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寒い夜
風呂に入り
飯を軽く食う
明日は早いと
布団に入る
脚には湯たんぽ
背中に電気カーペット
体の中にはアルコール
寒い夜に
静かなは
少し不気味
何故なら
それは雪の始まり
俺の住む町は
無言でそれが
舞い降りる
明かりを消して
真っ暗になる
夜だがら当たり前だ
落ち着かない
明日が怖い
いろいろあって
嫌になる
寒い夜に
明日を感じる
良い明日なら嬉しい
悪い明日ならやっぱりか……
何がやっぱりかは
わからない
わからないなりに
納得してしまう
できれば嬉しくありたい
……うん
寒い夜に
明日を感じながら