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カラス使い  作者: 東峰奇怪
2/4

カラス使いⅡ

うん、こんにちは。また会いましたね笑

1作目読んで頂けました?

僕は比較的短い話しかかくつもりはありません。笑

だって、

長すぎてもつまらないじゃないですか笑

まぁ、この前よりは長いかもですけど笑

ちなみにこれかくのに3時間しか寝てません笑

まぁそんなことはどーでもいいです。

さぁ、今度もまた物語のキオクを探る旅路に出発しましょう。笑

嫌なキオクとカラスとのオモイデ


俺は走った。土砂降りの雨の中を。

どこまでも、どこまでも………

なんで…こんな時に思い出す…、あの日のキオクを、なんで…。

そこで、俺は気を失った。


ん、眩しい…太陽の光じゃ……ない、な。

はっ!?

「お、親父…と、お、俺?」

そこにいたのは、俺が幼い頃死んだ、親父と、子供の頃の俺だった。

「いいか、日南(ひなみ)。お前は………カラス使いと呼ばれし化物(モンスター)だ。お前は、人間じゃない。頼む、死んでくれ。」

「え…?僕、人間じゃ…ないの…?それに…カラス使いって…。やだよ…死にたくない。」

「だから!私たちが生きるためにはそうするしかないんだよ!頼むから!早く死ねよ!!!!」


あ…、そうか…俺はこの時に…、

親父を殺したんだ。


やっぱり、大人は…みんな…残酷なんだ。

俺はこの時に初めて、人殺しをした。

この時、綺麗だった俺の心は真っ黒な闇に包まれ、やがて…死んだ。


はっ!俺は…なにを…。

辺りはまだ土砂降りの雨が降っていた。

ここは、バス停か?

あ、あの日もこんな土砂降りの日だったな。

そうだ…、あの時に友希香助けてもらったんだ。

あれ?そういえばなんで俺、バス停に寝てたんだ?

俺はふと隣を見た。その瞬間心臓が止まりそうになるかわりに目から涙が溢れてきた。

そう。隣にいたのは、とてつもなく可愛い寝顔を晒している…友希香だった。

「んっ、あ、起きたんだね、日南(ひなみ)。よかった…起きない…か…と、思ったよぉ……」

「友希香…。なんで、ここに…。」

「忘れちゃった…?私も、ひなと一緒だって。」

「そう…だな。同じ…、俺達は…実験体(マテリアル)


その日の夜は2人で過ごした。バス停の後ろの森の中にある小さな小屋の中で。

「ここはね、私に色々情報をくれた人が隠れ家にって教えてくれたの。」

なるほどな。同種(こっち)の奴らなら友希香が知っててもおかしくないか。あ、そうだ。

「友希香、あの時に昇降口に残ってた血とカラスの羽…あれは…?」

「聞いて。最近、私たちと同種(おなじ)の人達が次々に殺されてるの。それも1人や2人じゃない。毎日…違う地域でも同じような事が起きてるって、ネットに書き込まれてた。それでね、私、昇降口で待ってる時に殺されかけたの。まぁ、逆に殺しちゃったんだけどね。」

「じゃあ、あの血は…」

「私が殺した人の血…」

次々にカラス使い達が殺られてるってことか。でもなんで今になってそんなこと…。いったい誰が…。」

「友希香、聞かせてくれ。誰がそんなことを?」

友希香は目を閉じて、しばらくの沈黙の後に言った。

「政府の中の秘密組織。通称CCA。」

「CCA?聞いたことないな。なんでCCAなんだ?」

「CCAは略称。略さずに言うと、CrowtrainerCountermeasure army。カラス使い対策軍の略称だよ。まぁ知るはずがないんだよ、なんせ、国家の機密情報だもん。」

「じゃあなんで、友希香は知ってるんだ?」

「この人に教えてもらったの。」

そいつは当然現れた。

「うわぁ!?」

僕は咄嗟に大きな声を出してしまうとこだったが、口を防がれて声が出なかった。

男は言った。

「すまん、驚かすつもりはなかったんだ。しかし驚かせてしまったなら謝ろう。すまん。」

「え、あ、いや、大丈夫です。こっちこそすいません。」

「あの、お取り込み中悪いんだけど、真木さん、見てきてくれましたか?」

友希香がいきなり言った。そして男はこう答えた。

「ここもそろそろ危ないかもしれない。さっき様子を見て帰るとき、俺がこの森の中を歩いてた時、後ろで銃声がなってな、千里眼(せんりがん)で見たら、同種(おなじ)奴らがCCAの殺戮者に殺されてた。しかも、あの武器を見る限りAクラスの殺戮者だ。気をつけないとやばい。さっきは一旦帰ったみたいだが、また来ないとも限らん。朝になったら違うとこに行ったほうが懸命だな。」

「そうですね、Aクラスは流石に対抗できるか微妙なところですし。真木さん、車ありますよね?私とひなをもう一つの隠れ家に。恐らくもう藤木さんと間戸さんも来てるはずですから」。

「わかった。朝一で向かおう。しかし今日は夜も遅い。一旦寝るか。明日が勝負だ。日南君だったかな、君も一緒に来るんだから寝ろよ。死んだら終わりだからな。」

「は、はい。わかってます。」

そう言って、3人とも一斉に眠りについた。


面白かったです?

面白かったなら幸いです。

次もまだあるので、是非読んでみてください!

では。また。どこかで

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