7月1日
7月1日
遂に今日、あの人が私の元から一ヶ月も離れしまうことになってしまった。
私を残して…
今までずっと居てくれたのに。
振り返れば、それはもう10年以上前のことになるんだね。
私が3歳になった時にあの人は私の世話係りとして私の傍に来てくれた。
そう、それが私とあの人の運命の出会い。
当時からわがままな私に付きっきりで、めんどくさそうな表情をしても最後には付き添ってくれるあの不器用な優しさ。
それは今でも変わらず不器用なまま。
けど、そんなところも愛らしい。
大きくなるにつれて、周りの私への態度はどんどん変わっていった。
私は女の子から女になっていった。
そして男の子も次第に男となっていき、私のことを邪な気持ちで見てくるようになった。
学校では先生まで私を下品な目で見てくる時もある。
けど、あの人だけは私を『私』として接してくれる。
昔と変わらず。
見た目など関係なく私を見守ってくれた。
だから恋をしてしまうことも必然だったに違いない。
恋を幼いころから知ることができた私はある意味災難だったかもしれない。
けど、あの人を好きになれたことは私にとって最高の出来事だ。
恋愛下手な私は今でもあの人の前では、どうしてもつんけんしてしまう。
好きな人にはいじわるしたくなるとよく言うが、私にはそれがすごいわかる。
だってあの人の動作すべてがはとても愛しいから。
常に一緒に暮らすことが当たり前だと思っていた。
だから超長期休暇も私と一緒に過ごしてくれると思っていた。
しかし、あの人は休みの間はこの家から出ると言ったのだ。
この時私は焦りを初めて経験した。
私は必死に止めた。
あの人の休みをなくそうとしてまで止めようとした。
だって4,5日会えなかっただけでも不安になるのに1ヶ月も離れ離れになるなんて正気の沙汰じゃない。
心が押しつぶされそうになってしまう。
本当は嫌だったけど私自身のため、あの人の怒鳴ってしまうくらい声をあげてしまった。
しかし私の抵抗は儚くも無駄に終わり、つい先ほどあの人はこの家を出て行ってしまった。
私以外の家族はそれを笑顔で送り出した。
なんで?
みんなはあの人がいなくなって嬉しいのだろうか。
私はこんなにも寂しくて…
寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて
寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて
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さ び し く て