表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
散文詩  作者: 仙崎無識
9/29

闘争(逃走)行進曲

午前6時僕と共に残酷な運命が目を覚ます


月の残る青空にはまだ太陽は見えない


冷たい現実で顔を洗い糊のきいた秩序を着込めば


死闘(コロシアム)の開始告げる始業の鐘が鳴り響く




入場門に走り込みなけなしの矜持を持ち


震える足を奮い立たせ


社会に今立ち向かう




今晩生きて帰るために 敗者の凱歌歌うために


ただ僕は死なないためにこの両手を振るうのだろう


幾千の戦場(いくさば)に赴き 幾万の人と対峙し


ただ明日もまた目覚めるために生ける囚人となるだけ




午前零時僕の中にとある希望が目覚めた


音も無き暗闇に月の光が囁く


楽園を自由を求めよ 秩序を破壊し創造せよ


誰もが皆寝静まるその時に僕は(いえ)を出た




他人は脅えるだけ 怯えながら戦うだけ


此処で自分はどう動く?


決めるのは賽子じゃない




価値を意味を求めるために 間違った正義を叫ぶ前に


ただ僕は決めるために門の外へとひた走る


追いかけてくる管理主義と犠牲者の屍から


ただ僕は逃げるために 逃げて戦うためだけにただ走る




真実を塗り潰す光から逃れいでよ


闇の中をただ逃げる


決めるのは自分しかない




門の外を見るために 自由に戦うために


ただ僕は決断し続ける 鎖の無い明日の為に


地平の先を知りたいから この世の果てを見たいから


ただ僕は求め続けるだろう安寧と自由の日々を





暗いです・・・



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ