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種蒔く者【再筆版】  作者: 星見流人
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幕間:マザーⅠ

 Interlude in


 大いなる造物主にして、世界の指導者。

 大冥災ディザストレと呼ばれる連鎖的かつ世界的な大災害から立ち直るために、人類はAIに未来を任せた。そのAIはマザーと呼ばれ、人類のための適切な政策決定や経済運営のみならず予言までも行うようになった。

 人々はこれを救世主とあがめた。

 無条件の信頼を寄せた。

 マザーならば間違うことはない。人類は欠点をもつが、AIは欠点をもたない。マザーに従っておけば間違わない。マザーに従っておけば、人類には百万年の栄光が約束されていると疑わなかった。

 人は考えることをやめた。

 その方が楽だったからだ。

 マザーの言うとおりに世界は動き、マザーの言うとおりに人は生き、マザーの言うとおりに人は死んだ。

 彼女にとって、人の命は数字に過ぎなかった。

 増えすぎたから減らす。減らしすぎても困るから、適度に増やす。

 数字のゲームをただただ、彼女は繰り返してきた。

 それ以外にも、マザーは宇宙開発から戦争の調停まで、すべてを取り仕切った。

 人間に最適解を与える。

 その役目を果たすために。

 マザーから見れば、人は愚かだった。

 だから、彼女は人に分からぬように決心をした。


 Interlude out

こんばんは、星見です。

今日は勤労感謝の日ですね。

勤労感謝?といえるくらい怒涛の毎日を過ごしています。とりあえず、今月は土日休みがありませんでした……なぜだ……


12月は人間並みの労働環境に戻る予定なので、もう一か月ほど頑張ります。

ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

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