6/29
苦難の度に鐘は鳴る
今日も夕日がトマトを洗って
対蹠点に別れを告げた
鈍器のような分厚い辞書が
天罰を下す
歌う蛙に雲の涙
間抜け顔の高分子
機械仕掛けのbone mallow
冴えてる奴等の鎮魂歌
zing zing zing
最後に笑う奴が一番デカい口で
zing sing sing
母校で叫ぶんだ「ざまあみやがれ」と
zing zing zing
今日も後ろには誰も居なくて
zing sing sing
棺桶の蓋はまだ閉まらない
鐘が鳴り続ける
社会的権威はモアイのように
涙を流しはしないだろう
出来るアイツは今日も女を
原子にしてるかも
行く手遮る過去の数値
そんなものには意味は無い
燃料電池のdouble helix
ツイてる奴等の協奏曲
zing zing zing
始まりかけの朝の都市には
zing sing sing
ベルと歌声が同居してるだろう
zing zing zing
朝露の降りた青い広場では
zing sing sing
洒落た道化が君を待ってる
鐘は鳴り響く
苦難は続いてく
旅人は歩いてく
架空バンドの歌ものです。
音楽は頭の中では考えてはおりますが、楽譜にはしておりません。