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散文詩  作者: 仙崎無識
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カメラ~映写機

水晶体に映る虚像


まるで其れは世界の縮図


(ファインダー)越しの現実では


誰も誤魔化せやしない


無限に延びる歴史の直線


閃光に切り取られた一瞬の座標


黄色い下地の上に思惑


青写真に絡む疑惑


動かぬ証拠 動く画面


抹消されたトロツキー


捻れの位置に 立体交差


上手く往かない男女の仲


ピントの合わない世の中と


ヒント皆無の110分


フィルムと電源気にしつつ


ピューリッツァー賞は遙かに遠く


逃すなスクープ漏らすな秘密


確と写せよその光景


望みとあらば百光年先も


物理学者に独裁者


女優 女王 女流作家


教師も生徒も杉 松 竹 梅 鈴蘭も


皇帝ペンギンに殿様バッタ


スラッガーにセスジユスリカ


バクテリオファージに弁護士


はたまた戦犯から大物政治家まで





自分自身に、嘘はつけない


カメラの前なら分からない


ヒント皆無の110分は仙崎が通っていた高校の実力考査の試験時間です。

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