表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その9:隣国突撃編
137/189

【その後の聖杯であります!】

帰って自室から天界に電話をして

聖杯の事を創造神へ聞いてみた



『おーアレか、無事に見つかって何より』


「見つかってとは…何ですか?」


『実はな、若い頃にそっちの世界が出来た時に神連中で打ち上げをやったのだが酔っ払って自分の使っていた酒用のコップを下界に落としたのだよ』


「はぁ?落としたならすぐ拾ってくださいよ!お願いを念じて飲むと難病が治ったり若返ったり出来る凄い御利益モノらしいので大変なんですよ」


『神が早々下界に行けるわけなかろうが、大体の落下点が判ったので何人かに使われたけど、お主のような使者に取り返させて普通の方法では出せないように封印させたのじゃよ』


「それであのような空気が無い状態の所に、ところで神がクチにするだけで酒用のコップが聖杯になるものなのですね」


『それなのだが、自分は酔って記憶が無いのだけど…クチに含んだ神酒を持っていたコップへそのままリバースしてワシは倒れ込むように椅子から落ちてコップは手から離れて下界へ消えていったと破壊神が言っていたぞい』


「きたねーなクソジジイ!これは神のクチから神酒がリバースされたコップだったのかよ…だから神の御利益が異常レベルで発生するのか」


『まあ古い昔の話だからって、またクソジジイと言ったな!』


「言いたくもなりますよ、封印用のガスが鉱山に噴出したおかげで怪我人まで出てるんですから、ところでこの酒用コップは返却したほうがいいのですか?」


『いや、時空神のチカラでまた車両神が行けるかと思ったが、お主の前の世界で2国間の関税戦争だとかで訳のわからん事になっていて声をかけるとウルセエ!とグーパンが入るからのう…ワシへ向かって本当に殴るとは』


「創造神のほうが偉いのに大変ですねえ、あの神ならやりそうだわ」


『そういう事で、お主が保管しておいてくれ!適材適所で使って良いぞ…ワシからのプレゼントじゃほっほっほ』


「えー!聖杯こと酒用コップの管理者は私ですか…って電話を切って逃げた、あああ」


とりあえず、やることはひとつ

キッチンでコレを洗うのは確定だな、聖杯が神のクチからリバースされた神酒のおかげでチカラを得ている事実は墓まで持っていこう



-------------------



キッチンで洗い物をしています

ロレッタが来て訪問した結果の報告があるそうです



『ショウ様、ライフリアでの話は無事に終了しました、リディア様は自分の服などを買っていました、街の大きさから警備に当たる人も多いので平和ですね』


「表向きはそうかもしれないな、今後は何か出て来ても驚かないけど」


『ところで、何を洗っているのですか?この城では見た事が無いカップですね』


「コレについては…知らないほうがいいぞ」


拭いてから【空間収納】で仕舞った



『ショウ様、そんなモノで隠し事をするとは…私を信用出来ないのですか?』


「いや、そういう事じゃ無い」


ロレッタに念話を送った



[ロレッタ、これはメイドとかに聞かれたら非常にマズいものなんだ…これは聖杯なんだ]


《え…聖杯って、水を入れて念じて飲むと難病を治すとか若返らせるという奇跡が起こせるあの!》


[だからおおやけになるとここへトレジャーハンターが押し寄せる事になるからマズい]


《確かに、王都でも聖杯に白金貨5千枚の賞金を出している公爵家がありました、今後コレをどうするのですか?》


[元の持ち主へ返そうかと思ったが、強制的に聖杯の管理者へされてしまったからなーまずは1ヶ所で使ってみたい所はある…]


《難病を治すとか若返らせるのですか?》


[いや、体だけ成長させたいというのがあってな…]


丁度、ポーションの補充アラームが出ているから訪問するか



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ウィンダーマ聖国はウィンルック城へ、アイリス王妃の寝室へ

自動ポーションサービス機の補充カートリッジを入れ替えに来ました

アイリス王妃から言われます


『やっぱり、初代聖王から孫はまだかとせっつかれます…時間がかかるものですか』


「それは1年ぐらい必要かもしれませんね、急ぎますか?」


『出来れば早々に、何か方法があるのですか』


空間収納から聖杯を取り出し寝室の飲料用の水挿しから水を注ぎ

ベット脇のテーブルの上に置いた



「アイリス王妃、この水を子供が出来る体にしてくださいと念じて飲み干してください」


『え…何だかよくわかりませんが、やってみます』


アイリス王妃が水を一気に飲んだ後に…フランクリン聖王にガチ土下座する羽目になろうとは、どうやって言い訳しようか思考が大混乱してます



-------------------



フランクリン聖王が王妃の寝室にブッ飛んできて頭を抱えてます



『確かに、子供が出来るようにと頼んだが…いきなりすぎるわ!』


「すいません!まさかいきなりここまでになるとは思いませんでした」


水を飲んだ直後にアイリス王妃の体が透過光の如く輝いて16歳体型まで成長して

来ていた12歳用の服を全部破けて全裸状態になり王妃が恥ずかしさで絶叫するわ

メイドが飛んでくるわ警衛が飛んでくるわだけど…


これは誰?状態になったのは言うまでもなく

何とか服などは確保が出来たけど、初代聖王が成長した姿を見たら卒倒するんじゃないか

メイドや警衛を外へ出してからサイレントウォールの結界を張った後に何を使ってこうなったかを説明した



『アレが…聖杯だったのですか!』


アイリス王妃が固まってますが、16歳体型になったら乳がDサイズぐらいになるのか



『父上から突っ込まれたら、耳元でコッソリと説明するしかあるまい』


フランクリン聖王もそう言うので大丈夫だろう、後はがんばってくださいと言い

不要になった自動ポーションサービス機を空間収納へ回収し屋敷へ戻った

もちろん、聖杯の事は自分が持っている事を言わないように口止めした…が!


自分が甘かったのを知る事になる



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



アイリス王妃が急成長して2日後、フランクリン聖王とアイリス王妃はがんばってるだろうなと思いながら朝食後にリビングで紅茶を飲んでいたら、ピッタリくっついてくるヒルダが居た



『ショウにい…学校で進路について色々あるので今度一緒に行って』


「お、そーゆーのもあるから3人で一度行くか…ってソファーの後ろから人の頭に乳を乗せるなヒルデ」


『んふふ、一度やってみたかったのよねー』


そんな事をしているとリディアとキアーラがダッシュで走ってきて



『ちょっと2人とも、ダーリンにスキンシップをやりすぎよ!』


『おぢちゃん!おっぱいが好きなのわかるけど、血が繋がっていなくても近親相姦で孕ませはダメよ』


「キアーラ、6歳でそこまでの知識は怖いぞ…ってサーティどうした?」


『マスター、エリザベート様がお呼びです』


また何かやってしまったか…



-------------------



また真っ正面に座らされているわけですが



『ショウ、そこへ座りなさい』


「母上、どうしました?」


『あなた…聖杯を持っているそうね』


「な…なんのことですかああああ」


『例の王様抜き会議システムでアイリス王妃の異常な成長にみんな驚いて突っ込んだら白状しましたよ!』


「あああ、代わりの理由を用意するべきだった…」


『どうやって手に入れたのかを言いなさい』


どこで手に入れたかを言いました、もちろん創造神の神酒リバースで

御利益がある品物だとは言えるわけありません



『はぁ…意外と身近にあるものなのね、それぞれの国王へ言わないように全員で口裏を合わせておいたから大丈夫ですよ』


「母上、すいませんねえ(地味に仕切ってる気がするぞ)」


『そういえばチーズのほうも販売が順調ね、炙ると溶けるチーズとか好評じゃないの』


「アレも魔力ヒーターとセットで結構出てます、時魔法と時空結界のおかげで作成時間も短いですから…いい機会なので母上に聞きたい事があるのですが?」


『判ることなら答えます、私のナマおっぱいが見たいなら今ここで出すわよ』


「それは是非…じゃなくて!王都もシックビアンカは肉より魚の値段が異様に高い気がするのですが?」


『気がついてしまったのね…王都の海側地域を仕切っている公爵家が問題なのよ、王都のジャスティーナの実家にもあたるので国王も強く言えないのよね』


「それって調べる必要がありますね、セブン居るか!」


『横におります…海を越えたらフリーダム国のギャラルナナムですね、わかりました』


やはりシマリーン国から輸入のRA2 industry鮮魚部が必要になるかも


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ