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喜怒哀楽  作者: クレヨン
137/146

木偶の坊

 快晴午前の道ばたに

 陽は長くなり

 暑さを求む


 小さい町にある

 ビルの影

 涼みを見つけ佇んで


 快晴を

 改めて見る

 俺の目は

 青く高くて

 勢い感じ


 晴れやかな日に

 俺は何を思う

 思えないくらいに

 鮮やかな青


 風が舞う

 埃を巻いた

 季節風


 肌寒さ

 顔を撫でる

 春名残り

 夏の足音

 近く感じて


 何もない

 木偶の坊

 ビルに生え

 バカなオッサン

 季節見つけて


 さてと歩こう

 地球はまわる

 俺もやることをやろう

 

 スニーカーが噛みしめる足音に

 足裏が少しこそばゆい

 五月の風が

 

 もう少し、木偶の坊でいろ!


 そんな向かい風が俺に吹く

 すなまいな

 人間は人間を努めないと

 人間なんだから

 

 


 


 

 


 


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