【乗れない事であります!】
誤字と間違い修正しました、国王はメイドの護衛の件は知らない事だった…
『おぢちゃん、おはよう…むふふ』
「相変わらずカギかけようが布団に入ってくるのはお構い無しだな…あ、そういえば!キアーラに聞きたい、布団の上に本が1冊転がっていなかったか?」
『え、知らないわよー裸のおねえちゃんがすっごくえっちな事をしまっくている絵がいっぱい書いてある厚い本なんか』
「…やっぱりカギが掛かっているのに入れるのはキアーラか、グレイスメイド長ぐらいだけだと思ったら!あれは幼女が見て良いモノでは無い!」
『だから返しに来たのよ!おぢちゃんは全部読んでないわね…最後のヤツはひどいわよーキアーラよりも年下に見えるもの』
「全部読んだのか!あああもう…さすが超天才幼女の暗記力はすごい」
確かに伯爵家や王都で起きたメイド系統の事件もコレに当てはまるが
この最終項目の物語は鬼畜すぎる、3~4歳相手は犯罪だろ
ってキアーラが横から
『これ…実際に事件としてある気がするわ』
怖いことを言うな、幼女のカンは当たるんだから
この恋愛神から貰った「エロ漫画単行本」は空間収納行きにします、さっさと仕舞うべきだった
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姫様ズのおはようと妹ツインのおはようと
今度から兄と弟が増えるんだよなー
『兄者、おはようございます!』
『弟よ、おはようである!』
「くっそう、おはよう2人とも」
『ダーリン、すっかり兄弟ね』
するとソフィアが来て
『テラ、昨日も激しかったわ…今日も回数マシマシで行くわよ』
『ソフィア…今日も搾り取ってくれ!』
朝からすげー会話だ、と思ったら姫様ズ全員からの視線が痛い
ロレッタからの視線も痛いわ
サーティが何かを報告しに来たようだ
『マスター裏の小屋の前に何かが届いています』
「お、来たか!発注しておいた…馬の代わりのモノだ」
『主が苦手だとは思いませんでした』
『確かに、前の世界は眺めるモノか金持ちの道楽でしか無いから提督は触ったこともないでしょう』
『パパにも出来ない事があるとは、生きた馬に跨がって乗れないとは』
小屋の前に行くと紫色の物体が置いてある、大きくは無い
1人乗りだが荷台も付いている
『提督…よく資料がありましたね、これなら私も乗れますよ!』
「この世界用にエンジン周辺は改良してあるから、マクリミカブと名付けるか?」
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〔マクリミカブ〕
形が前の世界で走っていたスーパーカブです、飛行神の資料の中にあったので作成しました
普通は自動遠心ロータリー4速ですが、磁力式ロータリー6速になっています
MDCT(マグネット デュアル クラッチ トランスミッション)という磁力の引き合うチカラで動力部分とタイヤ駆動部分の半クラッチ動作を行い次のシフトはDCTだから自動で準備されてます、故にアクセル開けっぱなしでもギヤの切り替えが出来ます
エンジンを100cc相当の内部タービン型魔道エンジンにしたのでガソリンエンジンと比較して300ccに匹敵するパワーとトルクが出る事が判明したために
右側スターターボタン上に左側ライトスイッチと同じ形のモノを付けて切り替えるようにして吸排気制御にて3分の1のパワーへ抑えるよう細工をしてある、ウサギとカメの絵が付いています
後は左ハンドル部分にウインカーやライトの遠目と近目など操作系は同じだが警笛ボタンだけはMDCTの自動と手動の切り替えボタンになっており、自動の場合はギヤを下げると自動でダブルクラッチのアクセル操作をAI機能が行うが手動の時は行わないなど違いはある
チェーン駆動ですがミスリル製なので10トン以上のチカラに耐える構造としており切れる事や砕けるなどはたぶん無いです
メーターはお約束の夜でも見やすい青バックの白色全面液晶パネルです、ギヤポジションやタコメーターも表示させる都合があったので針式は無理でした
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『提督、ギヤが上がっても止まれば自動で1速に戻るのですね、後ろ側のペダルを踏めばニュートラルですか』
「手動でも止まれば1速に戻るようにはしてあるよ…ってヘイハチ兄とテラ弟どうしました?」
『これ、面白そうですね…戦時中は陸王とかメグロなどありましたが、これは使い勝手がよさそうでもあり静かですね』
「戦時中もバイクはありましたね…これ使いますか?」
『『『是非!』』』
「って、何で舞まで言うか」
『みんな同じ職業だったじゃないですか!提督わたしにも1台ください』
「しょうがないなぁ…じゃあ3人に分けますか、使い方を【マニュアル送付】します」
複製石で3台に増やし最初はシフト切り替えボタンを長押しすると液晶メーターの所に四角い枠が出るのでそこに左手親指を置いてもらうと本人登録が完了する
鍵は付いているが本人認証が完了しないとエンジンに点火しない
盗難防止として、鍵でエンジンを切ってどちらかにハンドルを切ると戻らないぐらいロックされます
鍵を回さない限りハンドルが戻らないのと、持ち上げたらグリップに電流が流れます
生きた馬に乗るのがこれほど苦手だとは思わなかった
まさか乗った瞬間に振り落とされるとは…あああ
これほど相性が合わないとは、いつか蹴られるかもしれない。
とりあえず中央広場まで試運転してきますか
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カメモードで試運転してきました、自動でも手動操作でも問題なし
エンジン音がヒュンヒュンヒュン…という音が排気管からもするので歩行者も気がついてくれる、噴水の前でサイドスタンド立てて止めてと
今日も平和だシックビアンカ、と思ったら電話が鳴ってるわ
『マスター、サーティですが…国王様よりジュリアの準備が出来たので送って欲しいと紙が来ております』
「判った、舞も例のメイド服を着させて連れて行くか…黙って拝借したようなものだからな」
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王都グランアレクトル城からファーマ公国ラトグロム城へマジックゲートを繋げ
ジュリアとお付きの2名と嫁入り道具他を【グラビティ】や【空間収納】で運びこんだ
『ジュリアです、今日からファーマ公国でお世話になります』
『アレクシアです、ホルストの事をお願いします…』
『ジュリア様専属世話係のアリスンとシンディーです、これから宜しくお願いします』
今日はロレッタと舞も連れて来てるが
『あれ?大きいおっぱいのメイドなお姉さんは来ないんだね』
『ぐ…ホルスト公王様、私はマクリミナス王都子爵第5夫人、マイ・マクリミナスと申します、だから行けません』
「よかったな、きっと名前を覚えてもらえたぞ…舞なんか涙目だな」
ロレッタが小声で
『ショウ様、アリスンとシンディーは王都メイド第1プラネット隊所属で両方ともスコーピオンです、クラウディアメイド長が護衛も兼ねて送り込んでくれました…秘密ですよ』
「マジか王都のメイド長、太っ腹だな」
薄型の全面液晶カメラをアリスンとシンディーに渡す、実は指2本で画面をスライドすると、お互いに通話が出来る端末になり…王都のジャステーナ国王夫人の白い端末へ連絡も出来るようにもなる、撮影した画像は端末から送ると指示をすれば夫人に渡した30cm四方の箱からハガキ大のカラー写真が出てくるようにしてある
本当はスマートフォンってあまり好きじゃないんですが
用事が終わったので一度グランアレクトル城へ戻ろう
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『ショウ殿、ジュリアを送ってもらったり色々とありがとう』
「正式に結婚式をやるときは改めて連絡するそうですよ」
ジャステーナ夫人が何かを持ってやってきた
『ショウ様、あの白い箱から早速出て来ましたよ…ホルスト公王は迷惑じゃないのかしら』
「どれ何を送ってきたのか…早速これですか!コレが決め手だったから問題ないです」
『提督、私のせいかもしれませんね』
「まあ舞が2つの国を動かしたようなモノだから自慢していいぞ、その服も正式に貰えたんだし、しかし早速送ってくるかコレを」
ジュリアの乳に埋まっているホルスト公王の画像を見てニンマリしているバートランド国王を見て王都も平和だと思ったが
『実はショウ殿…あの機械で書面にも出来ない事件が最近起きて、特殊すぎてどうしようかと思っていたのだよ』
「それは聞きたくない気がします」
『私のクチから言うのも何なので…王都中央病院に行けばわかる、連絡はしておく』
そのまま自分と舞とロレッタの3人で中央病院へ行くと、これほど天才幼女のカンが当たっていて欲しくなかったと思った時は無かった…3歳幼女2名から4歳幼女1名が
無理矢理に強姦されてボロボロになって入院してるとは誰が予想したよ
医者がどうしょうも無いというので四肢再生も出来る【エンジェルブレス】なら
確かに元へ戻せたが、尻まで壊れてる幼児を見て舞が窓際で号泣してたよ
でも精神的に壊れてるのは…アレを使うしか無いか
シスターへ試験的に作らせていたヤツをここへ送らせている時間に
【催眠操作】で3人を眠らせて【記憶拝読】で事件時の記憶を…
DE-78銀パッドに記憶を書き込んだら、ちょっとトイレでリバースしてきます
あれはダメだ、ダメすぎる!
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『提督、大丈夫ですか!』
「大丈夫だ…3人分は死ぬかと思った」
『ショウ様、何かが部屋の隅に現れてますが』
銀色の液晶画面が付いた機械が置いてある
「医者から貰ったカルテを見て昨日、2日前、3日前だから何とかなる…この汎用型の装置は72時間が限界だから」
『提督、これは何ですか?』
「魔族の技術を使った、現在から72時間までの記憶を消去する機械だ」
1人ずつ機械から線が伸びた大きい目隠しのようなモノを目の上へ被せて
装置の電源を入れて72とテンキーを操作しセーフティ解除ボタンを押しながらスタートボタンを押すと180秒後には3日分の記憶が消去されていた
3人分を終了し被害者は居なくなったが…また出る可能性はある
実行犯は2人ほどつるんで居るのだから
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『王都は入るのが難しいが出るのは簡単だぜ!』
『去る者は追わずってか、しかし幼女3人はやり過ぎたか?』
『だから馬車を盗んで全力で逃げてきたんじゃねえか、次の街でもヤリまくるぜ…シックビアンカなんかいいな、ん?後ろから音と光が1つ近づいて来ないか』
マクリミカブ…ウサギモードは馬の比じゃねえ、マニュアルモードだと2速でも前輪が浮くからコエエよ時速150キロは安定して軽く出るじゃねえか…排気音まで変わるとは
『なんかわからんがもっと早く逃げろ!』
「風操作…この先200m、左へ横風50m長さ30m高さ10m」
馬車が木っ端微塵になるぐらい馬ごと吹っ飛ばされた
『『うわぁああああああ!』』
風操作を解除しマクリミカブを近くに止めた
モードを変えると排気デバイスも変わりドヒュドヒュドヒュという排気音になるのか
「おまえら…幼女強姦の罪で無事に王都から逃げ出せると思ったか」
吹っ飛ばされてボロボロになった太めのオッサン2名が
『な、なんだおまえはー』
「王都機動捜査班、ショウ・マクリミナス」
例の身分証をパコっと開いて見せるとゲッという顔をして青くなった
近づいて倒れているオッサンの尻にグーパンを正拳突きで1発ずつ食らわせた
『いってえー!』
「ほれ、これで許してやる…どこへでも逃げろ」
『…くっそう、覚えてやがれ!』
2人は草むらを全力で逃げて行った
『提督…どうして逃がしたんですか!怒りますよ!』
『ショウ様、それでも機動捜査班ですか!』
「舞もロレッタも追いつくとは流石だな…誰が逃がしたと言った?」
『『え、それじゃ…』』
「そろそろかな?」
デカい爆発音が2発連続で聞こえた
『提督…何をやったのですか』
「いや、魔族の愛人から受け継いだ爆裂魔法を尻に正拳でブチこんで3分後、尻が爆発するようにしたんだわ…幼女の尻まで壊すヤツにはいい制裁だ、たぶん下半身ごとまとめて吹っ飛んでるだろうね」
『ショウ様、キアーラ様の言うとおり鬼ですね』
それは認める、マクリミカブを【空間収納】に仕舞って【テレポート】で国王様に報告してくるか