あとがき
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は前作主人公の蓮ちゃんの子供である暁悠の話でした。基本的な構成は蓮ちゃんと同じだったので日常に重きを置いたのですが、どうだったでしょうか。
ちなみに作者的には、今までの物語の中で一番面白くないんじゃないかと思っています。最初にも書きましたが、蓮ちゃんの時と流れは同じでしたからね。
じゃあなんでこの小説を書いたんだよ?という至極まっとうな意見が出てきそうですが、これは次回作の話に繋げるために必要だったからですね。
次は二人の子供の話になるけれど、そこではまったく違う話になります。そこで親の話が出てこないのはさすがに流れ的にもどうかなと思ってこの話は出来ました。
もともと、幻想怪盗団シリーズは三作書くと決まっていました。土台となる蓮ちゃん編、続編へとつなぐための暁悠編、そして最終作となる孫編とある程度考えていたんですね。
その流れの中で、下手に話の流れを変えてしまうと変なことになると思って蓮ちゃんと同じ流れになりました。今思えばもう少し変えてもよかったですね。
さて、最終作の孫編ですがそちらでは結末を二つ書く予定です。私の中では初めての試みですね。
その関係もあり、少し短めになると思います。そちらも楽しみにしていてください。




