【訓練と視察であります!】
マクリミエースでインドルティナに所有している土地に転移してきました、もちろん姫様ズはフルメンバー勢ぞろいです
「じゃあ、発進訓練と下に仮想敵を配置してあるので戦闘訓練も平行してやるよ…全員衣装変換しているな」
『ダーリン、いつでもいいわよ!』
『主、準備は出来ています』
『おぢちゃん、飛び出してから飛行体型で羽根を伸ばすのよね』
「そうだ、勢いよく出るから…それぞれの合図で自動的にAIが判断して射出するから独自にやってみろ」
1番から5番までの白いシャッターが開いて横からグラビティリニアレールが前側に出て内側が黄色く光り出した
『マクリミレッド、茜…出ます!』
後ろから押されるのと横からの掻き出される重力サポートで勢いよく飛び出した直後にウイングを展開して飛行モードに移行する
『マクリミグリーン、舞…行きます!』
『マクリミブルー、春燕…出る!』
『マクリミピンク、キアーラ…行くわよ!』
『マクリミホワイト、リディアいっきまーす!…んほおぉおおお!』
「リディアは予想通りの反応か、リアの飛行ウイングを自動展開するようにして正解だった」
『特能3人集、RGBアタックいきます!』
飛行ウイングを畳み音もなく地上数センチを縦1列で高速で地上を滑って仮想敵に向かって茜の降る発光石ソードが光を10mまで伸びて露払いを行った後、屈んだ茜の上から舞の魔力無反動砲が正面と左右斜め前を含めた方向へ3発放たれる
そして左右へ散った2人の間からは春燕が特殊仕様5尺棍の両端から伸びたレーザーの長さが20mまで伸びた棒を回しながら一掃する
大物は編成を変えて魔力無反動砲でトドメを刺すBRGアタックという形になっています、3人で話し合ったんだろうなあ…これもあの「黒い3人娘」で鍛えたおかげか?
リディアは、きっちり動いて止まるもこなしています…飛行形態導入と同時にハンドライフルの予備ではなくバズーカーも出せるようにしたが、ちゃんと使いこなしているようだ
『ダーリン、バズーカはコツがいるけど一発で決まるから大きいものには楽ね』
「それを初めて持ってマクリミホワイトを全力走行させてきっちり止まって狙い撃てるリディアの操縦技術が凄いわ」
一部改良を加えたラブリィアリスZXも今回は参加している、魔方陣フライング・サークルを1人用に小型化して高起動にも耐えられるように圧縮し上に乗って高速で飛び回りながら手に持ったラブリィロッドもハート型の魔弾が連射出来るようにしてある、連携が取れるように通信用ヘッドセットも変身時には装着されるようにしてある
『ピンクより各員、上空より敵戦滅完了確認…状況終了』
「よし、全員マクリミエースへ帰投せよ」
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『あーダーリン、飛べるって帰還が楽ね』
「リディア、でもウィンダーマ聖国の時みたいに人が多い場合はサイレンを鳴らして人気の無い所まで移動して飛行体型のウイングを出さないと後方で人を吹き飛ばすだけの風圧があるからその場ではダメだぞ」
『えーあの恥ずかしいやつは健在なのーあうう』
『旦那様、ラブリィロッドとフライング・サークルはいい感じでした…パンツを出して飛び回るのも大丈夫です』
「そうか、アリスに合わせて作ってるからなープリティーム魔法国のカレン王妃も強化しろと言っていたからね」
さて、全員でインドルティナへ来たからカマンダル国王へ挨拶へ行くか…マクリミエースで行くと大騒ぎになるから【デルタ8スーパーVIP】で行こう
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『旦那様、赤色のコレは初めて見ました…横に金色の線が入っているのですね』
『ダーリン…前にポテトチップ工場で見たのより後ろ側がちょっと高くない?』
幅2.5m 長さ7mは RA2 industry CHPにあるデルタ8CCHPと同じだが
高さが2.3mではなく3.3mある、これは後ろ側が高くなっていて走行中も前に向けて斜めにした窓のおかげで車の上から前が見えるサロン状態になっており、空間技法で10人が座れるテーブル付きのソファーになっている、車内もその部分は階段を登って1mほど位置が高い
今まで姫様ズ全員が移動できる乗り物がマクリミエースぐらいしか無いというのは問題があったので何とかしました。
『マスター、マクリミエースはデルタ8スーパーVIPが下部ハッチから出た後にリモートで閉めてから警戒状態にしてあります』
「サーティ、わかった」
今日は助手席にサーティが居る、姫様ズはサロン部分へ上がってもらった、下側にあと2席しか無いので
『皆様、お茶をお持ちしました』
『…どうしてロレッタがここに居るのよ!』
『リディア様、ショウ様専属のメイドですから…指定された所へ転移が出来るかの試験とデルタ8スーパーVIPのキッチンと給湯設備他の使用試験もこのようにメイドとしてやっているわけです』
『ここへ上って来る前にあった右側の小さい扉がそうなのね、奥はどうなっているのですか?』
『エリカ様、他のと違って設備は小さいですよ…宿泊設備はシャワーとトイレを除いて6畳相当ですし、席数の分で14室ありますがお風呂の装備はありません、室内のシャワーのみです、キッチンとランドリーは完備されています』
『その扉、入り口の階段が大きくするのに床部分が下がっているもの…普通の構造じゃありえないわ、おぢちゃんやるわね』
『提督、前にも窓があるし横と後ろの窓も大きいから見晴らしがいいですねーって運転席まで聞こえないか、テーブルや椅子は揺れてないけど窓が揺れている違和感が気になるけど』
「いや聞こえる、マイクとスピーカーでそっちの状況が判るようにしてあるから、窓が揺れているように見えるのは、その高い部分だけ走っているとお茶がこぼれないように
床ごと宙に数センチ浮いているんだよ、そろそろ城に着くぞ…礼装へ衣装変換よろしく」
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礼装へ衣装変換が終わった姫様ズ7人とロレッタ、そしてサーティの名乗りでカマンダル国王は…驚くことは無かった、前に警備システムやエアコン取り付けでシスターズやSTERメンバーまで全員総出でやった時にみんな機械だと言ったら倒れかけたんだっけ
『ショウ殿、久しぶりだのう…あれから空調も警備システムも異常無く動いているぞ』
「それは何よりです、今日は訓練で全員で私が持っている土地へ来た次第です」
『城へ新たに作った集中管理室というのは役に立っているぞ、一応使用状況を見ていってくれたまえ』
全員で城に作ってもらった集中管理室を見にいった、100インチを超える大型液晶モニター数枚に城中のエアコン使用状況と室内温度やバーセンシングを使った警備状況に
分割された監視カメラモニターが切り替わっていく状況や
警備担当の担当エリアによる城内の位置情報や警備とメイドを無線で呼び出せる状態などが把握できる
コレも電磁ロッド付き警棒と一緒に警備担当長やメイド長からも要望があったので試験的に作りました、通信機が行動が把握できる発信機にもなっており無線で集中管理室へ言うと出勤・退勤・休憩・休暇などが選択されてメイド長や警備担当長から指示が出せたり出来ます。
「まあ、大きい城だと楽だけどねえ…どうだろうロレッタ」
いま、聞いた自分に殺意の目が向けられた気がするぞロレッタ…王都で国王には言わないでおくから
『ショウ様、そんなものが無くても目のやりとりだけで王都のメイドは意志疎通が出来ますので鍛えれば大丈夫です』
「そうか、さすがだなロレッタ」
『つきましては、前にショウ様から聞いていたカマンダル国王様の依頼をこなすのに1週間ぐらいここへ滞在します、就寝を含む着替えなどは随時転移して戻ります』
「この城のメイドを全員選抜してから…大変だがよろしく頼む」
『素質があれば、大丈夫ですよ…ふふふ』
「ああ、ロレッタによる地獄の特訓が始まるのか」
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そして1週間後、相手をブチ倒すぐらいまでの能力を持った選抜されたメイドたちが訓練を受け、メイド長と警備担当長だけが存在を知っている…国王も知らない国王の護衛を兼ねたメイド集団
カーリー46がインドルティナに誕生したのです
凄腕メイドが46人ですか
ロレッタが完了したというので茜・舞・春燕の特能3人集とインドルティナへ視察に来たわけだが
「なんか集団で踊って歌いそうだな、前の世界で似たようなのがたくさんあったけど」
『ショウ様、やらせましょうか?この国には集団でやる舞踊が元々あるので2日もあれば可能ですよ…どうしたのですか、舞さんまで頭を抱えて』
『ロレッタさん、上司の送別会というから女性隊員みんなでこのようなグループの出し物をやったトラウマが…舞台の上でスパッツという見せてはいい半パンツではなくミニスカ履いて生パンでやれと指示した本部付隊の幹部が居たらしいのですよ』
「凄い幹部が居たもんだ、誰だろうねえ?」
『提督…いま全力で目をそらしましたね!』
「いや、あれは移動する上司が集団生パンツは面白いから見たいというので…グホォ!」
もう時効だろと思うが、ここで腹パン食らわすか…