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魔法水と空気 叙情詩 白
私はあの人の全て
全てなの
艶やかな身体も
長い黒髪
全てがあの人の
ために捧げている
世界中であなたを
一番愛している
安くはない言葉
恥ずかしく
笑える言葉
そして呪いの言葉
そんな私を
あなたは
魔法水
そう言ってくれた
俺を若々しく
逞しく
支えてくれる
キミと居れば
時間が止まってしまう
若返りの水
優しく頬を
撫でて
不器用に
笑顔をくれる
嬉しい
そしてアナタは
こうも言った
女房は空気だ
そんな存在
真面目な顔で
私を見ていた
空気
そこまで
奥さんを
見ていないの
私はあの人の
魔法水であることに
誇りに想う
若返りの水
それであることに
この言葉の真の
意味も知らずに




