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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その7:出張・帰還編
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【不在対策と2国の守り】

魔族学校の教科書を読んでいると今まで知らなかった事が判った

月光を作る際に黒宝結晶石を魔力を込めて塗り込める際に「加算魔方陣」や「乗算魔方陣」に「拡散魔法陣」組み合わせたら普通の魔力で1000mクラスは楽勝で倒れる事は無かったろうな


あと空間結界や時間結界に魔力も含む反射結界があるのも判った、これで建物を使わずともチーズなどの加工が出来るなというのを


シックビアンカ温泉の休憩所でひとっ風呂入って売店で買ったウーロン茶とカシューナッツ200gをテーブルに置いて休憩している、買うときに西区のメアリーの母親のケイシーから耳元へ



『娘の命を助けて頂き有り難うございます…娘みたいな大きいおっぱいが好きなんですね』


ニヤリとしながら言われた時は血の気が引いた…親にそこまで話していたとは


実は今後の計画も考えながら姫様ズが居ないところでボーっとしながら考えていたのだが

フリーダム国と宙夏そらなつ国の事である、300kmぐらいしか離れていないけど、自分はお互いの国王でもあり主席でもある



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



屋敷の地下に作った会議室へ宙夏そらなつ国副主席である汀洲テイシュウさんと共和国フリーダム国副国王アラン大佐にマジックゲートで迎えに行って来てもらった

今回は春燕チュンイェンも居ないしキアーラ避けに空間結界も張ってある


記録係として、サーティも来てもらったが3人で30分も掛からない話し合いだったが…2人とも開口一番



『『それ、本気ですか!』』


「お互いに、完了するまでこっちの国王には極秘で…怒るに決まってるから」


--------------------


『おぢちゃん!空間結界なんて、いつの間に使えるようになったの、頭ぶつけたじゃない』


「魔族学校の教科書に書いてあったんだよ、アレには魔方陣も書いてあるから助かったよ」


『そりゃ基本は似ているから…じゃなくて!キアーラ抜きで一体何を話していたのよ』


『お爺ちゃんが来てるのに私が居ないなんて、丈夫チャンフが何をやっていたか気になります』


「キアーラ、春燕チュンイェン…今回は2国を跨ぐ事なんだ察してくれ」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



内務班に茜と舞を呼んだ、特能アカマイコンビしかここに来れない

食堂で3人だけの極秘会議である…


『提督、前に宙夏そらなつ国とフリーダム国には軍隊は置かないかもしれないと言っていましたが…フリーダム国へ Celestial Beingソレスタルビーイングを設置して宙夏そらなつ国へ天人てんにんを設置するって、本当は意味が同じかと!』


『主、宙夏そらなつ国も陸は警備兵をやめて【警備けいび】海は海上警備は【海警かいけい】へ一新するって』


『そしてフリーダム国へFDP(警備隊)の他にFDMP(海上警備隊)を作ると、それどころかお互いに名前を変えて装備を共通化するって、提督…どこから持ってきたんですか前の世界にあった設計図とかを!単独で王都が壊滅しますよ』


「いや、大丈夫だ…ちゃんと全部にAI装置は組むし王都へ攻めようとしたら自動操縦で引き返すし、墜落しかけたら自動回避や撃墜されたら魔力転送で脱出機能も付いてるから、宙夏そらなつ国で軍を解体しちゃったしフリーダム国は新たに作る必要があるし雇用も大変なんだよ」


『それならいいんですが…提督、こっちの世界用に改良しても2つは戦闘機なんですからね!1つは警戒機と呼ばれるモノですけど、グラ○ン社他から殴られるわよ』


舞だけ半分ブチ切れモードで茜は、それなにおいしいの状態である

そりゃそうだ



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主力戦闘機〔セイバー〕【天人名、疾風】


エンジンは燃料が必要の無い魔道圧力ターボエンジンに換装

2機積んでいるので機体はミスリル合金製で軽くしてあるのとまた耐熱耐冷スクリプトを書き込んでいるので可変翼を畳むとマッハ3近くまで出せるはず

2人乗りなので後方のオペレーション及び前方の操縦系と攻撃類もヘルメットのバイザーへVR表示するように独自の規格も入っているが、それぞれの国に合わせてスイッチ類の表示も変更している

乗員が2人居るので後方で監視が出来るから地上レーダー系も装備は万全です


すでに次期戦闘機へ切り替わったので手に入った設計図で作りました

見た目と形状は…F-14トムキャットです


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支援戦闘機〔アーチャー〕【天人名、烈風】


魔道圧力ターボエンジンの上に乗っている構造だが、直前に座席があるので乗りやすい

主翼が上に可変するので遅い速度が出せるのと意外と小回りが効くし視界が良い

1人乗りなので音速までは出ないけど同じく機体がミスリル合金製なので900キロは出るだろう…操縦と攻撃類含めヘルメットのバイザーへVR表示する

見た目と形状はA-7コルセアIIです


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警戒機〔ライダー〕【天人名、鷹】


8枚のプロペラが付いた2機の魔道圧力タービンエンジンの付いた丸いレーダーを積んだアレ、操縦士2名を含め5人で飛ばすが機械が1名分を自動でこなすようにしているので実質4名にしてある、機体も含めレーダーもミスリル合金、地上警戒レーダーと空中警戒レーダーがあるのでそれぞれの海上警備と連携して運用が可能なように独立オペレーション卓が装備されている

見た目と形状がE-2Cホークアイです


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それぞれ、自動着陸装置と自動衝突防止装置と警戒機のみ自動操縦装置が付いています

グラビティ固定装置と耐圧ガラスと与圧機能もあるので、あの酸素マスクはいりません

配置は…フリーダム国は港の反対側で良いと思うが宙夏そらなつ国は広いので

南側の第二区と真ん中の第一区と島もある北側の第八区3ヶ所に配備します


天人てんひとは、予備機も含めそれぞれの区に疾風と烈風を8機ずつ、鷹を3機


Celestial Beingソレスタルビーイングは1ヶ所しか無いので予備を含めセイバーとアーチャーを12機ずつ、ライダーは5機配備する


なお、自分がマニュアル送付やるのが大変なので、それぞれの操縦教授ヘルメットを作った…深層学習ヘルメットスペシャル版みたいなものだろう


あと作成段階でわかったが、前に魔族都市で切り出した魔石【複製石】だが、もしかして

魔石の複製が出来るんじゃねえ?と思ってやってみたら…出来た、しかし後ろに大きく三角形の傷が大きく「△」三角に凹みが出来ていて複製品と判る


確かに「転成」で取り込む事も「複製」で同じモノを作り出す事も出来るが

「排出」で取り込んだモノを出すと木っ端みじんに砕け散るのが複製品だと…使い捨て状態なのか、マスターの【複製石】は貴重だな


などと思いながらCB用の3種類と天人用の3種類を作って複製した【複製石】に入れる

それぞれの城へ管制センター作らないとな



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



1週間後、フリーダム国北側にCelestial Beingソレスタルビーイング、通称CB基地が出来て水仙城に天人管制センターが出来てリングブルグ城にも同様にCB管制センターが出来たセンター長はそれぞれ宙夏そらなつ国副主席の汀洲テイシュウさんと共和国フリーダム国副国王アラン大佐である


宙夏そらなつ国は第二区と第一区と第八区はそれぞれ2機ずつ天人【鷹】が広域警戒に出ている、陸上も異常が無いか見ているし操縦訓練がてら疾風や烈風にセイバーやアーチャーも巡回も兼ねて飛んでいる場合がある



「どうだい?調子は?」


『ショウ国王、巡回中のライダーから来る情報や衛星情報なども総合して見てます』


CICを元にして作ったから画面とオペレーション卓がたくさんである

お姉ちゃんを採用した、アーカス公国では船舶関係だったそうだ



「CBも上手く動いているか…」


『…CBS3からCBセンター』


『CBセンターです、どうしました』


画面を見たら、CBS3…セイバー3号機か、アーチャーだとCBAになるんだよな



『いま主翼角度を上げて速度を限界まで落として見てますが…宙夏そらなつ国から船が一隻フリーダム国へ真っ直ぐ進んで領海を侵入しそうです』


『CBセンターからCBS3、下部カメラで画像を撮って送れますか』


『センター了解…やってみる』


連写で送られてきた、これって



『CBセンターよりCBS3、画像が来ました…センター長案件になりますのでそのまま監視せよ』


『了解』


プリントした画像を持ってアラン大佐の執務室へ走る、実は距離が近い

部屋には宙夏そらなつ国は水仙城の汀洲テイシュウさんとのホットラインがあるしPP-500で送っているはずだ



『ショウ国王、CBS3に宙夏そらなつ国方向から1機近づいてきます』


確かに近づいてるな、こっちの情報画面には登録してあるけど【疾風】か

こんな時用の共通チャンネルが設定してあるはずだ



『こちら疾風一○五、まもなく領海に入るが…棒に布を刺して振ってるという事は異常事態だと思うから意図したものではないと思う』


『疾風105、CBS3了解した…画像を送っているので判定待ちだと思う』


『各機、こちらCB管制センター遭難者と判断してFDMPが高速船で救助に向かっています、CBS3はFDMPが来るまでそのまま待機せよ』


『CBS3了解』


『疾風一○五からCB管制センター、緊急事態から領空に戻る…以上』


『CB管制了解…対空レーダーロックのいい練習になりました』


『疾風一○五からCB管制…マジで怖いからそれ、レーダーロックはこっちでも判るのでいつ対空ミサイルが飛んでくるかと』


このオペ卓のお姉ちゃん、へへへと笑いながらロックしているのを自分は見た

さて、そろそろウチの国王様には言わないといけないだろう



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



Celestial Beingソレスタルビーイング天人てんひとの話をするとバートランド国王が椅子から転げ落ちた



『ショウ殿…それはどう考えても軍隊だろう!』


「いえ、自分の国を守るために見回ったり訓練したり色々しますが攻め込まないですよーそれに単独で王都壊滅させようとしたら全てにAIが入ってますから戻るようにもしてあります」


『それならいいのだが…』


「5機もあれば王都が壊滅出来ますからね、合計したら予備も含めて宙夏そらなつ国に48機と共和国に24機ありますか…元は自分が不在でも何とかなるようにの考えからなのです」


『そうか…それなら納得が出来るけど』


「でも、王都がこれ以上領土を広げるために他へ戦争を仕掛けたり弾圧のために軍事力を行使したら…2国から軍事介入があるかもしれません、Celestial Beingソレスタルビーイング天人てんひとの意味は同じですし装備も全て同じだしトップは私ですから」


『ショウ殿…いま何か怖いことを言わなかったか?』


「いえ、欲を出さずに物事を平和に進めたら何も起きないだけですよ」


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