夢へのそして青春への第一歩
この選択により失ったものは数多い
まず友人と呼べる人はいなくなった
恋愛の仕方もわからなくなった
学生生活いわゆる青い春は来なかった
だが…その代わりに夢へのチケットを手に入れた
クラスの皆が遊んだり喋ったりする時間を
勉強に使ったのだからチケットを貰う権利はあるだろう
夢への第一歩を踏み出したのだった
これがまぁー厳しいイバラの道
だがその代わりに青い春にやり残したことがかなりできた
高校を卒業し大学に入学するまでに約半年あった
その間に留学生が集まって言語を合宿形式で学ぶ機会があった
ここでは将来自分を助けてくれる人が多いだろうと
思っていた、なので友人作りを冥いっぱい頑張った
そろそろ気づいている読者も多いと思うが
私は関西出身である
当然関西弁だ
なぜだろうその合宿ではやけに関西弁がちやほやされた
自分はなんの意識もしてないのでわからなかったが
そんなこんなではじめの1ヶ月が過ぎた頃
一人の友人が相談をしてきた
「実は…俺…かすみのことが好きなんだ」
かすみとは同じく合宿に参加している栃木出身の女の子である」
「おぉそうなのかいいじゃねーか告っちまいな」
「そんな勇気ねーよ、失敗したらあとまだまだ合宿続くのに気まずくなるじゃん」
おれにどうしろと言うのだ
「いやいや、そうやって片思いのままのが気まずくなるぞ」
「そうなのか?」
「考えてみろよ、お前が想うってことは少なからずかすみと話す時にぎこちなさがでる、そうなるとかすみはどう思う?へんになんかあるのかなとか思っちまうんじゃねーか?」
「それはあまりよくないね…」
「そだろ?だから告っちまってスッキリさせな
もしかしたらがあるかもしれねーぞ?」
「よしわかった明日告白する」
こいつなかなか肝が据わってやがるな…
次の日帰ってくるなりはしゃいでいる友人、なおとの姿が宿舎にあった
いやいや、わかり易すぎだろ(笑)
その通りなおとは告白しokを貰え合宿初のカップルが成立したのだった…