14.魔導書7
本日二度目の投稿です。
うんうん、順調にエピソードが進んでいるみたいね。
でも、なんかヒロインちゃん、空回りしっぱなしじゃない? なんだか、蚊帳の外っていうかさ。
転生者じゃなかったのかしら。なのに、攻略対象者全員に近づいているってのはどういうことなの? ビミョーに情報を持っているふうだしさ。
単にスペックが高いイケメンに婚活を仕掛けているのかしら。まあね、婚活は戦ですものね! 情報は重要よ! デッドオアアライブよ!
あら、そこのアナタ、アタシが冗談でも言っているとお思い? 長年いっしょに暮らす人間を選び、選ばれるのよ。きっちり選んで、あとは広い心で接するしかないのよ!
ま、「デッドオアアライブ」は本来、生死を問わずの指名手配って意味だったみたいだけれど。
で、なんの話だったかしら。
そうそう、ヒロインちゃんがなにを考えているかよね。
ああん、じれったいわあ。
もう、セシリアにこっそり連れ出してもらおうかしら。でも、触れられていないと話は聞こえてこないしねえ。
みんなで魔導書に触れながら輪になって話すの?
ヤダ、なに、その妖しい儀式。
楽しそうだわ!
イケメンに触れてもらえるしね! ウフ。
なんで、アタシが事細かに知っているかって思うわよね?
あのね、セシリアって変わり者だと自覚しつつやっていたじゃない? それを評価されたり、話が合ったりしたらどんなふうに感じるかしら?
んでもって、すごいな、って思っていた令嬢と仲良くなれたのよ。
そりゃあ、走って帰って来て、聞いて聞いて!ってなるわよお。
アタシだってヒマなんだもん。いっくらでも聞くわよ。微に入り細に入り聞かされたって、ドンとこいよ!
まあね、たまにいるわよね、日記みたいなメールを送って来るやつ。何食べたかとか、どうでもいいっちゅうねん!
そのうち、どんなふうにハミガキしたかも送って来るんじゃないかしら。
ううん、でも、そろそろ次のエピソードからヤバそうなのがでてくるのよね。
ドレスにジュースかけたり、髪飾りを壊されたってでっち上げるのだって大概だと思うんだけれどね。
ヒロインちゃんのミラクルに対抗して主人公ががっちり周りから守られるって、イイわね!
あのコは気づいていないけれどね。あら、これってアレかしら。無自覚系とかいうやつ。
おニブなセシリアのために、頑張るわ!
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