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ツメは伸びたら切らないとダメ〜  作者: ともピアノ
7/9

今日は、トーストね

真っ暗な中、小鳥は、一人進んでいる。行く当てもなく進んでいる。スマホのライトで、あれっスマホを置いて来た。後ろを振り返るも、奥まで真っ暗だ。


少しずつ、寒気がして来た。五分程歩くと灯りが見えて来た。お爺さんが床に座り火の番をしている。お嬢さん、こっちにお座りな、身体が冷えたであろう。


北国の冬は辛いぞー、言われるままに床に座る。

わあー温かい、身に染みるー。ドラム缶の火が勢いよく燃えている。


でも、良く燃えてるな、炭なのか、中を見て、ビックリ、私のエレキギターが、燃やされてる、お爺さん、これっ、私の出してよー。


「何言っているのギターはよく燃える物よー、ほら、私のベースも燃やしちゃえ」


「ダメーーーーーーー、中から出すのーーーーーー」


ダメーーーーーー、エレキギター、ベース、燃やしちゃいけない、行けないよーーーーーーーーーーーー。


あれっ、天井が見える、スマホはある、エレキギターは、あった、夢だったのか、夢で、夢で良かった。

キムさんが、横で寝ていた。ありがとうキムさーん。


スマホは、七時か、髪洗って、顔洗う。

一階に降りた。


「小鳥起きた、洗濯物干しといてね、朝ご飯、テーブルにあるからちゃんと食べるのよ、お母さん仕事行くからね、部屋掃除しときなさい」


お母さんは、玄関から声掛けして出て行った。


「うん・・・・」


先ず、髪洗おう、洗面台でシャンプーとリンスで一気に洗って流す。顔を洗って、歯磨きしっかりしてと。

洗濯機から洗濯物を籠に入れて、庭の物干し竿に干した。


棚からキャトフードを出して皿に入れて、足元にいるキムさんにご飯あげる。


朝ご飯、今日はトーストね、焼いてある一枚はピーナツバターが、塗ってある。


お父さん、お母さん、お仕事ご苦労様です、頂きます。

皿には目玉焼きと焼いたハムがある。コーンスープをのんでと。あー朝だな、焼いたパンにピーナッツバターは最高だ。焼けたパンに染み込んで美味しいよ。


玉子焼きちょい塩振ってある。焼きハムも良い。

サラダはシャキシャキキャベツと、トマトだ。

よっし、ゴマドレッシング投入して、上手いぜ。


サラダはすぐ行けるな、何も塗ってない焼いたパンに残りの玉子焼きと、焼きハムと、シャキシャキ、キャベツを乗っけて、頂きます。


最後にコーンスープを飲み干して、両手を合わせてご馳走様でした。コーヒーでも飲もうか、確かタンスに即席のカップコーヒーが、あった。


カップに、コーヒー粉とクリープを入れ、お湯を電気ポットから注いで、カップ用スプーンで混ぜて出来上がり。


うん、良い香りがする、コーヒーを一口、美味しい、朝のコーヒーは、美味しい、目が醒める。

五分程でコーヒーを飲み干した。


流しに洗い物を運んで全部洗い流す。

掃除機掛けよう。一階はいつもお母さんがやってるから良いか。部屋の掃除機を掛けよう。


一階から二階の部屋まで掃除機を運んで、二十分で出来るだろう。床の物をベットに置いて、よっし、良い感じ、良い感じ、部屋が綺麗になって行く。


ベットの下もと、机の下も、あーお掃除ロボットが入れば勝手にやってくれるのにな。それは、贅沢、人間をダメにするぜ。


さあ、掃除終了。スマホは、八時と、九時まで、エレキギターのアルペジオの練習しよう。うー楽しいな、指が魔法の様に動く。軽快だ。


音階練習も色々やろう。練習してると一時間があっという間だ。難しいけど、必要な練習だ。ちょっと指や腕をマッサージして、肩もまわして、終わり。


スマホ、よしっ、九時だな。一時に真由美たちと待ち合わせだから、十二時まで勉強しよう。


勉強机に座って、国語は、漢字ドリルをやろう、難しいな、殆ど分からないやー、頭を掻きながらノートに書き写す。

音読み訓読みの区別が出来てないな。


漢字の送り仮名が間違っているなー。文章読みのカッコ埋めもやろう。よしっ、出来た、終わり。

五分位休憩しよう。作曲を考えよるぞ。


キムさんが、ドアの猫穴から部屋に入って来る。

英語は単語をノートに書き写して、結構書いたな、新しいノート買わないと行けないな。

単語、単語、黒猫のタンゴ、親父ギャグだ。

キムさんが、机に登ってノートの上をうろつく。


キムさーん、ベットに、寝かせる。少し、身体や顔を触ったりして相手する。


本当に、単語は尽きないなー、真由美はどんなして単語覚えてるか聞いてみよう。

よーし、単語対戦だ、暗記してるか、手で、意味を隠して百個、挑戦、ダメ、ダメ、よし、よし、んー、正解が五割か。


ダメ、ダメ、よし、よし、と、百個終わり、やはり、半分正解か。単語は無理だな。無理だ、無理だ。あ、親父ギャグが、喉まで、ストップ、堪えた。ふうふうふう。

五分休憩しよう。作曲じゃー。


数学、あー、こいつか、苦手、文章問題、距離を求めるの、数を求めるの、何グラム必要ですかの、何人いますかの、どれも、式を作るやつ、ふう、苦手、お母さん、いたら、教えて下さい。


いないか、仕事中だもんね。とりあえず問題をよく読んで、そして、説明と答えを見て、ノートに写す。

分からん、分からん、全然分からないよー。先生ー。

いないか。・・・・くうー。


後少し、五分前、三分前、一分前、三十秒、十秒、五、四、三、二、一、あー終わり。真面目な、真面目な、私。

しっかり十二時まで頑張りました。


お昼、お昼ご飯、ラーメン、ラーメン食べよん、そうだ、真由美たちと、マック行くんだった。

支度しよう。水色のシャツにクリーム色のズボンで、財布と鍵、スマホをバッグに入れて、肩から掛けて、よし、準備完了、エレキギターは、いや、荷物になるし、持っていかない。


スマホは、十二時半か、家の戸締り、電気、ガスと確認して、全部良しと。玄関の鍵を閉めて。お母さん、合鍵持ってるもんね。


行こうー、いざマックへー。

キムさん、留守番よろしくね。






















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