表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その9:隣国突撃編
135/189

【謝罪と準備に要望であります!】

ファーマ基地もホルスト公王の二つ返事で順調に滑走路と建物を作り完成した

位置がそれほどシックビアンカから遠くもないので滑走路の転送機だけは設置が出来たが格納庫には資材運搬用の双方向転移門はある、ブルト基地みたいに機体が運べる大きさは無い


よって人選して2人乗り〔セイバー〕6機と1人乗り〔アーチャー〕6機〔ライダー〕1機と、足りないので新たに〔マグナム〕1機と〔タイフーン〕1機を作成して

フリーダム国からファーマ公国へ移動させたら…最短距離だと言って王都の真横を大編隊で通過してくれたおかげで


現在、呼び出され王都でまたバートランド国王に怒られているわけですが



『…本当に王都が終わったと思ったわ!』


「すいません、王都は避けて飛べいうのを言い忘れました」


『真上でないだけまだいいけど、王都の横にいま作ってる何かの確認もあったのだろうけど、ビックリしたわ』


「それで、Seven Fast Cargoセブンファストカーゴの話ですが…こっちに来る郵便物だけ異様に早いと他の場所からウチも頼むと収集がつかなくなり大変な事になりますし、それだけでは経費が回りませんし今まで運んでいる人の仕事も無くなりますから」


『そうだよな…どうすればいいだろう?』


「急ぎの手紙だけ別に銅貨3枚、小包は銀貨1枚からにして大きさと重さで判断するようにします、危険なモノは調べる機械も置きますから事前に手紙でも断ります」


『そ…そうか』


「生き物などの輸送は要相談ですが、国王様が言い出した事ですからSeven Fast Cargoセブンファストカーゴ王都とフリーダム国とRA2-iの特殊会社とします」


『それは一体どのような事だね?』


「赤字になりそうだったらお互いに国として赤字分を補填しましょうという事で…バートランド国王、自分も未知の領域なんだからグーパン一歩前はやめましょう!」


『ほんとにショウ殿は紙一重の話が多い!そういえばホルスト公王も言っていた人も運ぶ話は?』


「1回に25人を運べる計画はあります、王都とファーマ公国・フリーダム国・シックビアンカの往復なので片道金貨3枚、予約制で往復は割引で金貨5枚を計画しています」


『それは王都として何かやる必要があるのかね』


「後でクラウディアメイド長に話しますが…機内でサービスするメイドが何人か必要です」


クラウディアメイド長に話して全てが王都出発なので機内担当のメイドを訓練して交代で出てくれるようにしてもらえた、全て「スコーピオン」にしてもらったのは機内で何かあった場合は沈静化が出来るようにするためである


いまベースになるボンバルディアDHC8-Q400CCベースでエンジンを魔道圧力タービンエンジンに変更したりAIサポート機能を載せたりとしてるので色々やってます

安全装置が一番大変かもしれない、客席では攻撃魔法を無効化する仕掛けとか

とりあえずファーマ公国でホルストへも話さなければならんな…アレ乗っていくか



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



シックビアンカ滑走路です、小型ジェット機が目の前にあります

今日のロレッタはフリーダム国パイロット制服なので水色の上下とスカートです



『提督!コレって、前の世界で完成したとか言っていたヤツですよね!』


「そうだよ、日本製だよ…今日はコレの操縦をロレッタにもマスターしてほしいと思って連れてきた」


『ショウ様、ありがとうございます…羽根の上にエンジンが付いているのは特殊だと思います』


「さて、3人でファーマ公国まで行くぞ」


-------------------


『提督、6人乗りでトイレもギャレーも付いてるんですか…って、私が客席ですか!』


「行きはお茶でも飲んでゆっくりしていればいいよ、エンジン始動…ロレッタ、各部チェック」


『エンジン回転数問題なし、パネルに触ると反応するのですね…便利なものです』


『後ろから見てると、飛行機でタッチパネルの操作盤は凄いですよ』


「ブレーキロック、エンジン出力最大…問題なし、さて行こうか!」


『エンジンが横にあっても静かすぎる、話の通りねホンダジェットというのは…前の世界ではどうなっているのか知らないけど提督は飛ばしたわよ』


ロレッタも舞と同じように平行感覚も高いところも平気だから大丈夫

操作するのも余裕だしファーマ基地との交信も余裕だ



『ジョーカー1からファーマ基地、着陸許可を願う』


『ファーマ基地からジョーカー1、聞いたことないわね…所属をどうぞ』


「ファーマー基地、フリーダム国ショウ国王だけど…トランスポンダ情報を確認したか」


『あ…失礼しました!南から侵入どうぞ』


「了解、南から着陸する」


AI補助機能無しでも体感で着陸させるロレッタは凄いぞ

さて、コレをホルストに見せみるか


-------------------


『ショウおじさん、ウチの開発部が全員固まってます…』


「まぁ、自分もありえないと半分思ってるがね…まもなく人が運べるようになり1日1回1往復25人が移動出来るようになるはずだよ」


『ファーマ基地司令のアンドレアです、先ほどは失礼しました!何せ基地が出来たばかりで管制官も完全ではないのでたまに私が代行しています』


栗毛で後ろで束ねてる巨乳筋肉質の女性が基地指令か…反抗したら裏拳一発で終わりだろ

指令や部隊長の選定はアラン大佐に一任したんだっけ



「フリーダム国とお互いに王都も含めて警戒を頼む…何も無いとは思うが」


『ショウ国王、了解しました!』


さて、コレには6人まで乗れるからアレクシアさんとジュリアも居るし



「ホルスト、みんなでファーマ公国を上から見てみようか」


『『『え?』』』


みんなで満席状態のホンダジェットことジョーカー1でファーマ公国上空を飛ぶ

上から見たことが無いのでホルストも窓から見てびっくりしている



『ショウ様…操縦しなくていいのですか?』


「舞とロレッタには操縦方法を教えていますし舞はここへ最初に来た時セスナ機を操縦させてますから」


『提督、アレよりは操縦しやすいです…あの棒形スロットルだけは馴染めません』


『ショウ様、お久しぶりです…お父様はお元気でしょうか?』


「ジュリアさん、今日も郵便輸送の話で色々と王都で話したりしてきました」


『ショウ様、こうやって向かい合わせというのも凄いですね』


「アレクシアさん、コッソリ会議とかをやるのにも適していると言われてますよ」


『ショウおじさん…ここからブルト王国は遠いのですか?』


「いや、これなら性能も違うからそれほど時間はかからず着くよ」


『じゃあ、このままブルト王国へ連れて行って!王都にはこの間バートランド国王へ攻め込んだ事を謝罪したけど…ブルト王国へ謝罪はしていないから』


「判った、舞!高度8000まで上昇したら念話で送った数値を自動操縦装置に入れてくれ」


『了解、高度8000まで上げます!』


自動操縦になった段階で操縦を代わったロレッタが紅茶を3人に入れていた

インドルティナの紅茶は飲んだことが無かったのか、また販売ルートが増えたな

意外とブルト王国は近い、これで1時間30分かからずならシックビアンカと王都は遠いな



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『ファーマ公国、公王ホルスト・デイライトです…この度は前公王が攻め込んだ事を詫びに参った次第にございます』


『国王のブルト・エドガーだが…若いのに前の公王の尻拭いとは、当方はフリーダム国と同盟を結んでいてブルト基地があったおかげで全て撃退が出来たから気にしなくてもいいぞ』


『え…ここにも基地が、ショウおじさんそーゆー事だったのですか!』


「だからあの時、大丈夫だと言ったろ」


『王妃のブルト・ダイアナです、アレクシアさんとジュリアさん遠いところわざわざ…テラスにお茶とお菓子を用意してあります、さぁこちらへ』


3人でしばらく話が盛り上がるぞ…そういえば子供達はどうしたんだろう?

丁度よくというか偶然にも護衛を付けて街外れの親戚の家へ遊びに行ったそうだ

ある意味助かったかもしれない


場所を変えて応接室で話をしている、舞とロレッタも居る

なんかオブザーバーとして必要な予感がしたからだ



『ショウおじさん、お願いがあるんだけど』


「なんだい、モノによるぞ」


『王都からファーマ公国を回ってブルト王国へ行き王都へ戻るのが出来ない?』


「そうきたか!そうなるとクラウディアメイド長に殴られるだろうなー」


『ショウ様、それはどういう事ですか?』


「ロレッタ、短い距離だとQ400CCベースで25人だからメイド1人でいいけど1周だと途中で30分止まってシックビアンカを飛ばしても大型のを作ってメイドが4人必要なんだよ」


『どんな事をやるのですか?』


「紙コップでお茶を入れたりお菓子を配ったりするだけだけど、病人が出たら応急手当てだとか誰か暴れたら電気ショック与える武器はコッソリ与えるけど」


『ショウ様…王都のメイドをナメてませんか?その指導は任せてください』


「お…おう、ロレッタに一任する」


王都でロレッタ地獄の特訓をクリアしたメイドは銀の二等辺三角形の中に小さな7つの人造ダイヤが入った特定メイドの証をメイド服の襟に付ける事が出来て涙するメイドも居た

これを見せたら王都の門もフリーパスで警衛が敬礼するぐらいの代物である


周辺国を1周する大型機は…ボーイング777-300ERベースにしなければならないので大変だ



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ