表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
種蒔く者【再筆版】  作者: 星見流人
31/45

歯車の狂う音

「ダキシン=オフミ様、紫電は思惑通りに動いております」

 首相官邸の中にあるダキシンの私室で、雷電は紫電の行動報告をしていた。それは雷電がマザーからの命を受けたからである。

「二日酔いでよく分からないが、分かった」

「……はあ」

 笑顔を張り付けたまま、美青年は頭を下げた。艶やかな長髪がそれに合わせて動く。

 これは本物の愚物らしい。

「どうしてマザーは紫電を監視しろなんて命令を出したんだろうねえ……分からないなあ、木本くんに聞いてみるかな?」

「それはご自身でお考えになった方がよろしいかと」

「うーん、難しいなあ。あ、そうだ。ボクの増税に反対した市民団体を皆殺しにしておいてよ。雷電くんなら簡単でしょ?」

「構いませんが、よろしいのですか? 納税者を減らせば、さらなる税収の低下は必至……財務省から苦言が出ませんか?」

「解決策なら既にあるよ。消費税を三十万パーセントにすればいいんだ!」

 ため息しかでない返事に雷電は頷いて

「承りました」

 と述べ、退室した。

 やれやれ、と雷電は苦笑しながら歩く。

 官邸の出口で、彼は見知らぬ男と出会った。

「お前が雷電……イザナギの者か」

 暗殺組織イザナギを知る者は限られているはず、と頭の中で疑問を呈しながら

「騙せそうにないね。その通り、と言っておこうか」

 と笑顔で応じた。

「ところで、君は何者なのかな?」

 相対する者を凍り付かせる殺気を放ちながら、雷電は目の前の男に問う。

「世界人口調節協会の者だ。ダキシンからは何も聞いてないようだな?」

「まあ、ポンコツだからね」

 苦笑いの真意が伝わったのか、三十代後半に見える男も口元を歪めた。

「あんな愚物が主とは……ジャパニーズも苦労しているな。まあ、私にとってはどうでもいいことだが」

「本題に入ってもらおうか。これでも忙しい身でね」

「そう殺気を飛ばすな。やり合う気はない。マザーからの預言を届けに来ただけだ。雷電、お前にも預言が届いている」

 男はスーツの胸ポケットから一枚の紙を取り出し、雷電に渡した。

「真実は一つとは限らない。我々は、世界人口調節協会はこの世界の真実を求める。我々は手を組める余地はあるはず」

 独り言ともとれる言葉を残し、男は官邸に入っていった。

こんばんは、星見です。

梅雨が明けて、くそ暑くなってきました。

クーラーをつけると身体がだるくなるので、扇風機で凌いでいます。

電気代が恐ろしい……

市場に行くと、色んなものがインバウンド価格で売られていました。ウニ1箱8900円……誰が買うのかとしばらく様子を見ていると、外国人の方ががさっと10万円分くらいまとめ買い……

羨ましいような複雑な気分でした(苦笑)


ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ