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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その1:やってきたぞ転生編
1/189

【出世コースからの脱落であります!】

タイトルに括弧装着、印刷後に誤字修正あり

バタバタと演習でよく見るヘリコプターの2枚羽根が出す独特な音を聞きながら

木々が生い茂る森の真上に近づいて来ると機内で「降下用意!」の声が。

ロープの準備や安全確認をしていると班長が


『いいかお前ら!この森を塩と水だけで1日かけて集合地点まで戻れ』

『そうすれば栄えあるレンジャー徽章が付けられるぞ!』


「了解であります!」


『よし…降下ポイント到着!降下!降下!降下!』


一斉にロープを使って陸自汎用ヘリUH-1Jから

森林へ各自が状況を開始して行くはずだった。

まさか降り始めた瞬間に固定金具が破損し壊れロープが抜けてそのまま

地面に叩きつけられるとは、それも自分だけであります!



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『…山本2尉、山本2尉』


ん?

どこかで呼んでる気がするであります。

目を開ける前に自分の立場を整理しましょう

氏名、山本昌平。階級は部内幹部候補生で無事に3尉から

先日、2尉に昇級しました、高卒で自衛隊へ入隊してから

一部には新隊員教育中は地獄とも言われる「普通科」に。


まさに体力勝負だが「剣道と空手」は高校の部活掛け持ちで両方とも

3段まで取得し「柔道」も体育の授業だけど、部活の助っ人を

やっていた事で2段まで、しかし母親が何故か合気道師範なので

門限破りだけでも「こ…のクソガキゃああ!」という言葉と同時に

片手で10m投げ飛ばされる地獄のような生活のせいもあり

家でも鍛えられすぎて「合気道」4段…だから卒業後はやってられん!と

世間から隔離された特別国家公務員に逃げたという。


隊内でもその技能もありで「徒手格闘」2段「銃剣格闘」は2段まで行けたから

無事に「部内陸曹候補生」試験も突破し3曹から2曹まで行っている間は

必死に勉強しながら過ごしたせいで


「部内幹部候補生」も受かってヒャッホイ!で、後は2尉からの昇級は

レンジャー徽章をもらい1尉に昇級いっくぜーと思ったら


地上へ落下した気がしましたが?

きっとここは地区病院でピッチピチの3曹なナースが

パンツが透けるようなナース服で起こしてくれてるんだろ…



え、何で床で寝てますか?

それよりもしゃがんで人の顔面つつきながら起こしてるのは

M字大開脚な女性隊員だけど…幼女だぜ、確か年齢制限あったよな。

ここはどこだ、コスプレなのかコレは?

とりあえず言えるのは、幼女でも30センチ以内に繊維が見えるレベルの

M字開脚パンツ陸士長はいかがなものか。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『山本2尉、神崎1佐である…色々とご苦労であった』


いや、何がご苦労なのかわからないけど。

現状把握とその幼女士長は何なのかと、2人も居るし。

どう見ても8歳と5歳ぐらいにしか見えないんですが。

よく制服を作ったな、パンツはみ出すようなスカートで



『ああ、これは趣味である。幼女はいいぞ!』


いや、神崎1佐がそうであっても当方はそっちの趣味はないです。

それよりも、現在地の詳細を把握せねば。



『ここか、天国の一歩前というべきか…魂が違う世界へ行くかの分岐点である』


終わった…完全に詰んだ、2階級特進で終わるとは。

生まれ変わりでクソみたいな親だったらもうグレるしか無いだろ。

今回はまだ入隊まで多少はツッパリ生活だったが何とか収まったけど、次はあるのか?



『実は、自分も神崎という名前だが神ではなく嘱託でこの仕事をやっている』


何でも定年退職で悠々自適な生活なはずが、近所の左なジジイに刺し殺されてしまい

創造神から自衛隊員や警察官などの「振り分け親方」をやってくれと言われて

高待遇処置で現職だそうな、それで付隊員が幼女士長2名ですかこのロリ1佐。



『それで…実は、山本2尉に謝らねばならない。本当にすまん』


どの部分が謝るスマンなのだろうと理由を聞いたら、座っていたパイプ椅子が

神崎1佐のほうにブン投げられ大音響をあげて壁に当たり泣き叫ぶ幼女が居た。


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