表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
種蒔く者【再筆版】  作者: 星見流人
18/45

破滅の双眸

 開戦の合図はグレネードランチャーの掃射だった。辺り一面を爆炎が覆う。

 対して、紫電は涼しげにそれらをすべて躱し、無傷で紅蓮に迫った。

 暗闇の中に光るは紅い瞳。

「死ね」

 嵐のような銃撃を切り裂いて、一筋の残光が紅蓮の右腕を狙う。

 力を込めずに放った斬撃は鋼の腕にはじかれた。

「侮ったか……」

 紫電は無表情で敵から距離をとる。紅蓮には大地を蹴る音しか聞こえなかった。紫電がどこにいるのか、何をしようとしているのか、まったく分からない。

 これが最強の暗殺者の力か。

 紅蓮は戦慄した。

 目の前で闇の中に潜むのは殺戮に特化した人間だ。狙った獲物を殺すためにだけに命を燃やし続けた人間だ。

 銃火器ごときでどうにかしようなどという考えが甘かった。

 彼の動きはそれこそ常人が捉えることなどできるはずがないと直感で察した。

「次は仕留める」

 感情のない声が響く。

 紅く輝く二つの瞳が奔る。

 双眸は明確な殺意を湛えている。

「終わりだ」

 刀を抜くその刹那に彼は告げる。

 紅蓮が見た光景は眼前に迫った、光を纏った刃が牙を剝いた姿だった。

こんばんは、星見です。

そろそろ春らしくなってきましたね。

昼になると換気がてら窓を開けて、日光浴を楽しんでいます。


ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ