表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

「俺たちが世について問う。」

作者: 神凪

乱入者を交えた男子高校生六人が、

なんの変哲もない日常の、

なんの変わりもない放課後に、

ちょっとした疑問から哲学の扉を叩く。


作者の考える世界を、

現実で友人と話した、

ノーフィクション小説。



「俺たちが世について問う。」

某年某月某日、

とある学校の放課後の事だ。

俺、和樹、陽介、魁斗は何時ものように四人で愚痴っていた…

俺「あー、面白い事何も無えよー」

和樹「ああー死にてぇーー」

「そんなん言うなや。」

陽介「つか、死ぬって何?」

「なんか怖えよな。」

「怖く無えよ。」

魁斗「まぁ、死にてぇっていう奴程ビビるって言うがな。」

「だーかーらー、死ぬってなんだよ。

なんか答えがわからねーとむしゃくしゃするんだよ!」

「死ぬ…何だろうな、それ。」

「なんか漠然と怖いやつ?」

「なんだよその答えw」

何気ない会話。

内容は別として。

「そんな事言ったらだが…

生きるってなんだよ。」

電撃発言。

「おい、どうした優等生。」

「だってさ、

なんか漠然と生きるって言うけど、

なんか意味があるのか?ってなる。

たまに。」

悠三「皆さん病んでますか?」

ひょっこり乱入。

「病んでねぇよ。」

「お前どう思う?」

「僕は別に。人の生き死にには疎いので。」

「…ガッツリ強烈なこと言ったな。」

「そんなこと言ったら人間ってなんですか?

親は結構酷いのでその辺僕は鈍いです。」

「人間か…何だろうな…」

「この前どっかの教授がさ、

"物質の核にはさらにまた核があり、

その核は細分化すると最終的に、不確定という答えに辿り着くのです。"的なこと言ってた。」

「要は"物質は最終的に不確定な存在"って事か?」

「そういう事だ。」

「なら物質で出来てるこの世界は?」

「不確定の物質が実在した瞬間の世界って事だろう…」

いきなり扉がガッシャーン。(開いた)

博士「君たち、面白そうな話をしているじゃないか!混ぜてくれたまえ。」

「なに、偉そうだなw博士、ま、いいよ。」

「世の中が存在するのか、なんて話題を喋っていたな!私も疑問になっている問いがあるのだよ!」

「博士が疑問?」

「そうさ!

君たちはビックバンという現象の後にインフレーションという現象が起きて今に至る事を知ってるか?」

「ビックバンについては少し知っているが。

インフレーションは簡単に言えば物質が増えていったという事だろう?」

「そうさ、ビックバンは"無の状態から何らかの力が加えられて爆発した"。

インフレーションは魁斗君が言ってくれた通りだ!

因みにだが、

"ビッグバン理論(ビッグバン仮説)に基づいたビッグバン・モデルでは、宇宙は時間と空間の区別がつかない一種の「無」の状態から忽然と誕生し[要出典]、爆発的に膨張してきた、とされる。近年の観測値を根拠にした推定により、ビッグバンは約138億年前に起きたと推定されるようになったの"だよ。

(Wikipediaから引用)」

「無ってなんだよ、無って。」

「いい質問だ!無とは、"何もない"を表す表現だが、私が不思議なのは、それなんだよ。」

「無?」

「そうさ。

もし、本当に無があったなら、

ビックバンなど起こるはずがないんだ。

何もない場所に爆発なんて起こるはずがないからな。

で、もし仮に他の物質で隙間なく埋められていたら、突然動いて爆発するなんて考えられない。

だから不思議なのさ。」

「なら逆転の発想つーか、

"この世は存在しない"だったら?」

「なら俺らもいないんじゃ?」

「まぁ、そうなるな。」

「って事は全部不確定じゃん。

じゃぁ俺、いま誰と喋ってんの?」

「それもわからねーから困るよな。」

「絶対に解けない問題やな。」

「なにが?」

「"自分が生きている事を証明する"っていうの。」

「そうすれば世界が存在する事から証明しなきゃいけないからか?」

「そうそう。」

「…」

「どうした?」

「いや…俺さ、親が親じゃん。」

「まぁな。」

「つーかちょっと愚痴っていい?」

「いいぜ。

お前、いっつも怒られてばっかみたいだけど

どうなってるのかききてーし。」

「俺さ、親厳しくてさ、いつまで経っても命令を聞けって言うんだよ。

小さい時から言われ続けてきてさ、

段々嫌になってきたんだよ。」

「何に?」

「生きる事にさ。

段々自分が生きてる意味がないんじゃないかって思ってきてる。

最近はなんでもそうなんだが、

悲しいとか感じなくてさ、

矛盾ばっかりだし、そろそろ壊れてしまいそうでさ…」

「機械みたいだな。」

「本当にこんな感じなんだよ。

なんで自我なんてあるんだろうな…」

「病みすぎですよー」

「…世の中は矛盾ばっかりだ。

教師も、親も、矛盾しか言わねぇ。」

「…それが世の中だ。」

「仕方ないのか?」

「あぁ。」

「…一生社会的弱者とか嫌だし。」

「まぁ…話戻そうぜ。」

「そ、そうだな。」

「まぁ…今いる世界って何なんだろうな。」

「神のみぞ知る。」

「それはそうかもしんねーけど…なんかごちゃごちゃしてるな。」

「もう考えすぎてなんか頭おかしくなりそうー‼︎」

「世界の真相ってそんなもんじゃない?」

「神様は残酷だよな。」

「確かに。こんな問いを残していくなんて。」

「たまったもんじゃないぜ、本当に。」

「…自らが深淵を覗き込む時、

また深淵も自らを覗き込んでいる。」

「何それ。」

「世界の真相の一部?w」

「かもしれないな。」

「あれか?朱に交われば赤くなる的な?」

「ちょっと違うかな。」

「けど、自分が話しかけているのか何なのかもわからないとか、なんか不安。」

「けど、人知では解明出来ないから仕方ないさ。」

「今までの話も確かだとおもう。だけど、

死がなんなのかまだ議論終わってないぞ。」

「世界というか、物質が存在すると仮定して、死という問題を考える…」

「死…それって、概念なんじゃ無いですかね?」

「概念?」

「はい。何もかもがわからない状態なら、

不確定なのでわかりませんが、

生命の存在を肯定するなら、

その現象自体は存在します。

だけど、死って現象は人により違います。

だから一つの概念なんじないでしょうか。」

「そうか…そういう考え方もあるわな。」

「ややこしいわ。」

「仕方ない。」

「さっきの理屈でいくと、生きるって事も概念ってことだよな?」

「そーですよ。」

「…本当にこの世界は存在するんだろうか。」

「誰かの空想かもしれない。」

「シミレーションゲームかもな。」

「あーあ、哲学って難しいな。」

「これって哲学だったのか?」

「わかってなかったのかよ。」

「まぁ、こんな会話も今のうちだよな。」

「世の中には社畜とか言うのが蔓延ってるしな。」

「もうすぐ戦争かもしれねー。

時代は繰り返すって言うからさ…」

「確かにな。世の中荒れてるわぁー」

「荒れてるのは世の中だけじゃねーよ。

異常気象に巨大な天災。

もうすぐ日本は潰れちまうかもしれねー。」

「そんなことも…あるかも知んねーな。」

「まぁ、今日は帰ろうよ。」

「もうこんな時間かよ。」

「真っ暗だwww」

「さ、帰るか。」

「解散!乙ー。」

「乙ー」

「お疲れちゃん。」

「乙でーす」


本日はこれにて解散。

俺たちは大きな疑問を抱えて解散した。

真実は一つでは無いのではないか…

そんな疑問もある。


だけど、この討論(ディベート)が今の俺たちの結果で、この中では真相はわからなかった。


だから、俺たちは皆さんに問題を出そうと思う。

この討論(ディベート)を狂人の話と考えるのか、世界の核心に近づく一歩と考えるのかは人それぞれだが、

あなたなりの答えを俺は聞かせて欲しい。

無理ならいいんだ。

わからないって回答でも、

当たり前だと思ってる。


と、言う訳で改めて質問したいと思います。

というかします。


"あなたは、

自分が存在していると思いますか?

理由も一緒にお答えください。"


…もうちょっと砕けても良かったか?

まぁ、いいや。


あなたなりの答えを聞かせてください。

お願いします。





読んで頂き有難うございました。

(因みにですが、ここに乗っている話は、

Wikipediaを引用したもの以外は、基本作者である僕のうる覚えです。間違っていても温かい目で見ておいてくれれは幸いです。)


僕の考えはこんなものですが、

皆様は一度でも考えた事がありますでしょうか?


僕は自殺を考えたときにこの考えが浮かんだのですが、もし、皆様が考えるときは、いったいどんな瞬間なのか…


ま、それを考えるのもいいかもしれません。


是非、質問には答えていただきたいかなと思います。

暇なときで構いませんので。


停滞中の小説は、アイデアが浮かんだらまた投稿します。


それでは次の小説で…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ