうすればいいんですか?」


『えーとだな、おそらく精神的に複写状態の山本庄一の居る場所へ行くしか無いが…向こうも魔法含め、お主と同じような能力があると考えたほうがいいだろう』


「その場所は一体どこですか?」


『ハポンのエゾリウムという場所で着くまでサーチ検索でもわからんだろう、いきなりではなく極秘に向かうしかない』


「やっぱりハポンから来たというのは本当だったんだ…」


『何でその事をワシに言わんのじゃ!場所が絞れたものを』


「確証が無かったのですよ、この件はバレるとまずいので破壊神に言って偽の破壊依頼をハポンで出してもらえますか」


『ああ判ったぞい、調べる衛星なども出せるから有利だしな』


極秘で行くには…時間がかかるがフリーダム国からアレを使うしかないか



--------------------



『ダーリンまた行くの、んもー!』


『主、こっちはお任せ下さい』


『おぢちゃん…今日は目が真剣ね』


「あ、判ったか?行ってくるぞ」


行ってくると言いながらフリーダム国へ【テレポート】をした



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



リングブルグ城、統合司令室に来ました



「アラン大佐、うちのイージス艦マリーナはどうなってる?」


『ショウ国王、2番艦のセレーネと交代して整備中です、船員は休暇に入ってます』


セレーネ、マリーナの同型艦だがフリーダム国を1週間交代で巡回している



「ところで、アクアスは出港出来るか?」


『はい、準備はすぐ出来ます』


「航行距離が長いので時間がかかる、場所がハポンという動力が無いと半年はかかる場所だ」


『了解しました、食料などの積み込みに半日ぐらい時間をください』


待っているうちに旅行者用新システムでも見てくるか



-------------------



空港にもあるIDカード発券機、顔をカメラに向けてパネルに手を貼り付けたら

カメラとパネルで同時に顔と静脈と指紋と網膜パターンをデーター化され

ギルドの石版を参考にしているので名前と性別と年齢に住所も同時にカードへ顔写真付きで記載される


コレを作る時に石版を参考にしたフリーダム国のギルドマスターユスティーナからグーで殴られそうになったが、ジャスティレルのギルドマスターカードを見せたら…ギルドマスターなったのを知らなかったらしくパンツ丸出し大開脚で転がっていった


IDカードは空港のATMで王都の金貨や銀貨を共和国の貨幣に変えてIDカードに蓄積して持ち歩きPSシールが貼ってある店で機械にカードを当てて顔認証で支払いが出来るし共和国での身分証にもなる、残金はIDカードの液晶部分に表示されるから問題なし

もちろん両替も出来るようにしてある



「作動状態は問題無いようだな、後はMRTマスラピッドトランジットや店のペタシステム状態を見て回るか」


確かに食事をしても手と顔認証で払えるのは楽だ

コッソリ行くと国王様!と驚かれるが…話を聞いたら、意外とヒルダとヒルデの2人が人気あるのはびっくりした、2人は見ていて飽きないかもしれない



-------------------



夕方、宙夏そらなつ国側の港に停泊している〔アクアス〕

隠密行動にはもってこいの全長123mになる…黒い潜水艦

1隻しか存在しないがフルで自動化されているので乗員が10名で問題無いのと

空間技法を使いまくったので、実際の船内は広さが1000m越えてる気がする


後ろ側に船体から4本のシャフトに支えられリングが付いているが、それが重力発生装置なのと下側に船体横から水の流れを作るだけのパイプが2機、ジェットエンジン並みのチカラはある



『ショウ国王様!ようこそアクアスへ、艦長のジェニファーです』


金髪ふわふわロング巻き毛に碧眼で巨乳かよ



「すまんな、ハポンまで頼むわ…時間はどれぐらいかかる?」


『水の抵抗を魔力効果でゼロにして重力推進装置で深海を高速巡航しても10日以上はみて下さい』


「まぁ、動力無しだと半年という距離だからいいか」


『判りました、上部横ゲート閉鎖確認!重力アンカー解除…ジャスミン操縦士、離岸してそのまま進路を東に取れ!』


『アイアイサー!』


三つ編み赤髪で丸眼鏡の低身長エンジニアというのが操縦してる

右手ハンドスティックって、このデカいのが航空機並みだな

作って言うのも何だけど、艦長のジェニファーが何か話しかけてくる



『ショウ国王、後ろに12部屋ありますし幹部用の空き部屋を用意してありますから…潜ってしまえば10人、乗員はみんな女性ですから退屈させませんよおおお!』


「え、それは聞いてないぞ!」


『えー知らないんですか…一部ではこの船をアクアスではなく百合アス(リリアス)と呼ばれている事実を、男子禁制ですが国王様は別です、巨乳から太めやロリまで何でも居ますよおおお!』


「うわーまさに密室!逃げられん!」


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