【人事通知と複合機設置であります!】
帰ってきて久しぶりに1人だけでゆっくり屋敷の中庭にてお茶をしているわけだが、ロレッタの入れてくれる紅茶は違うな
お、呼んでいた2人が来た…RA2 industryインドルティナへ1ヶ月出向させていたケイトとカナンが、少し日焼けしたかもしれんな、しょうがないか
「2人とも、向こうはどうだった?」
『はい、ショウ様…普通ならカナンはクビを切られてるところですが1ヶ月の出向で許して頂けるとは』
『発端が私ですので、セールリオン公爵家の寮から頑張ってきた間柄です、一緒にクビも覚悟しましたが、向こうへ行って1週間後…事務所にメイドや倉庫へ使用人が増えたり、私だけがカナンと違い事務仕事だけをやるようになったのは何故ですか?』
「ケイト、あれはインドルティナのカマンダル国王に頼み RA2 industryインドルティナ に人員を何人か交代で出向してもらっているんだ」
『ショウ様、それでは雇用した料金が発生するのでは無いですか?』
「カナン、いい所に気が付いたね…別荘の警備システムと空調システムに気がついたかい?」
『アレですか、外が暑いのに涼しくなる白い箱とか夜は塀の上に光る線とかですか』
「城よりこっちが便利で快適だと交代で来ているメイドと警備員に広まって是非とも隣町にある城のほうにも欲しいと国王が言うので、いま警備システム含め何台になるか本社から一美と双葉が行って見積もって同時に作製していて、城へは本社STERメンバーとセブンシスターズ総動員と自分で設置に行くだろう…それと引き換えにする条件で RA2 industryインドルティナへ城から出向してもらっているんだ」
『それで私たちが戻っても通常通り仕事が回るように…それでここに2人を呼んだ理由は何ですか?』
「ケイト、カナン…忙しい RA2 industryインドルティナへ出向させたのはロレッタへ喧嘩を売った罰も兼ねてだが、今後の役職を任命するため修行をさせに出向させたのもあるんだよ」
『『え…それは聞いてません』』
「だからこっちでの給与は居なくても1ヶ月分が支払われる、向こうでの生活費50万ピルーは出張滞在費なんだよ、ケイトの書いた帳面を見たらきちんと生活していたようだけどレートがこっちの半分なので換金したら金貨12枚が残ったので、6枚ずつ出張手当てとしてあげるから」
小袋に入れて2人に渡す
『『ショウ様、こんなに貰ってもいいのですかあああ!』』
「いいよ、そのつもりだったから…さて、ケイトとカナンに言いたい事がある」
『『はい、ショウ様!』』
「ケイト、今後はマクリミナス家メイド兼 RA2 industry CHP 経理事務リーダーを命ずる」
「カナン、同じく今後はマクリミナス家メイド兼 RA2 industry CHP 工場倉庫リーダーを命ずる」
2人に金色の RA2 industry CHP と書かれた横に長い棒状の長いバッチを渡す
1つは CHP の後ろへ〔Factory〕と書かれもう1つには〔Office〕と記載されている
「もう1つずつ銀色のヤツがあるからお互いにサブリーダーを決めてくれって…おまえらどうした?」
2人でポロポロ涙を流し始めて同時に抱きついてきて号泣
うわーリディアに殴られるだろ…と思ったら、お前らベランダの扉からクビだけ出してコッソリ覗いてるとは…7つも姫様ズの頭が縦に並ぶとトーテムポール状態だぞ!
号泣する「金髪首までポニテ赤リボン碧眼のケイト」と「赤髪アップサイドツインテール青眼のカナン」を両手で撫でながら
「これからも RA2 industry CHP を2人で引っ張っていってくれ…毎月、手当ても出るぞ」
抱きついて泣いていたけど、この言葉に反応してガバっと起き上がり
『『本当ですか!』』
「そーゆー所だけはしっかりしてるな、おまえら…」
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2人と分かれて中庭からリビングへ戻ると姫様ズが待ち構えていた
『ダーリン…よくある事だから、今回は許してあげます』
「すまない、まさか抱きついてきて号泣とは」
『旦那様、あの状態からお手つきメイド化はよくある話なのでビビりながら見てました』
「それは無い、これ以上妾は増やさないぞ…たぶん」
『主、あの状態で2人の尻を触ったら六花で切りに行っていたかもしれません』
「茜、尻を触りに行くのは茜だけだって!」
『提督…よくあの状態でダブル契りに持っていきませんでしたね』
「舞、どこのエロゲと混同してるんだよ…前の世界ではきっとレアモノだぞ」
『おぢちゃん、2人のスカートをまくってパンツに手を突っ込まないか心配だった』
「キアーラ、それが6歳児の発想かと思うと怖いわ…」
『パパ!これ以上新しい種付け開拓はしないでくださいね!』
「外に6人も居て内部では種付けは出来ないよ、エリカに2人も入っているんだから」
『丈夫…あのまま2人にぶっちゅまでしたら3人まとめて蹴るところでした』
「うわーまた怪我で寝込むのはいやだあああ!」
サーティが何か報告に来た、もしかして前に言っていたアレか?
『マスター、PP-500を宙夏国の一区から八区の受付と事務所と区主の部屋及び水仙城の受付や事務所に副主席室と、フリーダム国リングブルグ城の受付と事務所とアラン大佐の部屋やエリック少尉とレミー・オズワルトの部屋へ設置が完了しました』
「そして、屋敷にもこうやって1台来たわけか…これは別回線だからねーそうだサーティ…超空間通信チップを内蔵させたのを追加で1台作ってとシスターに言っておいてくれ」
『イエス、マスター』
PP-500、高さ1mほどの黒い筐体をしたコピー機兼用のデカい操作用ワイド10インチカラー液晶パネルの付いた複合機である、使用する紙とインクの補充はどうするんだというと…下に液体で入っていますが魔力合成で印刷する毎に紙もインクも液体から瞬時に作成するので8万枚ぐらい使ったらカートリッジで補充です
カラー印刷も可能なのですが、紙から色ごとに作製可能なので読み込ませる白黒原稿でも紙を赤で文字を白という事も印刷時の設定で出来ます
『おぢちゃん、これは RA2 industry にあった機械と同じようなモノね』
「キアーラ…そうだよ、一応は宙夏国とフリーダム国は繋がらないようにしてあるが、リングブルグ城のアラン大佐と水仙城の汀洲さんの機械は相互に繋がる設定としているよ、あと全ての受付と事務所以外は、ここにある屋敷の機械と繋がるから」
『ショウ…この黒いのについてお願いがあるんだけどいいかしら?』
「母上、なんですか?」
この屋敷というか城では父上が事務官と共に色々と仕事をしていて忙しいので、このような機械を何台か簡易なのでいいから作ってほしいと…わかりました、やりましょう!
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本当に簡易版な複写機PP-200を作りました…大きさは同じですが白黒です
設定で上半分か下半分か全部を設定して赤文字という事は出来るようにしてあります
通信機能はありません、操作パネルは液晶7インチと小さくなってます
部署ごとに各1台ずつ設置しました…シックビアンカの文官も結構大変なんだな
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『ショウ殿のおかげで事務作業が早く進むぞ』
「父上、それに気がつかなかった私も悪かったです…住民に書類の控えを持たせる作業は楽になるはずです」
これで父上もゆっくり出来そうだし、超空間通信チップ搭載のPP-500Vが出来たら
あっちにも顔を出して来なくては…念話以外の連絡手段になりそうだし
そう思いながらハイエルフから貰ったB5サイズの石版を電話機が並んでいる棚に立て掛けて並べた、何か文字が出てきたら教えてくれてサーティに伝える…頼むから何も出ないでくれ
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『ショウ様、研究室へコレを貸してもらえるのですか?』
『ラーラ、生徒へ資料を作る時間が思いっきり減る気がする…』
超空間通信チップ搭載のPP-500Vを魔族学校のカーラとラーラの研究室へ持ってきました、他のと使用方法は共通だけど…枚数がある場合は、上の読み取り部に上向きに置くと全てが内部に高速で吸い取られ、読み取り後は全てが読み取り口にまとめて出てきて戻される
バラで何枚ずつ印刷かもしくは両面印刷、字は小さくなるが内部編集で2枚もしくは4枚へレイアウトして1枚にまとめる事は可能だが
本のように一部圧縮糊付けして見開き両面変換編集後に印刷して何部印刷するかをパネルの設定画面で選択が可能という…廉価版のPP-200にこの機能は無い
設定画面で3Dを選択するとデカい読み取り部が電動で90度まで開き、そこへ立体物を置くとAIで読み取り解析され2Dに変換して分解図か、フレーム画にして立体図にするか3DCG化してカラー印刷かをパネル上で指で回し位置も選択可能
コレは試験的にPP-500Vのみに搭載した機能です
もちろん内部メモリ機能とフォルダとフォルダ階層機能も入ってます
操作パネルはPP-200含め全てタッチ式カラー液晶ですが…PP-500Vだけ
パネルが立体物対応でワイド12インチに大型化してあります
『これでショウ様の屋敷に書いたモノを送ったり出来るのですね?』
「逆に質問があったらここへ出てくる場合があるから、コレが説明書だよ」
魔族語で書かれたマニュアルを渡す、実はコレにも書かれているが読み取りながら
AI言語変換機能で印刷後に言語部分だけ「人語→魔族語」という事が出来る
もちろん他の国の言語も全対応だ
『ああ…立体物読み取りとかは凄すぎて他の先生が寄ってきそう、ショウ様何とかなりません?』
「カーラ、これは専用機みたいな感じで…ある機能を追加してあるんだよ、最初だから設定でこれを押してと」
デカい設定画面が四角い枠2つだけになった状態で自分とカーラとラーラ3人が目を近づけると1人ずつ黄色い強く細長い光が上から下に1往復した
「よし、登録設定完了…ロックモードにして、これでパネルのロックを押すと」
『あ、操作画面が先ほどの四角い枠だけになりましたよ!触っても何もできません』
「カーラ、さっきみたいに目を近づけてみな」
黄色い光が上下に1往復して操作画面が現れた
『ショウ様!凄いですよ…私たち以外にコレが使えません』
「操作画面のロックか3分以上機械を操作せずに離れたら自動でロックされるから、印刷されたり紙の排出には影響ないけどね」
お願いしたら魔族学校の教科書を貰ってきてくれた…全て上級です
〔結界〕〔火魔法〕〔爆裂魔法〕〔水魔法〕〔土魔法〕はちゃんとした教科書だけど
〔重力魔法〕〔磁力魔法〕〔時魔法〕はオリジナルに近いので薄い中綴じ本でした…でも内容が濃いわー全部2冊セットだし
保健室のカタリーナ経由で教頭先生に白光石の指輪を渡したのが効いてるようです
教頭先生決済なのかこれは…
『ショウ様…これで帰るなんて言わないですよね!』
『ラーラ、ご無沙汰すぎて寂しかったですぅ…えぐっえぐっ』
「カーラ、ラーラ…ダークエルフの森から無事に帰ってきてそれはないがひとつやってみたい事がある、2人とも大激怒するかもしれんが」
『カーラはショウ様の愛人ですよ…何でも言って下さい!』
『ラーラも何でもやります!えっちな事でも耐えます…』
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『ショウ様、そうきましたか…人族の発想は予想がつきません…魔族はこのような冗談みたいな事を誰も思いつきませんよ、でもショウ様が望むならカーラはやります!』
『…絶えますと言ったけど、ラーラびっくりしました…逆にワクワクします』
「ずっと考えてはいたが、まさか2人とも承諾するとは…サイレンスの結界はかけてあるから」
『『さぁ、奥へいきましょう!…ふふふふふ』』
魔族姉妹が姉妹丼を了承するとは思わなかった…研究室の奥にはダブルベットがあるんだよね、おまけに今日は2人とも授業がこれ以降は無いという
『ショウ様…ラーラ壊れるかと思いました、ひもひよすぎて頭が真っ白になったのは初めてです、お姉ちゃんアレはクセになりそう』
『カーラは…まさか妹とショウ様から同時に攻められて頭が真っ白になり絶叫して気を失うとは、これは意外でした…魔族の男ども!常識外れ行為でも満足させるのがお前らに出来るかあああ!』
「すいません…たまにしかやりません」
『姉妹同時の契りが意外でした…時間があるときはお願いします、ラーラ恥ずかしい!』
『ショウ様、こうやって2人同時に揃って時間があるというのが珍しいのです…その時は問答無用で姉妹同時に契っていいですよ、ふへへへ』
カーラ、ヨダレが出かかってます…ヤバいスイッチを入れてしまった気がする