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プロローグ

この度ノリで連載を開始させて頂きました赤木々雨綴(あかきぎうつづ)と申します

不定期更新になってしまうかと思いますが何卒よろしくお願いします

楽しんでいただけると嬉しいです


10/6 サブタイトル等の仕様に気付き修正しました

お恥ずかしい限りです

俺の名前は守仁(しゅじん) (こう)


俺の人生における主人公だ

まぁ主人公なんて名前とは反対で彼女も友達もいない

自分でも可愛そうだなと思うような人生を送っている高校生だ


毎日学校に通い、家に帰って、適当にゲームやったり本を読んだりしながら過ごして寝る

ただ生きているだけの人生

そんな一般的なモブキャラだ


「コンビニでも行くか........」

こんなモブキャラでも夜中に腹が減ることもある

もしかしたら腹が減ってふと立ち寄ったコンビニの前で運命の美少女に会えるかもしれない

そんなことは普通にないなと苦笑いしつつ自転車に跨り、夜の街へ繰り出す


「〜♪〜♪」

夜中に出かけるのは好きだ

いつも通ってる道でも非日常感がある

鼻唄を口ずさみたくなるくらい上機嫌になっても仕方ない


「今日は月が綺麗だな」

誰に言うでもなく呟く

お、今のちょっと主人公っぽいなと馬鹿なことを考えていると


《プップー》

大きなクラクションの音とともに襲ってくる衝撃

どうやら車に轢かれたらしい

さっきまで自転車に乗ってた俺は宙に舞い地面に叩きつけられる

身体から急速に失われていく体温

ああ、俺死ぬんだろうな.......


「っ.......大丈夫か君?!きゅ、救急車を呼ばないと.......」

車から慌てた様子でそこそこ歳行ったおじさんが出てくる

お互いの不注意だったと思うけどこのおじさんには悪いことしたな........

つまんない人生だったなぁ

せめて彼女くらい欲しかった

そんな事を思いながら俺の意識はブラックアウトした


◇◆◇◆◇◆◇◆◇


目が覚めると真っ白な空間に寝転がっていた

距離感が全く掴めないくらいに真っ白な空間だった

あれ、俺確か車に轢かれてそれで、それでどうしたんだっけ?

ここは病院って訳でもなさげだけど

とりあえず


「知らない天井だ........」

人生で一回は言ってみたかったセリフを言うことに成功した俺は身体を起こしつつ小さくガッツポーズをとる


「もうお前の人生終わってるんじゃけどな」

急に後ろから声をかけられビクッとしたあと振り返る

俺の後ろにはいつのまにかサンタクロースみたいに白いヒゲのおじいさんが立っていた


「人生が終わったってどういう........」

ほとんど反射的に問いかける


「そのまんまの意味じゃよ、お前は車に轢かれて死んだ」

ふぉっふぉっふぉとでも笑い出しそうな笑顔で衝撃的な事実を明かしてくるおじいさん


「しかし可哀想なやつじゃのぉ。守仁光、17歳、友達ナシ、彼女いない歴=年齢、小学生の頃から名前が原因でいじめられーー」

おじいさんはどこからか取り出した紙を読み上げた


「ちょ、ちょっと待ってください!なんでそんな事知って」

知らない人に彼女いない歴=年齢とか言われたくない


「だってワシ、神様じゃし」

そんな当たり前だろ?みたいな顔されてもわかりません


「ワシは神様で、お前の人生があまりにもあんまりなんで転生でもさせてやろうかと思ってな」

ん?今なんて言った?

転生?転生ってあの?


「その転生じゃ」


「心を読まないでください」


「神様じゃからな、これくらい当然じゃ。それじゃ転生させるぞ」

肩を回し気合い十分な様子の神様


「え?もうですか?こういうのって魔王がどうとかそういう設定があったりするんじゃ!説明して貰わないとーー」


「そんな設定はお前には重すぎるじゃろ」

なるほど一理ある


「心配しなくても異性にモテるようなチート能力くらいくれてやるわい、せいぜいワシを楽しませてくれよ」

異性にモテる!?

べ、別にモテたいとか思ってねぇし!?

心の中で必死に言い訳をしていると足元に大きな穴がぽっかりあいた


「う、うわあああああああああ」

急に地面にあいた大穴に吸い込まれるように落ちていく俺


「まぁ異世界ライフ楽しめよ」

頭の中に響く神様の声

こうして俺の第二の人生が始まった

最後まで読んでいただきありがとうございます


感想や誤字報告などお待ちしております

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