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酒
俺は酒を飲んでいる
いつからだろう
苦い水、飲めるように
なったのは
子供の頃のいたずらで
一口飲んで
泣き喚く
お父さんへんだ!
と、泣き喚く
いつからだろう
酒の味
美味いと思えるようになったのは
大人になった
いや、違う
成人しても
不味かった
不味い水を
無理矢理飲んだ
いろいろあって
紆余曲折
いろいろ覚えて
経験し
大人の理屈
理解だす
だすと同時に
酒の味
上手い上手いと
身体喜び
心が叫ぶ
欲しい欲しいと
心が叫ぶ
大人の蜜は
子供に苦し
酒の酔いは明日への活力
活力なくして
明日へは行けない
大人の明日は
いつも試練
活力貯めて
明日も進もう