表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
喜怒哀楽  作者: クレヨン
5/146

冬の雨

 雪ではない雨が降る

 珍しい

 暖かい

 春は近い

 だから雨が降る

 いや、暦の上では

 もう春か

 とは言え

 心はいつも冬

 晴れていようが

 雨が降ろうが、

 かわらない

 昔から冷めていた

 いつから冷めたか

 わからない

 大人になって

 めたから

 何覚めた

 わからない

 わからないまま

 めてた

 そして何時しか

 冷めていた

 冬の雨は知っている

 そろそろ春だと

 教えてくれる

 当たり前

 寒ければ

 雪になる

 暖かくなれば

 雪は溶ける

 溶けた雪は

 水になる

 人とは不便な

 存在だ

 当たり前は

 有り得ない

 あっても

 どこか

 ひた隠す

 実は俺もその一人

 人の心は

 わからない

 今わかるのは

 冬の雨

 春の足音

 そこまで

 来てる

 

 

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ