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散文詩  作者: 仙崎無識
14/29

廻る世界は僕らにとってあまりにも残酷で

どうしてこうなったんだろう


世界に見捨てられた周縁で


終焉(おわり)を待つ時が来るなんて


生を始めたばかりの頃には


誰もそんなこと言ってなかったじゃないか


なんでここにいるのだろう


戦い傷つき斃れたものを


蹴落とし見捨てるのが中心原理(セントラルドグマ)


殉職者も負傷者も被害者も


その末路には犠牲者としての(ひつぎ)しかない



それでも世界は歩みを止めない


それでも社会は動きを止めない


それでも人間は振り返ることをしない


その先に何が待っているのかも知らずに



廻る世界は創られた僕らにとっては


あまりにも脆くそして残酷で


救いようの無い天国(じごく)だけが


滔々と広がっている


歩む僕らは廻り続ける世界にとっては


あまりにも不完全な部品で


何も成さないという地獄だけが


延々と繰り返されているんだ

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