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第2話:勇者、異世界を散歩する。


まずは鎧を脱がせてもらうことにした。

 

 「すまん。こんなことまで手伝ってもらって。腹が減って力が入らんのだ。」

 「いやいや。あんな大きな音出てたら無理だよね~っておっも!!!!!こんなのずっと来てたん!」

 「そりゃ腹が減って力が出なくなったらぶっ倒れるわ」

 「まぁ確かにそうだなこの鎧だけで5キロくらいあるしな。」

 「5キロ!!力すご! 確かに筋肉ムッキムキだね。胸筋も腹筋もすご~い」

 「って横腹から血出てない!」

 「あぁ なんか出てるな。魔王にやられたんだろ。処置しなくては」

 「え、なんなのこれぐらいは普通ですが感は!」

 「まぁ普通だろ。魔王にやられたらこれ以上だぞ。確か鎧の横のバッグに傷薬と包帯があるはずだ。

  とってほしい。」

 「いや、全然普通じゃないからね!」

 「えっと~多分これかな。はい」

 「何君も普通になじんでるの!」


なんだこの世界はケガをすることが日常茶飯事じゃないのか。平和な世界だな。

その後処置をしてもらいコンビニへ行きながら話すことになった。

 

 「ってどこまで話を聞いたんだっけ」

 「えっとー 確かクローリスがどーたらこーたらっていう話までだったはず。」

 「あぁ クローリスは魔王だ。世界災厄の魔法使いで人々を催眠して従わせ、魔王領配下で働かされ   ていた。そのため、王直々に勇者が任命され魔王を倒すために派遣されていたのだ。」

 「なるほどね。そういう感じね。だからあの格好をしていたのか。」

 「あぁそれで魔王との最終決戦で魔王を討伐しようとしたところいきなり白くなって

  こちらに来ていたわけだ。とりあえず歩いていると魔王の声がしたので突っ込もうとしたら

  力尽きて倒れたというわけだ。」

 「えっ!魔王の声が本当に聞こえたの!聞き間違えじゃなくて?」

 「あぁ何度も聞いていたから聞き間違えることはない。」

 「ちなみにどこの部屋から聞こえたの?」

 「俺が保護されていた部屋の右隣の部屋だな。」

 「えーーーーー!俺の部屋っすか!あぶねーゲーム中に突っ込まれるとこだったー」

 「そーいえば、あなた何者なんですか?なんかファンとかなんとかいってたし。」

 「あーー俺ゲーム実況をやってるんすよ。どーしっていう名前で。」

 「えっ!あのどーし!めっちゃ有名な人じゃん!最近も夕闇海人とコラボしてたし!」

 「はい。そのどーしです。てことはvの夕闇君のファンってことかな?」

 「そうなんです。夕闇君の推しをやって早一年!緑山千沙っていいます。

  一応職業は絵描きです。そーいえばそんなに有名なのになんであんなボロアパートに?」

 「いやこの前の大会で初めて優勝させてもらって人気が出てきたのでそんなにまだ金が入ってないん   すよね。ちなみにどんな名前で活動してるんすか?」

 「えっと~ グリマウですね。」

 「グリマウ。グリマウっとってめっちゃフォロワーさんいるじゃないですか!

  あなたこそ何であんなボロアパートに?」

 「一応まだ学生なんです。だからそんなに仕事も獲れないのと夕闇君に使っちゃうからですかね~」

 「多分大半が後者だろ!」

 「って勇者さん話についていけてないよね~ ごめんね~」

 「いや気にするな。確かにわからんかったが。それにしてもこの世界は分からんものだな。

  月のあかりが消えるものなんだな。」

 「月は明るい間は見えないからね~」

 「いや空の月ではなくそこにも月があるのではないのか。」

 「あれは月じゃなくて街灯だよwww」

 「あれは街灯というのか。街灯とは何だ。

  こっちに来た時に一番に見て一番輝いておったからてっきり月かと思った。」

 「メシアースがいた世界は街灯もなかったの? 街灯ってのは夜に周りが見えないときに

  照らしてくれるものだよ。」


この世界はまだまだ知らないことばかりでとても楽しいな

そんなこといってたらコンビニというところについたらしい。

 

 「ってエンドレス王国の通貨すら使えない鏡の飯屋ではないか!」


まだまだVにはなれそうにないです。

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