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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その9:隣国突撃編
117/189

【テスト飛行と領空侵犯であります!】

中庭のテラスでKIX-015を見ながらロレッタに紅茶を入れてもらってます



「ふむ、区主からの要望があれば答えねばならん所がショウ主席としても大変な所だ」


『ショウ様、お悩みのようですね…かなり悩みつつ思案していますね』


「わかるか、ロレッタ?」


『わかりますよ…パッドを見ながら片手で紅茶を入れてる人の尻を撫で回し…て、溢さないで入れられるのは私…ぐらいですよ、んほぉあ!』


丈夫チャンフ!公認愛人でも勤務中のロレッタさんに手を出してるとは、私のおっぱい揉ましてあげるから…ってコレは宙夏そらなつ国の要望書と距離と現在の天人てんにんの機体編成図じゃない』


春燕チュンイェン、遠いのに3ヶ所で無理だろと、軍を解体したなら8区全部に無いと住民が不安だと言う意見が出てね…小規模でも編成しなおそうかと、地上勤務員でアレに乗りたいという志願者も出ているし」


『確かに、見ているだけでカッコイイわよねアレはわかるわー』


「新しい資料も手に入って1機種ロールアウトしたから…また試運転に行ってきますか!」


『また行くのー!丈夫チャンフ、今度はこっちでも見られるようにしておいてね…っていつまで話をしながら乳揉んでるのよ、もう!』


『ショウ様、メイドは尻を撫でられるのも仕事のウチだと思っていますよ…専属メイド、そして妾へ昇進するための第一歩ですから』


丈夫チャンフ、ケイトやカナンにマリアの公爵家転属CHP組に尻撫でをやったら蹴りいれますからね!』


「やらないよ!怒りの春燕チュンイェンは破壊力が何倍増しになるかわからんわ」



しかし、改めて見たら距離がありすぎる

グレートバゥムで1区からの移動距離を見ただけでわかるわ


2区 (627km)※

3区 (190km)

4区 (250km)

5区 (187km)

1区 (***km)※

6区 (390km)

7区 (290km)

8区(680km)※



※天人基地配置場所



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



また舞を連れてフラウガルテン端の滑走路に来ています



『提督、またですか…早々に驚きませんよと思いましたが、何ですかコレはああああ!』


「いや、電脳神にあるモノの資料を頼んだらオマケで付けてくれてさぁ…目的は1つなのに4個もオマケが付いていてビックリしたよ、コレはオマケね」


『そーゆー問題じゃ無いですよ!魔道圧力ターボエンジンにミスリル合金製なのはわかりますが現役でしょこれは』


「さすが天才ハッカーの電脳神だね、さあ試運転いこうかーマーキング間に合わなかったけど」


『絶対あの六角形のデカい建物にハッキングしたとしか思えない、F/A-18 E/Fの設計図や資料なんて誰が手に入れられるのよお』


-------------------


春燕チュンイェン、ヘルメット横のカメラの画像がリビングのテレビに映ってるかい?」


丈夫チャンフ!ちゃんと置いていった赤い箱と連動してるわよ、声も聞こえるし…外の画像みたいのも見えるわ、振り向いた舞さんが判ったわ』


右尾翼の所にキャノピーを見下ろす形で3cmほどの小型カメラが付いている

尾翼フラップ他点検よし、エンジンアイドル問題なし…テストナンバー03号機、出るぞ



『ああ、後ろに乗る元現役も楽では無い…』


普通に離陸して王都方向へ飛行を開始した



『ショウ、いま見てるけど王都って本当に丸い壁なのね』


「母上、下部カメラの画像を送ってますが、こんな形です…舞ズームアップして」


『了解、王都入り口をアップします』


『凄いわね、共和国で次期採用になるの?』


「その予定です、宙夏そらなつ国と平行作業ですし、まだ選ぶ機種もありますから」


『まだあるの!王都侵略とか考えるんじゃないわよ』


「母上、出来るだけのモノはすでに持っていますが平常心でやりませんってば…これから全力運転テストに入りますので連絡を切ります、では」


屋敷との通信が切れた



『提督、まだ選ぶ機種があると言ってましたよね?』


「今なら特別に接続してるサーバーの解除キーのコード入れてあるからそっちのモニターで何があるか見られるよ」


『え、いま繋がってるんですか?フォルダが見えます、開くと…輸送機もあるんですかー!』


「何だか電脳神いわく、メインのブツはいいけどオマケ選定どうしようという時に飛行神という風来坊みたいな神が帰ってきて、こっちの環境を見てコレだよコレ!と勝手に選定して去っていってまぁいいやと選んでコッチに送ったら…創造神からクッソ怒られたんだそうな、コレは余計じゃないかと」


「それって何で怒られたんですか?」


「下から2番目、一番下のが頼んでいたヤツ…量産しない約束で自分専用という条件にて承諾してもらった」


『あーコレは怒られます、使い方によっては戦略兵器だし、便利だけど前の世界でも採用するとかなんだでモメてましたね…MV-22』


「まもなくコレが4番目に出来るはずだけどね、一番下のも最初から作ってるけど構造が複雑でまだ出来てない」


『一番下、うわ!国家機密レベルです!こんなの両方の国に配備したら欲しがって戦争を仕掛けられますF-35Bって日本に売ってくれなかったヤツ』


「薄型魔力ブースタージェットと倍圧縮コンプレッサーユニットがあるから垂直離陸が出来るはず、動く所が多いから調整が大変で」


『MV-22・F/A-18 E/F・F-16 E/F・C-130Jと飛行神のチョイスは的確すぎます』


「さて、全力運転テストいくぞ…10000mまで垂直上昇するからデータ取りよろしく」


『え、提督いま何て…んほおおぁおぁおぁお!うひょぁぁあああああ!』


出力全開で90度上昇していくテスト機03号、紺色のF-18Fが空へ打ち上がっている状態がそこに、軽いから上昇能力は「セイバー」よりも上だな

コレが主力機になるかもしれない



『提督…逆バンジー状態にチビるかと思いました、えぐっえぐっ』


「いやーすまん、これほど魔道圧力ターボエンジン改が出力も上がってるとはなー」


『ところで、この機体はどこへ向かってるのですか?』


「ん、今は雲の上だけど南へ向かってるなーそろそろクアドラツェルの山にかかるから急降下試験いくぞ!」


『本当にジェットコースター回るううう!』


左に1回転して木の葉落とし状態で急降下した、機体は大丈夫だ…



『いつもの4つある山を越えて下に村がありますね、その先に山脈があります…高いですね』


「6000mはあるな、上昇して越えるか」


『その先って、どうなってるんですか?』


「さあ?王都ではない他の国なのは確かだ…攻撃されるかもしれんぞ」


『提督、テスト飛行で領空侵犯ですかあああ!』


「王都と交流が無いというので気になってなー良い機会だから見に来た、ヤバかったら全力で逃げるから」


『そーゆー問題じゃないでしょ、このクソ提督は!』


「なんか昔にネットでよく見た懐かしい響きだな…舞、動画記録よろしく」


『こうなったら最後まで付き合いますよ…ううう』


高度を落として行くと、屋根や道路だけ見るとシックビアンカや王都と変わりはない

公園があったりパン屋や屋台があったり…近衛兵が居たり、王国は同じなんだな

もっと凄いモノを期待したのだが、少なくても塀は無かったからそれだけ平和なのか山脈のせいでこの辺りだけが平和なのか、通りすがりじゃわからん


先に進むと大きい街が出てきた、王都並みだな…所有面積は王都を越えてるな

大きい川の畔にデカい城が、1周してみるか



『提督、上のほうに息子と娘が居ませんか?』


「え?もう1周してみるか…居た!執事に押さえられながらコッチに手を振ってるよオイ、舞、次の1周で判るように手を振り返せ…この速度で機体を回すのが手一杯だから宜しく」


『了解!』


向こうも判ったようだ、はしゃいでるよ…ってたぶん国王様らしき人まで出てきた、いい加減にしないとヤバい、片手で敬礼して離脱して更に直進する事にした



『提督!2時の方向、大量の発煙を確認!』


「経路変更、火事ではないな…舞、高度上昇の後で下部カメラで状況確認開始せよ」


『提督!戦闘状態を確認、先ほど城の上にあった旗と同じモノが手前側で向こう側が未確認のマーキング、状況…やや押されてます!』


「相互の人数と敵補給部隊の位置を確認せよ」


今回からマッピングシステム連動の敵味方識別カウンター装置が搭載されている、上手く作動すれば既存の機体に搭載する予定だ



『出ました、敵459 味方320 補給部隊らしきものが後方4kmにあります』


「人数的にもヤバいな…よーし!ミサイル地対空モード発射訓練いくぞ」


『いきなり宣言無し攻撃行為、このクソ提督…ひぃええぇぇえええ!』


高度1000mから100mへ急降下して一気に戦闘真っ最中の場所を越えて敵の補給部隊らしき馬車や物資の山が見えた!



「ミサイルロック1番から4番解除、ミサイル地対空モードに変更…着弾ポイントレーザーロック、全弾発射!」


翼の下に搭載していた魔力圧縮型爆裂誘導ミサイルが補給部隊の居た場所を大穴が開くぐらい何も残さず大音響をあげて吹っ飛ばした、どうもそこに指揮をする誰かが居たらしく敵が右往左往状態になるのが上から見ていて判ったので帰ろう、機体に付いている誘導レーザーも問題なしと



「クソ提督で悪かったね」


『領空侵犯の上、敵とはいえミサイルで攻撃行為ですよ』


「まぁ、屋敷と通信は切ってるから母上にバレなきゃ大丈夫だし…って、ON LINEのランプ付いてるぞオイ!」


『山脈を越えたあたりで、こっちのコンソールからスイッチを切り替えて接続しておきました』


「ということは…母上、全部見てたとか」


『ショウ…城の上に居たご子息、喜んでましたね』


「うわぁああああ!全部見られてた」


『戻り次第、直ちに出頭しなさい…』


「これは正座だけでは済まないなー」


『提督、覚悟だけはしておいてください』


結局、母上から本気で怒られて言われる事に乳ビンタで吹っ飛ばされるというクビが折れそうな状況が…初の10発、2桁いくとは、後日ブルト王国へ正式に詫び入れに行くという事で母上に許してもらえました、メロンとか積んで持っていきます、アレが出来上がるから


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