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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その9:隣国突撃編
127/189

【これも引き継ぎであります!】

北区の岩場に[ヘイハチ中尉]と[テラ少尉]と自分の3人で来ています



『ショウ中尉、以外と便利だね…テレポートというのは』


「テラ少尉、便利だけど使い方に気をつけてください、いきなり現れたら相手が腰を抜かすとか問答無用で攻撃をされる可能性もありますし…一度も行ったことが無い場所は出たら水の中とか壁の中など洒落にならない場合があるので」


『それは怖いですね、ところで今日はどんな用事でここへ?』


「2人にコレを渡そうと思いまして」


9mm拳銃と64式小銃を【空間収納】から出して渡した

弾もセットで弾倉が10個ずつはある



『凄い、三八式なんて5発だったのに64式は20発なのか!』


『9mm式拳銃は持った感じが九四式拳銃とは違う』


「じゃあ、あの場所へ試しに撃ってみましょう」


岩へ2Dモデリングで書いた的に向かって2人で撃ってみる



『64式は自動で装填されて、連射もするのか!』


「ヘイハチ中尉、そうです…この弾倉を入れ替えたら追加して撃てます」


『9mm拳銃もいい感じです』


「これらは【格納箱】という特殊能力の所に仕舞っておけます、銃と弾がそれぞれバラバラの場所ですが、64式の銃剣も渡しておきます」


『ショウ中尉、この銃剣は黒いのですが?』


「黒宝結晶石というモノで加工してあり、おそらく現存の金属で一番堅いです、単体でも応用が効きますよ…さて、仕舞ったら今度は専用機でも見に行きますか」


弾倉は格納箱でも1ヶ所で済むのがわかった

後は手榴弾も10発ずつ渡したしフラウガルテンの滑走路にテレポートした

一度行っている場所は覚えているので単独で行けるのは理解したようだ

テスト機05号の時に行ったからなあ



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『これが…ゼロ・ファイター』


『3機ありますが、テラ少尉のと自分のは違いますね』


「テラ少尉のは1人乗りでヘイハチ中尉のは2人乗りです、自分のは1人乗りだけども色が紺色で2人のは薄い鉄色、ガンメタリックに近い塗装のですよ」



===================


マクリミナス専用機〔ゼロ・ファイター〕


ゼロ型魔道圧力ターボエンジンを2機搭載、空中と攻撃能力の高さからセイバーや疾風よりも性能は「使用者により」かなり良いと思う、これも1人乗りと2人乗りが存在する、機体は同じくミスリル合金製で軽くしてあるのと耐熱耐冷スクリプトを書き込んでいるが

排気スパイラルブースト機能が3分限定で使えるのでその時は最高速度が音速の3倍を超えるかもしれない


原型はF-15 イーグルです


===================



『先ほど屋敷で着たので【衣装変換】を使えばヘルメットごと着替えられるのは楽ですね』


「テラ少尉、嫁連中はドレスごと全員でやるから訪問先でみんな卒倒しそうになってますよ」


『乗るときに自分を【グラビティ】のチカラで持ち上げるのはコツがいりますね』


「慣れですよ慣れ…じゃあ試運転飛行に行きますか!各自、乗ったら飛行前の点検をよろしく」



『キャノピークローズ、電装系統チェックシーケンス開始…異常なし』


『ブレーキロック、スロットル上昇…エンジン吸気及び排熱異常なし』


「通信シーケンス3系統異常なし、テスト6号機から各機、順番に付いてきてくれ」


1機ずつ順番に滑走路へ出てきて一気に離陸していく、操作方法も事前に送ってあったし元々零戦操縦者だから上手い…何せゼロ・ファイターだけはサイドスティック方式ではなく


センターに操縦桿がある普通の方式なのだから



『ショウ中尉、後ろから蹴られるぐらいのパワーですね…零戦の比じゃないです』


「そうだろうなあ、テラ少尉の時代から性能が上がってるからね」


『翼にさりげなく零戦と同じように日の丸が入ってるあたりが泣きそうです』


「ヘイハチ中尉、だから言ったでしょ…専用機だって、よし急上昇とフルパワー運転して急旋回でもやってみて降りよう」


『『了解しました!』』


高度12000mまで一気に上がってから水平飛行に入りスロットルを限界まで上げるとSPIRAL BOOST ONと表示が出て排気音が変わり青い圧力ターボエンジンの色が細く遠くに伸びるように見えて速度が一気に上がる、ピーク時にマッハ3.5を記録した


大きく旋回しながら戻ろうとしたら、すでに速度が洒落にならないほど速かったせいでブルト王国の向こう側まで来ていたのにモニター上のマップで気がついた、こうなったら迂回してブルト基地に立ち寄るか



{ブルト基地コントロール、こちらショウ国王…近くまで来たから視察する}


{こちらブルト基地、カーター少佐です…レーダーに映ってますが3機ですか!}


{山に設置した広域レーダーは正常に稼働しているようだな、兄と弟を連れてそっちに行くから}


{ショウ中尉、間違っては無いですが…今度から兄者と呼びますよ!}


{ショウ中尉、今度から弟よと呼んでいいんですか}


{2人とも、着陸したらその辺はじっくり話そう…急旋回と降下いくぞ遅れるな}


{ゼロ1号了解!}


{ゼロ2号了解、追います}


一気に左へ急旋回と降下を重ねてブルト基地へ向かった


-------------------


「ブッカー中尉、久しぶりだな」


『国王様、お疲れ様です!今日は何故ここへ?』


「いや、2人用の専用機を飛ばしたらここまで来てしまったというわけだ」


『しかしこれは速そうな機体です…あ、基地司令が来ました』


司令というのは、ヒゲを生やしたがるものなのだろうか



『基地司令のカーター少佐です、前に話していた件ですが』


書類を渡される…中をめくっていくと前に聞いたヤツだった



「ああ…コレか、どうしたモノかな」


『おまけに、ダイアナ王妃様が6人を城へ来させろと言うし…どうしたものかと』


「よし、3つの用事を同時に済ませるか!」



+++++++++++++++++++



『テラ・マクリミナスと申します』


『ヘイハチ・マクリミナスと申します』


『ここの国王であるブルト・エドガーだ、ショウ殿これは一体?』


どうして2人がマクリミナス家に来たかを説明した



『そ…そうか、公爵家でも色々あったのだな』


そう言っていたら他の家族がみんな来て、その中に居たアンジェが全力で走ってきて



『ショウおじさああああん!会いたかったああああ!』


半泣きで全力で飛びつきの抱きつきにテラとヘイハチの2人が



『『やっぱり、その趣味があったのか…いつかアンジェも手込めにされるぞ』』


「だからその趣味は無い!誤解のされる事は言わないように」


『アンジェよくわからないけど、ショウおじさん!アンジェを手込めにして!…おじさん頭を抱えてどうしたの?』


「アンジェ…それはもう言わないで、おじさんは大事な話があるから後でね」


ここへダイアナ王妃が会いたいと言っていた【チームアンジェ】を国王名で全員呼んだから来たようだ、流石にそうなると全員制服で来ている、空自の制服を水色にしたモノだが

白ワイシャツに紺ネクタイで男子はズボンで女子はスカートなのはお約束



[ミカ・アンジェリカ]

金髪アップポニテ碧眼で気が強い

姉御肌リーダーである


[ドロシア・エスメラル]

茶髪片目が隠れるぐらいロン毛で黒目

何を考えてるかぱっと見わからん


[ローレン・マルティネス]

赤髪短髪碧眼のつり目

絶対怒ったら手が出るタイプだ


[マリエル・ザラム]

金髪ふわふわ髪優しそうな青眼

胸の十字架が何故戦闘機乗りなのか謎だ


[エレイン・シュマルト]

金髪ツインテールで青眼

サクサクと物事をかたづけるタイプなのかね、妹なのか


[イレイン・シュマルト]

金髪肩までな青眼

本当に昇天しやすいんだろうか、姉のほうらしい



『アンジェリカ少尉以下チームアンジェ、全員参りました!』


「というわけで、ダイアナ王妃…何か用があるのでは?」



『貴方たち…敵に向かっていって怖くないの?』


『エレイン・シュマルト少尉です、それを考えていたら飛行機は乗れません』


『マリエル・ザラム少尉です、たとえそこで人生が終わったとしても…それが天の思し召しです』


『ローレン・マルティネス少尉です、心臓が高鳴るこの時のために私は生きてます』


『ドロシア・エスメラル少尉です、血が逆流し叫びそうなこの一瞬、王妃には判らないと思います』


『イレイン・シュマルト少尉です、敵に向かって行くたびに快感でパンツが汚れます、ふふふ』


『ミカ・アンジェリカ少尉です、この最強の変態6人で編隊を組むのが私の楽しみなのです!』


『あああ、聞いた私が間違っていました…私たちとは違うのですね』


「ダイアナ王妃、この6人に普通の感性は通じません、今度は私の番か…アンジェリカ少尉、報告は聞いているぞ!」


『はっ!塗装変更とチーム名変更と機体番号変更をお願いします!』


「と、言ったからあっさり通すと思って…ん?下で人のズボンの裾を引っ張るのは」


アンジェがズボンを引っ張って両手を上げて抱き上げ要望のポーズを取っている

抱き上げると耳元であることを…なるほど、ならばしょうがないなぁ



「えーと、ここに居る国王の娘が後ろのマークと色が良かったというのでここでダメ出ししたら王妃の娘がギャン泣き間違いなしだから、塗装変更とチーム名変更と機体番号変更は許可する」


『え、国王様…いいんですか!』


「あと、考えたらこの娘の名前とチーム名が一緒だわ…ヘイハチ中尉どうしました、コレいいですね!相変わらず絵が上手い、チームアンジェに使えるわ」


『これは…みんな!これをヘッドマークに使うわよ!』


「あと、ここで今のうちに言っておく…ミカ・アンジェリカ少尉!」


『はい!ショウ国王』


「現時点をもって階級を少尉から中尉とし正式にチームアンジェの隊長とする!」


『あ…ありがとうございます!』


これでいいんだろうなぁ、たぶん…あ、何か用事がありますか?



『エレイン・シュマルト少尉です、フリーダム国のショウ国王にチームアンジェ全員からの質問を私が代表して聞きに参りました!』


「何だ、いい機会だから判る範囲で答えるぞ」


『ショウ国王は、ロリコンですか?』


「そんなわけないだろ!」


『それでは行動と合っていませんと意見が』


「それ以上言うと…全員地上勤務にするぞ」


それを聞いていたアンジェが抱きついたまま



『ショウおじさん…ろりこんってなぁに?』


「アンジェ、それを言うとおじさんはもうここへ来なくなるよ」


『…わかった、アンジェもう言わない』


後日、チームアンジェの吸気口左側に横に一筆書きのような流れ星髪飾りが付いた長髪娘の横顔が書かれる事になる



+++++++++++++++++++



{よし、アラン大佐にアンジェリカ少尉の昇進は連絡したし今日はこれで帰還する}


{ゼロ1号了解、戻りましょう兄者}


{ゼロ2号了解、帰って風呂にしよう弟よ}


{くっそう…呼び方はまんまとやられたわ!ブルト基地管制、3機まとめて離陸許可を}


{ブルト管制からテスト06号ゼロ1号ゼロ2号離陸どうぞ}


後は真っ直ぐ出発点に戻るだけだ


-------------------


フラウガルテンの滑走路へ着陸してから、それぞれの【格納箱】にゼロ・ファイターが仕舞えるかやってもらったら入ったのでそのまま各自保管という事にする、そして元の服装に全員が戻った

ついでに自分が預かっていた零戦五二型もそれぞれ返却しておいた



「いやー結構速かったなー」


『飛んでいて零戦より音が静かですよ』


「あれでもエンジン2機積んでるんだけどね」


『それで、この後はどうするのですか?』


「とりあえず屋敷に帰ろう!」



戻ったらブルト基地に寄っていくと連絡をしていなかったので姫様ズとソフィアから3人ともこっぴどく怒られました、2人にまだ端末を待たせて無かったのと飛行神のデーターベースに面白いのがあったので色々とやる事もある、まさか地上が広いから空港内連絡用の車両がいくつか入ってるとは

あの世界中に売れた絶対に壊れないと言われたベストセラー二輪車があったとは!


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