表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カラス使い  作者: 東峰奇怪
4/4

カラス使いⅣ

遅くなり申し訳無いです。いろいろ忙しくこちらに手をつける余裕がなかったため遅くなりました。

まだ続きますが飽きずに読める、暇なときに読める、そんな作品を作っていければと思います。

それではどうぞ!

「ん…、あ、朝かぁ。ふわぁぁ…。よく寝たなぁ、みんなは、あ、まだ寝てる。」

壁に掛けてある時計は朝の6時48分を指していた。

そーいや、俺ってなにも持ってきてないのか?

そう言って自分の鞄が置いてある机に向かった。

鞄の中を見てみると何やら色々入っていた。

スマートフォン、イヤホン、モバイルバッテリー、ライトノベル、財布、ペンケース、教科書類等・・・。

あー、そーいや学校から帰らないでそのまま友希香のこと探しに行ったからそのまま教科書とか入ったままだな。

ん?テレビ?ここテレビ見れるのか?ピッ!

テレビをつけて俺は絶望した。

そこには・・・、

「今朝、CCAのホームページに公開された新たなカラス使いの名前と顔です。一人目は、藤乃宮日南。そして二人目は華咲条はなさきじょう友希香。以上が今朝CCAより公開された新たなカラス使いの名前です。なお、CCAは他のカラス使いの名前も順次公開していくと発表しました。それに伴いカラス使い一人づつにコードネームをつけて捜査を進めていくことを明らかにしました。今回発表されたカラス使いのコードネームは一人目が、レイブン・MIエムワン、二人目は、レイブン・MIIエムツーだということですが、専門家でありカラス使い強制収容所、通称CCCの最高責任者でもある酉飼とりかい神三郎さんはこのコードネームにはどのような意味があるとお考えですか?」

「私はね、このMに注目していてですね、私が思うにねこのMは、マスターのMだと思うんですよね。だから要するにこの二体のカラス使いは、カラス使いが一人一つ能力を持っていることは知っていると思いますがその能力を完璧に使いこなせるというのが私の考えで、あります。」

「はい、ありがとうございます。このニュースはまた後で報道いたします。それでは次のニュースです。」

とうとう俺たちの名前がでちまった。そんなことされたら、悠兎は…、母さんは。それに、友希香の家族にまで…。

「おい、日南君?」

「あっ!な、はい!」

「ちょっと落ち着きに外の空気でも吸いに行こうか。朝の空気ほどおいしいものはない。」

藤木さんは俺の腕を掴んで、外に連れていった。

「ニュースを見て相当ショックだったようだね。それよりも、君って藤乃宮家の人だったんだ。全く知らなかったよ。1度、電話をかけて見るといい。少しは気分が落ち着く。」

そう言って藤木さんはジャンパーのポケットから缶のカフェオレを2本取り出して1本を俺に向けて投げてきた。

「ほれっ。」

「えっ?あっ、とっ。あっつ!あ、ありがとうございます!」

俺は缶をあけて冷えた体に温かいカフェオレを与えた。体は温まり、すっかり気分が落ち着いた。その時にふと、聞いてみたいことがあったのを思い出した。

「藤木さんて、名前なんて言うんですか?」

「ん?名前?あー、俺の名前は言ってなかったな。俺は藤木響亮(ふじききょうすけ)だ。ついでに言うと、間戸は、間戸暁尋(まどあきひろ)だ。」

「響亮さん、改めてよろしくお願いします。」

そう言って俺は残りのカフェオレを流し込み、立ち上がった。

「二人を起こしてきます。いつまでも寝かせておくわけにもいかないので。」

そう言って、俺は、隠れ家の方へ歩いていった。

間戸さんの寝室に向かったが鍵がかかっていて入れない。どう起こそうか考えていると藤木さんが黒の羽を1本とって鍵穴にさした。その途端、『ガチャリ』

と解錠音が聞こえた。

「俺の能力はどんな扉も開けられる能力。アンロックだ。つまりどんなに頑丈な鍵だろうと俺にかかれば1発だ。」

藤木さんは笑いながら言った。

「日南君は、もう一人を起こして来なよ。こっちは僕がやっておくから。」

そう言って鍵穴に刺さっていた羽を僕に渡した。

「わかりました。友希香のとこ行ってきますね。」

そう言って僕は足早にその場を後にした。

このあと、こんなことが起こるとはこの時の僕は知る由もなかった。

また今回もそんなにながくはなかったですが楽しんでいただけましたでしょうか?

おそらく次の投稿は6月中旬くらいだと思うので次も楽しんでいただければ幸いです。

最後になりましたが感想やレビューもお待ちしております。

みなさんのご意見をどうぞお聞かせください。

以上 東峰奇怪あずまねきかいでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ