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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その9:隣国突撃編
120/189

【さらわれたアンジェと帝国であります!】

国名を間違っていました

第五区のオオトカゲの所から1トンほど金の原石を切り出してきて機械作業室で精錬したら700kgもあったのでしばらく大丈夫だろう…従兄弟から聞いていた通り、本当に切り出したりする技とコレでも1%に満たない埋蔵量にビビっていたから掘りに近づいた奴は容赦しないそうだ。


【空間収納】に入れて水仙城へ持って行き汀洲テイシュウさんへ販路は任せる

小出しにすれば何とか大規模金山があることは悟られずに済みそうだと、金のインゴット1kgが700本あれば宙夏そらなつ国はしばらく安泰だろう


それで…フリーダム国 Celestial Beingソレスタルビーイングは〔グリフォン〕と〔スターブラスト〕の配備が完了したのでブルト基地に回すことが出来た、同時にRA2 industryブルト出張所も順調に配達や営業も行っていると…


などと考えていたのだが、あれから5日経ってみたら閃き幼女キアーラが

大型転送機を小型化してお互いに書類を転送しておぢちゃんが地下の会議室横にある部屋で判子押しやれるようにすればいいのよ!なんて言うから


電子レンジみたいな箱が棚に2つ並んでお互いの国旗が付いてます


白い四角の左上に黒い六角の星があり、星の右下からから青い線が七本並んで対角線まで等間隔に四角の上から下まで貫くように引いてあるのがフリーダム国


赤い四角の左上に黄色い星が縁を描くように8個、並んで書いてあるのが宙夏そらなつ


両方とも、キアーラが原案を書いて来たが一発採用だとは…天才幼女ここにあり

それはそうと、宙夏そらなつ国 第七区植樹計画及び太陽光発電伐採計画ってなぁ



『ショウ様、お茶を入れますね…書類の山が凄いです』


「今まで各所へ行きまくったツケが一気に来た感じだよ」


『それでも2/3は終わりましたね、終わった分は転送機で送付しておきます』


「よろしく頼む、ちょっと紅茶を飲みながら休憩するか」


『ショウ様、誰も居ないからってカップを置いた所でメイド服のスカートを捲り上げて尻揉み撫で回しなんて…あはぁ!んぐぅ…』


あ、VRに着信が…アラン大佐?


「Red pepper Connection」



『あ、ショウ国王…RA2ブルト出張所からマリアンヌが御用聞きに行ったら城がちょっと大変な事になっているというので報告が来たのですが』


「どのような感じに?」


『何でも、アンジェが行方不明だとかさらわれたとか脅迫だとか隣国とか』


「厄介だなそれは…」


『それと、ブルト基地で試験的に〔ライダー〕を飛ばしたのですがアルヌール帝国側から敵味方識別カウンターによると847人の軍勢が接近中です、まだ国境まで100km以上ありますので速度を考えると時間はかかるでしょう』


「よし、配備されている〔セイバー〕6機を出られるようにしておけ…5番機と6番機に大型魔力圧縮型爆裂誘導ミサイルを2発ずつ搭載するように指示を出せ、これから自分もラーフェルス城へ向かう」


緊急の用事だから仕事はこれぐらいにして…あ、しまった

ロレッタは声をかみ殺すようにメイド服の袖を噛んで耐えていたのか、涙目だよ



『ショウ様、通話中ぐらい尻を揉む手を止めてくださいよ!気を失いかけて声を出しそうになりましたよ、えっちなんだから…』


「すまんロレッタ、どうもブルト王国で末娘がさらわれた可能性があるから行ってくる【テレポート】」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



いきなり謁見の間へテレポートしてしまった…まずは【サーチ検索】エドガー国王

居た、もう1回【テレポート】



『うわ!ショウ国王…何故ここが判ったのですか?』


「まぁ色々と、ところで何かあったようですね」


『実は、長女のアンジェが…何者かにさらわれた、同時にこのような手紙が送られて来た』


「ほう…軍隊を送ったので例の新兵器を使ったら娘は殺すと、実はウチのほうでそれも察知していまして前よりも倍以上の大規模で来ているのが判っています」


『宮廷魔道士総動員でアンジェの居場所を調べたが一向に掴めなくて、結界を張っているから無理だろうと』


「魔法では無理ですか、魔法では無理…あ!もしかしたら【サーチ検索】アンジェの居場所」


魔力で無ければ結界を無視して場所が判るのか、特殊能力と神様の加護に感謝だな



『ダイアナはショックで倒れて寝込むし、どうしたらいいか』


「エドガー国王、ちょっと娘さんを取り返してきます【光学迷彩】【テレポート】」


『ショウ国王が消えたあああ!』



+++++++++++++++++++



『えぐっえっぐ…うわぁああん、おうちにかえしてえええ!』


「あああ!うるさい、メイドに化けて催眠魔法と転送魔術に結界魔法で場所がバレないように魔法結界と音が漏れないように遮音結界まで張ってるからクソガキが騒いでも無駄よ!」


栗毛ツインテールの魔道士か…【鑑定眼】魔力は243だけど魔法術は199か、そこそこの術式の使い手だが、気配では判らないタイプか



『これもアルヌール帝国で宮廷魔道士になるため…どこで宮廷魔道士になってもいいんだけどクソガキ捕まえてなれるならこっちのほうが早いかなって』


『うわぁああん!おかぁさあああん!』


『ああ!うるさい!』



  パァン!



「【光学迷彩解除】おい、大人が幼女に張り手かよ…」


『だ…誰ですか貴方は!』


「【超加速】グーパン時間限界まで連打!」


そこに5秒でボッコボコにされてる女性魔道士が居た

椅子に縛られてるアンジェのヒモをほどいてボコった女性魔道士を逆に縛りつけた


「大丈夫だったか?」


『う…うわぁぁん、ショウおじちゃん怖かったよおおお!』


全力で抱きついてきて号泣しているが

2人を縛っている魔道士も椅子ごとラーフェルス城へ【テレポート】した



+++++++++++++++++++



ダイアナ王妃、もう号泣です



『アンジェ!』


『おかぁさあああん!うわぁああん、こわかったあああ!』


『ショウ国王、娘を助け出していただきありがとうございます』


「ところで…全てはこの魔道士がやった事なのですが」


『知っていたって誰が言うものですか…あたたた、全身殴りまくりやがって』


「【催眠操作】誰に頼まれた」


『…アルヌール帝国軍参謀本部長のグリムよ、協力すれば宮廷魔道士にしてやると言われたから』


「この作戦シナリオを書いたのもグリムか?」


『…そうよ、催眠魔法と転送魔術に結界魔法が使えるからって宮廷魔道士を条件に雇われたのよ』


「お前の名は?」


『…アグネータ』


「【催眠解除】」


『はっ!いま何をしたのよ!』


「いや別に、何もしてないよアグネータ」


『何で私の名を!』


「色々判ったからもういいよ…ところで、隣国で王族の娘をかっさらったんだからそれなりの覚悟は出来ているんだろうね?」


『いや、私は頼まれただけで…』


「エドガー国王、どうします?」


『ショウ国王に一任する、普通は死罪だが』


『ひぃいいい!後生ですからお助けください!』


「お前、王族の幼女に張り手かまして無事に済むと思ってるのか?」


『何でもしますから命だけはあああ!』


「そうか…何でもか、【催眠操作】自分が合図するまで睡眠状態を維持せよ」


ガクっと椅子に縛られたまま気を失うが如く昏睡状態になった

さて、後はアルヌール帝国が攻めてくるのを何とかするだけか



「帝国を何とかしてきますのでエドガー国王はここでドッシリ構えていてください」


『それでいいのかね?』


「はい大丈夫です…って、アンジェどうした?」


『ショウおじちゃん、無事に帰ってきてね』


「ああ、ちゃんと帰って来るぞ」


さて、ブルト基地から作戦開始だ



+++++++++++++++++++



『ブッカー中尉以下フォックス中隊準備、完了しています!』


「ご苦労!敵の距離は?」


『あと1時間で国境という所です』


「よし、今回は自分も出る!【空間収納】」


『国王様、突然出てきたこれって…真っ赤なんですが!』


「色々あって、1機しか作れなかった専用機〔ジェネシス〕だ」



====================


ショウ専用機〔ジェネシス〕


燃料の必要が無いジェネシス専用型魔道圧力ターボエンジンを1機搭載、機体はミスリル合金製で軽くしてあるのと耐熱耐冷スクリプトを書き込んでいる、他に薄型魔力ブースタージェットを下側に向けてコクピットの後ろに内蔵してあり、上のハッチ型吸気口と下側の観音開き排出口を解放したら下側に向けて使用することが出来る、上の吸気口の後ろにもう一つの開閉式吸気口があり、前側の吸気口を塞ぎ上側を使用すると倍圧縮コンプレッサーユニットを使って両翼に付いた噴射口から高圧空気を下側に出せる


機体後方下側に位置する機体排気口扉を観音開きで解放する事によりエンジン排出口が90度下側に折れ曲がり下側へエンジン出力を全て向ける事が出来る、途中で徐々に戻す事が可能

上記を全て組み合わせる事に垂直離着陸が可能だが、機体で光学迷彩が可能な仕様

飛行中はエンジンをラムエアモードに切り替えで目立たなくなる


原型はF-35ライトニングIIです


====================



コクピットがデカいディスプレイ1つというのも凄いな、〔ライダー〕からの情報もリアルタイムで表示されている…そろそろ出すか



「フォックス中隊、全機離陸せよ…自分も出る!」


エンジン始動、ブースタージェット吸排気口解放、ブースタージェット始動、後方吸気口解放、前方空気口閉鎖、機体排気口扉解放、エンジン排出口90度回転確認


離陸開始!おおお…浮いた


オートバランサー問題ない、自動復帰モード…AIは組んであるから

これも問題なし、さっきは手動だけど自動も大丈夫だろう



『こちらフォックス3号機、ショウ国王様…滑走路いらず卑怯です、やられました』


『フォックス2号機です、尾翼の青い竜マーキングがイケてます』


『フォックス5号機です、大型ミサイル6号機と2発ずつ持ってますがどうします?』


「こちらジェネシス、全員が国境を越えたら1号機と2号機は目の前に大穴を空けて進路を止めろ、3号機と4号機は同様に大穴を空けて後方の退路を塞げ」


『こちら6号機、2機のタイミングは?』


「進路と退路が塞がって停滞したら、4発全部まんべんなくぶち込め」


『1号機、フォックスリーダー了解…各機行くぞ!』


--------------------


作戦は大成功だった、847人の軍勢は破片も残さず消え去ったが…

間違いなく湖が出来る規模の大クレーターまで作る羽目に、村1つ消し去るのを4つも使うとこうなるのを実験したようなモノだった、後でエドガー国王に土下座してきます



「ジェネシスからフォックスリーダー、全機帰投せよ…自分はまだ1件やる事があるからそれを片付けてから戻る」


『了解、お気をつけて』


さて、光学迷彩オン、エンジンをラムエアモードに切り替え

魔力熱圧縮が空気圧縮になるので光学迷彩と組むと全く見えないという…速度は落ちるけど、セブンから位置と座標は貰ってるので


よし、肉眼でも補足…光学迷彩解除、エンジン通常モード!推力最大上昇

そして急降下、レーザーロック!上部格納ベイから魔力圧縮型爆裂誘導ミサイル1番から4番発射!


アルヌール帝国軍参謀本部が影も形も無くなった…後は

あのデカい城がそうだと言ってたな

近寄ると防御も凄いが機体に防御魔方陣は組んであるしマジックリバースも入ってるから魔道士が何人倒れたか知らん


あ、ベランダで何か喚いてるあれがアルヌール帝国皇帝か?

VTOLモード、ちゃんと自動でホバリング出来るわ

殺しはしない、喧嘩売る相手を間違ったと教えに来ただけだ


25mm魔弾砲を当たらないようにベランダの方へ向けて部屋がボロボロになるぐらいに連射してゆっくりと去って行った、魔弾砲はガトリングより連射するなぁ



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『ショウおじさーん!』


ベランダでフレドリックが手を振ってるよ、前と同じだな…でも今回は違う

こっちは空中で止まってるから、さて前にMV-22を降ろした所に降下させれば大丈夫だろう


降りてから気がつく…あ、完全に土下座もんだあああ!


-------------------


『ショウおじさん凄いよ、真っ赤なのカッコいいよ!』


「あれはおじさん専用なんだぞー」


『ショウ国王、ブルト国の危機を救ってくれた事を本当に感謝する』


「実はエドガー国王に詫びなければならない事が、実は800人以上が攻めてくるのが判っていたので大型の兵器を使ってしまい湖が出来る大きさの穴を国境に作ってしまいました、雨が降ったり地下水が貯まったら凄い規模の湖になるでしょう


『それぐらい大したことではない、むしろ名所が増えて良いことだ』


「あと、ジェネシスを降ろす時に目測を誤って城の立ち木を1本引っかけて折りました、これはひらにご容赦を!」


『そんな木の1本や2本、この国と娘を救ってくれた事に比べたらどうでも良いわ!』


『旦那様、アルヌール帝国から早馬で親書が届いております』


執事のデニスが蝋で封印された手紙が1通来ている、中を見ると



*******************


前略


ブルト国 国王様


当国は侵略しようとした相手を間違えていました

今までの非礼をお許しください


もう侵略するなどの行為は致しませんので

これ以上の攻撃行為はご勘弁ください

戦力の違いを身に染みました



アルヌール帝国 皇帝



*******************



『ショウ国王、何をやって来たのだね?』


「流石に幼女を泣かす輩はオイタが過ぎるのでジェネシスにてアルヌール帝国軍参謀本部を根こそぎ破壊して大きい城に居た皇帝らしき人に当たらないよう25mm魔弾砲を部屋がボロボロになるまで連射して帰ってきただけですよ」


『それは皇帝も勝てないと思うのも無理は無い』


「また来られても困るからビシっとやらないと…ってアンジェどうした?」


『ショウおじちゃん、無事に帰ってきてくれてうれしい』


「そりゃ簡単には死なないよ、おじさんは」


『だって、アンジェの旦那様になる人ですもの!』


「え?なんだって…」


『実は、RA2 industryブルト出張所からよく城に来ているマリアンヌが話の中で先日…ショウ国王の一番下の嫁が6歳だというのをアンジェが聞いてしまったらしいのです』


「また話が曲がって伝わってる…王都は8歳が下限でキアーラは色々あって隔離状態にしないと怒って200人以上を惨殺する事態に発展する事があったので婚約者状態にしてるだけなのにーあああ!」


『婚約者でもいいです、2年間待ちます、お父様 お母様…私、決めました!あの時、助けてもらったのは運命だったのです、ショウおじさんと結婚します!』


「ちょっとまてー!勝手に決めるな!」


『ショウお兄さんですね…実は兄という存在が出来るのを憧れてました、依存はありません!』


「フレドリック…おまえなぁ、エドガー国王とダイアナ王妃もアンジェに何とか言ってやってください」


『うーん、ブルト王国は本人の意向を優先するのが昔からのしきたりでなあ』


『アンジェ、お母さんは反対しないわよ…白馬の王子様が現れたのよ』


「違う、ここに居るのは白馬のおっさんだ…もうダメだ、母上に応援を頼もう」


【空間収納】から本体が白くてパネルがガンメタリックの端末を出して母上に連絡する



『あらショウ、どうしたの?』


「母上、助けてください…ブルト王国から6歳児を嫁に押しつけられそうです」


『向こうのお母様に電話を替わりなさい…ほんとにもう!』


電話をダイアナ王妃に渡す



『はい…まぁショウ国王のお母様、初めましてダイアナと申しますー』



そこから延々60分…甘くみてました、同じ巨乳で縦ロールは話好きなのかと

電話が帰ってきた



『ショウ、ダイアナ王妃に私みたいな端末と私と同じ髪の毛乾燥機3本セットと…あの四角くて冷風の出るやつをペアで持って行きなさい』


「どうしたのですか母上?」


『同じように、お風呂上がり…おっぱいに汗をかいて大変みたいなのよ』


「あー納得…」


『いまダイアナ王妃のおっぱいの谷間をガン見したわね!2人で話しましたが仮婚約という事にします、どうせ普通の6歳児ですからすぐ忘れるでしょうし…もしも8歳まで忘れなかったら』


「忘れなかったら?」


『その時に考えます!』


「母上…アバウト過ぎます!」


大丈夫か、マクリミナス家

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