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ツメは伸びたら切らないとダメ〜  作者: ともピアノ
2/9

歌う事がすきです。

小鳥はカメラを設置して、前髪を揃えてその前に立ち、音合わせをしている。

時折、口遊む。エレキギターをアンプに繋げて少量の音で

準備を済ませる。

キムさんは、いないな。


イントロは静かに始まって、Aメロ、Bメロと類似さして、サビへの橋渡しから一気に熱く語る感じ、どうかな。やる事沢山あるな。


ふうー、三時間かかったけど、歌になってるかな、皆んな聞いて欲しい、題名は、" 冷たいほどに愛したい " 。


棚から転げ落ちた一冊の本、床で開いたページには愛と言う文字が入り乱れてる。


テーブルの上には愛の文字で語られた詩ノート。


いくつも、いくつも、積み重ねた愛を語りたくて、わざと嘘をついて仕舞う。


ベットから転げ落ちた一冊の本、床で開いたページには恋と言う文字が、溢れてる。


テーブルの上には恋の文字で語られた詩ノート。


たいくつ、たいくつ、積み重ねた恋を見せたくて、わざと、本音が出て仕舞う。


愛、愛と突き進む二人に冷たい雨が通り過ぎて。


恋、恋と行き進む二人に冷たい雨が通り過ぎて。


だから、同じ気持ちの僕らにはいつでも冷たい雨が通り過ぎて。鳴り止む前に言葉を残せなく泣き叫んで。


だから、同じ気持ちの僕らにはいつでも冷たい雨が通り過ぎて。ただ佇む寄りは走り走り高く叫んで。


愛、愛と突き進む二人に冷たい雨が通り過ぎて。


恋、恋と行き進む二人に冷たい雨が通り過ぎて。


だから、同じ気持ちの僕らにはいつでも冷たい雨が通り過ぎて。鳴り止む前に言葉を残せなく泣き叫んで。


だから、同じ気持ちの僕らにはいつでも冷たい雨が通り過ぎて。ただ佇む寄りは走り走り高く叫んで。


そうやって僕らは大人になって行く。


だから、僕らは、愛、愛を語る。


愛、愛と突き進む二人に冷たい雨が通り過ぎて。


恋、恋と行き進む二人に冷たい雨が通り過ぎて。


だから、同じ気持ちの僕らにはいつでも冷たい雨が通り過ぎて。鳴り止む前に言葉を残せなく泣き叫んで。


だから、同じ気持ちの僕らにはいつでも冷たい雨が通り過ぎて。ただ佇む寄りは走り走り高く叫んで。


どうだろう、結果は、ちょっと単純過ぎたかな、愛、愛、うるさかったかな、メロディーとしては、引き込めると、自信があったのたに、歌詞をもっと、勉強しないとな。


動画チェックしないと、ダメ出しして、次に繋げないとな。歌声は、声が少量だけど、サビはしっかり歌えてるな。


あっ着信、「・・・・」


「小鳥ー、見たよ生配信動画、ちょっとあんた緊張してたよー、

曲は良かったけど、歌詞が分かり難かったね、でも、良かったよー、" イイね " したよ」


「真由美ー、そう、そう、ダメね、良いよ、ありがとう、うん、頑張る」


若桜真由美、十四歳、黒髪で短髪の、しっかりとした眉に、細めで切れ長の黒目に目鼻立ちの整った口が広い、スラットした体型をしている。


「元気ー、小鳥、また作れば良いんだから、小鳥には才能あると思うよ、何曲作ったけ」


「・・・・百曲」


「凄いじゃない、そんだけ作れたら、コンサートが開けるよー、あー、ごめん外はダメだったねー、・・・・駅前でライブとかしたら良いのになあー」


「ダメ、無理だよ」


「あっ、ごめん、ごめん、無理言っちゃったね、それよか

曲思いついたから送っといたよ、コードが、ちょっとキツイかも、良かったら参考にして」


「ありがとう、じゃ」


「またね」


ふうー、電話は疲れるねー、相手が見えないから、どんな顔してるか分からない、でも、テレビ電話は恥ずかしい。


ちょっと、真由美からの動画を確認しないとな、パソコンからメールを確認して動画をセットして、見てみるか。


真由美がキーボードを弾いて曲を演奏している。

少し、リズムが、激しいな、コードが、ちょっと多過ぎるな、ララララララララー、息継ぎがしずらいな、ブレスのタイミングが掴めない。


ギターを手に取り弾いてみる、少し、コードを減らして、同じコード進行を重ねて、ゆったりし過ぎてないか、ララララ、ララ、ララララ、うん、ブレス出来そうだな。


何度も練習だ、コード進行にブレがないように、指もしっかり弦を押さえて、あー歌いたい、どんな歌詞が出来るんだ。


今度は、テーマはどうしよう、恋愛は入れるけど、友情も良いかな、何の言葉を多く使うか、年代は、季節も大事だな。


春から夏にかけてとか、秋の気配とか、シンとした冬の街中なんかも良いな。風の通り道みたいな、音が聞こえて来そうだな。


あーお腹すいたな、お母さん、何か作ってないかな。七時か、一階降りて冷蔵庫見てみよう。

キムさん、階段で寝てたのか、階段で、寝るの好きだもんな。


冷蔵庫には、飲料水に、仕込んだ野菜が入ったタッパーが何個もあり、その中に、皿に乗せられた物がある。


これね、グラタンか、電子レンジで温めてと三分くらいかな、グラタンで曲を浮かべて見て、チーズか、フワフワ、トロトロ、ねっとり、難しいなー。


うわー、あっちち、温め過ぎたかな、お茶を飲もう。

冷蔵庫からお茶を取って、コップを棚から取り出して、一口飲む。


キムさん、ご飯食べよう。棚からキャトフードを出して皿に入れる。キムさーん、キムさーん、階段から跳び起きて鳴きながらキャトフードをテーブルの下で食べる。


美味しいー、はふはふ、あったかい、グラタンは、腹に溜まるな、ゆっくり食べよう。十分程で、グラタンを食べ終わった。


お茶を飲み干して、皿洗いしよう、洗剤をスポンジに付けて流しで洗い落として、終わりと。


よーし、部屋に入って、練習だ。今日の練習は。


電話だ、「・・・・」


「小鳥ー、出て来いよー、今、駅前で、弾き語りやってるみたいだから、一緒に見ようよー」


「うん、待ってて」


小鳥の家は駅から五分程の場所にある。


小鳥は、半シャツに長ズボンの格好をして駅前に向かった。


少し早走りで、向かって行く。























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