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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その7:出張・帰還編
103/189

【屋敷に到着であります!】

グラディウスを空中戦艦 月光のあるドックやグレートバゥムをメンテナンスしている

内務班の機械作業室へ転移させナインにダークエルフの森で作った

西瓜とメロンの解析を頼む、CICに寄ってシスターから先日の件について報告をされる


あのダークエルフの森に全員出動でシスターがブチ切れた件で

イチナナに光ファイバーの刑2時間をやったら1時間でイチナナが

『ひぎぃ! らめぇ!こわれひゃうのぉお!』と言って股間から冷却水を噴水のように吹き出したため、お仕置きは1時間以内で収めないと大変な事になると判明したようだ


もう光ファイバーは面倒なので冷却水噴出防止も兼ねたバルブと光ファイバーを兼用にしようとシスターが注水も兼ねて先ほど股間の冷却水緊急放出バルブをバージョン2へ付け替えたらしく、シスターに内蔵されているリモート装置で作動させると


股間を押さえて「んぉほっ!しゅ…しゅごおぃ!」と言いながらアヘ顔でビクンビクンしているイチナナが…作動時はバルブ内蔵の圧力停止弁で強制封鎖するから漏れる心配は無いし最大合計1時間で停止するシーケンスも組んであるから大丈夫らしい。


ついでに全員へ装着と言いかけたら、みんなで土下座をしていた

「黄色頭の幼女には勘弁」とか「エリカ様から子供の教育によくないと怒られる」とか「誤作動したら営業に差し支える」とか「11歳はまだロリジャンルだ!」とか「7歳の私はほとんど居ないでしょー!」など、結局イチナナだけになった…シスターズ絶対だな、というかサーティ、屋敷から来ていたんだ



『マスターサーティですけど…ダッシュセブンの向こうでの呼び名が、私と被っていませんか?』


『ああ、サーティ…サティ SAT-Y755から来てるからしょうがないだろ』


『屋敷でも電話の返事で、うっかり振り向きそうですうー』


「いいじゃん、お互い常駐型なんだし」


『そうなんですか?なんかだまされてる気がします』


墜落させて転がしたグラディウスの整備も頼んでサーティと一緒に屋敷まで転移した

何日ぶりなんだろ…母上からまた呼び出されそうだ



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『ダーリン!ダーリン!うわぁあああああんん!帰ってきたあああああ!』


『旦那球…旦那様ああああ!』


『主…よくぞご無事で…うわぁああああん!』


『提督!お勤めご苦労さまでした…うわあああああ!』


『おぢちゃあああああああああああん!』


丈夫チャンフ!あああ、帰ってきたあああああ!』


『パパ…おかえり、私のパパああああああ!』



『『『『『『…判っているけど、私の と言われたらビキっと来るわー』』』』』』



「おまえらー7人同時抱きつき号泣は予想外だぞ…キアーラはジャンピングパンツアタックは王都のメイドスクール初等科で1度やられてこれで2度目だぞ、幼女に顔面をガッツリ跨られて両足で頭を絞められながら幼女パンツを顔面に押し付けられてるのは」


『ちょっとキアーラ、本妻の許可を得ずにダーリンに何をやってるのよ!』


『ちょっと…ロリコンなでなでより、これ気持ちいい…はうっ!あふぁ!』


『こらキアーラ、主から離れろ!』


『やだっもう…ちょっとおおお!んほぁ!』


「いたたた!手で髪の毛を掴んで足を使って全力で頭を挟むなあ!」


『舞さん、アカマイコンビ共同戦線いくわよ…私は右!』


『茜さん、私は左いきます!』


『特能トリオ、春燕チュンイェンは後方回ります!」


『『『せぇーのお!』』』


舞と茜で掴み挟んでいる手足を左右に引き剥がし春燕チュンイェンでキアーラを後ろに下げるという特殊能力トリオの連携は健在だった



『おぢちゃん、なんか…よかった…おかえり』


「キアーラ、赤い顔しておかえりじゃねえよ!あ、母上…無事に帰りました」


『ショウ、クリアクミ持ってきた?』


「はい、ここに」


大きい皿をテーブルへ持ってきてもらいクリアクミを山盛りにする

大好評だった、これが体臭まで消えるというのだから驚きだ

フルーツ胡瓜という感じだが…ご禁制なのです


『ショウ、これは…美味すぎるわよ』


『ダーリン、いままで食べた事が無い』


『旦那様、表現のしようがありません』


『提督!未知との遭遇ですよこれは…』


『おぢちゃん、魔族界にも無いわよコレ』


「みんな、コレの存在は口外無用で、本当はここにあっては困るものだから」


キッチンへ行って小皿へ人数分の野菜をカットして用意する、人参は茹でて出しているが味付けはしていない、他は生です



『ショウ…これは何なの?』


「一口サイズに切った人参・大根・唐辛子・ピーマンです、人参だけ茹でてます」


『ユマ、にんじんとピーマンきらーい』


『エマもー』


「騙されたと思って、食べてみな」


全員が驚いた



『ダーリン、ピーマンが桃の味…するわ』


『パパ、唐辛子がイチゴ味です…夢でも見ているのでしょうか?』


丈夫チャンフ…大根ですよね、西瓜と錯覚しました


『これならエマたべれるー』


『ユマもにんじんだいじょうぶー』


『ショウ、これは一体どうやったの?』


「ダークエルフの森で土地をちょっと確保してこっちの作物を植えて成長させたらどうなるかを実験したら全てが逆になりました…メロンと西瓜はいま解析中です」


『他の植物も作ったの?』


「あるにはありますが…」


イチゴと葡萄とトマトを出す、説明する前にトマトにリディアがかぶり付いて…

キッチンへ猛ダッシュをした、茜と舞が葡萄とイチゴですっぱいと悶絶している



『ダーリン!辛いって言ってよ!』


そう言いながらキッチンから持ってきた大根にかぶりついている、確かに甘いけど



「言う前にかぶりつくなよ!…さて、向こうで作る作物はどれがいいですか?」


『ショウ、まさか販売するとか』


「母上、それをやったら野菜の流通がガタガタになります…あくまで屋敷用です」


『やっぱり、大根と人参かしらね…あと子供用にピーマンと唐辛子は混同するから除外ね』


「そうですね、それが妥当かと思います」


サーティが歩いて来た、何か出たらしい



『マスター、サーティです…西瓜とメロンの解析結果が出ました、西瓜は塗って10分ぐらい置いておくと肩や腰やヒザのコリや痛みが取れる塗り薬になるようです、無味無臭で無害なのでお湯や水で綺麗に流せるようです』


「大量に収穫出来るから…温泉の洗い場の角あたりに壷に入れて置いておけばいいのか」


『メロンは…胃薬でした、飲んだ次の日とか効果てきめんのようです…粉末化したいですね』


「ファイアサークルで…いや、火にかけると効果が無くなるかもしれんからまたフリーズドライにするか」


『ショウ、これも大っぴらにしないで小さくやりましょう』


「母上…そうですね、またRA2-iで小さくやりましょう」



『マスター整備中のグラディウスですが、墜落のショックで基板のヒビ割れ及び内部に損傷箇所がありましたので要修理です…今回の事をふまえて魔力に頼らない専用の予備動力装置を搭載するという事です』


「…今回の予備動力は、嫌な予感しかしません」


『あと、自動ポーションサービス機からアラームが出たそうです』


「そうだった、それぐらいダークエルフの森で療養していたんだった!」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ウィンダーマ聖国はアイリス王妃の寝室で自動ポーションサービス機の

内部薬剤カートリッジを交換しています、薬剤を作るのは難しくありません



『ショウ様、すいませんね…』


「いえ、カートリッジを交換するだけですから簡単なんです」


メンテナンス表示に交換回数1と出て飲用回数と異常通知なしとも出た



『やっぱり食欲が増えて身長が伸びてました…5cmも』


「やっぱり有効なんだなコレ」


フランクリン聖王がアイリス王妃の寝室の寝室へやってきた



『ショウ殿、機械を無料で設置してもらえるとは』


「いえ、ポーションを毎度31本も持ってくるよりも楽ですから」


『そういえば、クーデター騒ぎで首謀者がどこで石の人形を手に入れたか判りました…プリティーム魔法国にあるパンドラ商会という所へカネを積んだら買えたと』


「プリティーム魔法国は魔族とも繋がりが無いわけじゃいので、ゴーレムも入手出来る…セブン居るか!」


気配を見せずにやっぱり真横に居た…フランクリン聖王とアイリス王妃が

思いっきりビビっていた



『マスター、プリティーム魔法国のパンドラ商会ですね…わかりました』


「よろしく頼む」


現れてすぐ消えたセブンをサーティとは違う調査専門のメンバーだと説明した



『ショウ様の周りは、驚く事が多いですね』


「アイリス王妃、すいません…いつもこのような感じです」


『ショウ殿、調べてからどうするのですか?』


「結果を見て、また同じような事が簡単に起こりそうならば何らかの対策が必要ですね…そうでなければ様子見でしょう」


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