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私はあなたが好きでした  作者: 珀桃
9人の男女
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行かないで

 「今日の始まりがこいつのヘタレ顔なんて最悪!」

もう幾度となく彼に会うたびにこんな調子で話しかけている。彼はいつも「またか」と飽きれながら適当に返してくるがこの日はちょっと違った。


いつになく真剣な顔で、「…八千代」と言ってから間をおいて、


「俺、転校することになった」


と言った。ぽかんとする私。

心の中では(なんでそんな⁉)と混乱しているのだが、動揺を押し隠した。そして一瞬で最高の作り笑顔になった。

「ふーん。よかった」

「俺がいない方がお前も多分楽だし、俺も楽だからな」

俺も楽…私の彼にしてきたこと、暴言を挨拶がわりに言いつづけたり、ことあるごとにたたいたり、すれ違いざまに睨むなどということを考えればごく普通の感情だ。


しかし私はそれを聞いて頭が真っ白になった。

「あんたがどこへ行こうと、一生いじめてやるんだから!」

と大声でまくし立てた。


目から汗が流れているような気がした。


「なんで泣いてるのお前…」

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