詩: 昨晩 荒々しく求めたあなた
掲載日:2026/05/16
残り火のように消えかけていた体が
再び目を覚ます朝が来ました
あなたのために
最高に濃くて
最高に熱いコーヒーを用意しましょう
キッチンに
口が裂けそうな大あくびをしながら
虎になったあなたが入ってきました
「あんなに酔ったあなたは初めて見たわ」
「久しぶりの血の滴るステーキだったからな
思わず酒が進んでしまった」
わたしを抱きすくめ
噛みつくようなキスをします
血と またたび酒の匂いがしました
「二日酔いかな 頭が痛い」
「そうかと思ってとびきり濃いコーヒーを淹れたわ」
「そいつはいいな」
あなたにマグカップを渡します
あなたは 一口飲むと
アチッと一声 飛び上がりました
「おい 俺は猫舌なんだぞ」
あなたに
思いのまま 食べられたわたしは
にっこりと微笑みました




