カラス使いⅡ
うん、こんにちは。また会いましたね笑
1作目読んで頂けました?
僕は比較的短い話しかかくつもりはありません。笑
だって、
長すぎてもつまらないじゃないですか笑
まぁ、この前よりは長いかもですけど笑
ちなみにこれかくのに3時間しか寝てません笑
まぁそんなことはどーでもいいです。
さぁ、今度もまた物語のキオクを探る旅路に出発しましょう。笑
嫌なキオクとカラスとのオモイデ
俺は走った。土砂降りの雨の中を。
どこまでも、どこまでも………
なんで…こんな時に思い出す…、あの日のキオクを、なんで…。
そこで、俺は気を失った。
ん、眩しい…太陽の光じゃ……ない、な。
はっ!?
「お、親父…と、お、俺?」
そこにいたのは、俺が幼い頃死んだ、親父と、子供の頃の俺だった。
「いいか、日南。お前は………カラス使いと呼ばれし化物だ。お前は、人間じゃない。頼む、死んでくれ。」
「え…?僕、人間じゃ…ないの…?それに…カラス使いって…。やだよ…死にたくない。」
「だから!私たちが生きるためにはそうするしかないんだよ!頼むから!早く死ねよ!!!!」
あ…、そうか…俺はこの時に…、
親父を殺したんだ。
やっぱり、大人は…みんな…残酷なんだ。
俺はこの時に初めて、人殺しをした。
この時、綺麗だった俺の心は真っ黒な闇に包まれ、やがて…死んだ。
はっ!俺は…なにを…。
辺りはまだ土砂降りの雨が降っていた。
ここは、バス停か?
あ、あの日もこんな土砂降りの日だったな。
そうだ…、あの時に友希香助けてもらったんだ。
あれ?そういえばなんで俺、バス停に寝てたんだ?
俺はふと隣を見た。その瞬間心臓が止まりそうになるかわりに目から涙が溢れてきた。
そう。隣にいたのは、とてつもなく可愛い寝顔を晒している…友希香だった。
「んっ、あ、起きたんだね、日南。よかった…起きない…か…と、思ったよぉ……」
「友希香…。なんで、ここに…。」
「忘れちゃった…?私も、ひなと一緒だって。」
「そう…だな。同じ…、俺達は…実験体」
その日の夜は2人で過ごした。バス停の後ろの森の中にある小さな小屋の中で。
「ここはね、私に色々情報をくれた人が隠れ家にって教えてくれたの。」
なるほどな。同種の奴らなら友希香が知っててもおかしくないか。あ、そうだ。
「友希香、あの時に昇降口に残ってた血とカラスの羽…あれは…?」
「聞いて。最近、私たちと同種の人達が次々に殺されてるの。それも1人や2人じゃない。毎日…違う地域でも同じような事が起きてるって、ネットに書き込まれてた。それでね、私、昇降口で待ってる時に殺されかけたの。まぁ、逆に殺しちゃったんだけどね。」
「じゃあ、あの血は…」
「私が殺した人の血…」
次々にカラス使い達が殺られてるってことか。でもなんで今になってそんなこと…。いったい誰が…。」
「友希香、聞かせてくれ。誰がそんなことを?」
友希香は目を閉じて、しばらくの沈黙の後に言った。
「政府の中の秘密組織。通称CCA。」
「CCA?聞いたことないな。なんでCCAなんだ?」
「CCAは略称。略さずに言うと、CrowtrainerCountermeasure army。カラス使い対策軍の略称だよ。まぁ知るはずがないんだよ、なんせ、国家の機密情報だもん。」
「じゃあなんで、友希香は知ってるんだ?」
「この人に教えてもらったの。」
そいつは当然現れた。
「うわぁ!?」
僕は咄嗟に大きな声を出してしまうとこだったが、口を防がれて声が出なかった。
男は言った。
「すまん、驚かすつもりはなかったんだ。しかし驚かせてしまったなら謝ろう。すまん。」
「え、あ、いや、大丈夫です。こっちこそすいません。」
「あの、お取り込み中悪いんだけど、真木さん、見てきてくれましたか?」
友希香がいきなり言った。そして男はこう答えた。
「ここもそろそろ危ないかもしれない。さっき様子を見て帰るとき、俺がこの森の中を歩いてた時、後ろで銃声がなってな、千里眼で見たら、同種奴らがCCAの殺戮者に殺されてた。しかも、あの武器を見る限りAクラスの殺戮者だ。気をつけないとやばい。さっきは一旦帰ったみたいだが、また来ないとも限らん。朝になったら違うとこに行ったほうが懸命だな。」
「そうですね、Aクラスは流石に対抗できるか微妙なところですし。真木さん、車ありますよね?私とひなをもう一つの隠れ家に。恐らくもう藤木さんと間戸さんも来てるはずですから」。
「わかった。朝一で向かおう。しかし今日は夜も遅い。一旦寝るか。明日が勝負だ。日南君だったかな、君も一緒に来るんだから寝ろよ。死んだら終わりだからな。」
「は、はい。わかってます。」
そう言って、3人とも一斉に眠りについた。
面白かったです?
面白かったなら幸いです。
次もまだあるので、是非読んでみてください!
では。また。どこかで